礼拝でのお話
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シティーチャーチ
メッセージ20091004
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心の目がはっきり見えるようになって
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28 すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
29 わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
30 わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」 
マタイの福音書11章28−30節
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<祈り>

皆さんおはようございます。
聖なる聖なる聖なる主を称えます。
主は、私たちの心の目を開き、真理を教えてくださる方。
真理の中で導かれる方です。
この方を覚えて、御言葉を共に聞いて参りましょう。

さて、では、いつものように聖書の通読箇所から見てまいりましょう。

今週の聖書の通読箇所は、
旧約聖書がイザヤ書、新約聖書がガラテヤ人への手紙からエペソ人への手紙です。
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聖書通読箇所
10月4日(日)[ ]イザ25-27 /[ ]ガラ5
10月5日(月)[ ]イザ28-29 /[ ]ガラ6
10月6日(火)[ ]イザ30-31 /[ ]エペ1
10月7日(水)[ ]イザ32-34 /[ ]エペ2
10月8日(木)[ ]イザ35-37 /[ ]エペ3
10月9日(金)[ ]イザ38-40 /[ ]エペ4
10月10日(土)[ ]イザ41-42 /[ ]エペ5
10月11日(日)[ ]イザ43-44 /[ ]エペ6
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イザヤ書は、前回もお話しましたように、
聖書の中の聖書といわれるところです。
イエス様についての預言がなされ、旧約と新約を結ぶ橋でもあります。
しかし、イスラエルに対する厳しい裁きの書かれた書でもあります。
私たちの信仰を悔い改める上でも大切なところです。
ぜひ、お読み下さい。
また、新約、ガラテヤ人への手紙は、信仰について書かれた、もっともわかりやすい解説書です。
そして、続くエペソ人への手紙。
こちらは、お話の中で見てまいりましょう。

では、今日はそのエペソ人への手紙の中から
1章を見てまいりましょう。
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【 聖書箇所 】 エペソ人への手紙1章11-21節
・新改訳Up341(贈呈p298英対p569)
・新改訳Vp373英対p415(贈呈p340)・口語訳p301
・新共同訳p352 (贈呈p352英対p528)
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では、司会者お願いします。
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【 聖書箇所のテキスト 】
エペソ人への手紙1章11-21節
1:11 私たちは彼にあって御国を受け継ぐ者ともなったのです。私たちは、みこころによりご計画のままをみな実現される方の目的に従って、このようにあらかじめ定められていたのです。
1:12 それは、前からキリストに望みをおいていた私たちが、神の栄光をほめたたえる者となるためです。
1:13 またあなたがたも、キリストにあって、真理のことば、すなわちあなたがたの救いの福音を聞き、またそれを信じたことによって、約束の聖霊をもって証印を押されました。
1:14 聖霊は私たちが御国を受け継ぐことの保証であられます。これは神の民の贖いのためであり、神の栄光がほめたたえられるためです。
1:15 こういうわけで、私は主イエスに対するあなたがたの信仰と、すべての聖徒に対する愛とを聞いて、
1:16 あなたがたのために絶えず感謝をささげ、あなたがたのことを覚えて祈っています。
1:17 どうか、私たちの主イエス・キリストの神、すなわち栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。
1:18 また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、
1:19 また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。
1:20 神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、
1:21 すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。
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次に主題聖句をいいましょう。
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【 主題聖句 】
どうか、私たちの主イエス・キリストの神、すなわち栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。
エペソ人への手紙1章17節
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では、このところから、
「心の目がはっきり見えるようになって」
と題しまして、御言葉を見てまいりたいと思います。

さて、今回からエペソ人への手紙へと入って参ります。
エペソ人への手紙1章1節にこうかいてあります。
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神のみこころによるキリスト・イエスの使徒パウロから、キリスト・イエスにある忠実なエペソの聖徒たちへ。
エペソ人への手紙1章1節
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このエペソは、新約聖書において、何度も出てくる重要な地です。

聖書の最後、ヨハネの黙示録にも、七つの教会の最初に出てきます。
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その声はこう言った。「あなたの見ることを巻き物にしるして、七つの教会、すなわち、エペソ、スミルナ、ペルガモ、テアテラ、サルデス、フィラデルフィヤ、ラオデキヤに送りなさい。」
ヨハネの黙示録1章11節
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この七つの教会。
黙示録は不思議な書物なので、いろいろな説が言われるのですが、パウロたちが宣教した、今のトルコ地方にある実際の町の名前です。

その中のエペソについて、使徒の働きにはこう書いてあります。
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19 彼らがエペソに着くと、パウロはふたりをそこに残し、自分だけ会堂にはいって、ユダヤ人たちと論じた。
20 人々は、もっと長くとどまるように頼んだが、彼は聞き入れないで、
21 「神のみこころなら、またあなたがたのところに帰って来ます。」と言って別れを告げ、エペソから船出した。
使徒の働き18章19-21節
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これが、パウロの最初のエペソへの訪問であったようです。
そのとき、人々は、パウロの話をもっと聞きたいと感じました。
彼らの中には、御言葉への飢え渇きがありました。
この後も、何度も、このエペソの人々との間には、交流があり、福音はエペソに根ざし、そして、教会が立てあげられていったのです。

このエペソに対し、パウロは手紙を書きました。

ところで、この手紙が書かれたとき、パウロは、獄中にいたと言われます。
そのことが、以下の箇所からわかります。
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こういうわけで、あなたがた異邦人のためにキリスト・イエスの囚人となった私パウロが言います。
エペソ人への手紙3章1節
私は鎖につながれて、福音のために大使の役を果たしています。鎖につながれていても、語るべきことを大胆に語れるように、祈ってください。
エペソ人への手紙6章20節
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3章1節だけ見ると、パウロが、キリストの僕であることを示しているのだと思われるかも知れませんが、
6章20節では、はっきりと鎖につながれていることが書かれています。
そういうことで、この書は
ピリピ人への手紙,コロサイ人への手紙,ピレモンへの手紙とあわせて、獄中書簡とも言われます。

このパウロが、獄中から書いた手紙。
エペソ人への手紙の内容は、具体的な信者の生活のあり方、そして、教会の姿、霊の戦いといった事柄に及びます。
しかし、このエペソ人への手紙をそのまま読んで、一番感じることは、神の偉大さ、その恵みの素晴らしさではないでしょうか?
パウロが感じている神の偉大さ、恵みの大きさ、それが、手紙の中の言葉から伝わってきます。
是非エペソ人への手紙を読み、それぞれにご自分でそのことを感じていただければと思います。

さて、エペソ人への手紙1章15節から見るとこうあります。
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15 こういうわけで、私は主イエスに対するあなたがたの信仰と、すべての聖徒に対する愛とを聞いて、
16 あなたがたのために絶えず感謝をささげ、あなたがたのことを覚えて祈っています。
エペソ人への手紙1章15-16節
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エペソの人々の信仰、そして、全ての聖徒に対する愛を聞いたパウロが、神様に感謝するほどであったとわかります。

黙示録でも、こう書いてあります。
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1 エペソにある教会の御使いに書き送れ。『右手に七つの星を持つ方、七つの金の燭台の間を歩く方が言われる。
2 「わたしは、あなたの行ないとあなたの労苦と忍耐を知っている。また、あなたが、悪い者たちをがまんすることができず、使徒と自称しているが実はそうでない者たちをためして、その偽りを見抜いたことも知って
いる。
3 あなたはよく忍耐して、わたしの名のために耐え忍び、疲れたことがなかった。
4 しかし、あなたには非難すべきことがある。あなたは初めの愛から離れてしまった。
ヨハネの黙示録2章1-4節
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ここには、エペソの人々の信仰による労苦と忍耐がかかれています。
それはまた、信仰の表れとしてのしっかりとした行動でした。

ところが、最後に初めの愛から離れたと書かれております。
エペソの人々は、行いにおいてしっかりとしていました。
ところが、だんだんに、神様の愛から、神様との心のふれあいから離れてしまっていたのです。

これは、わたしたち教会にも同じ事がいえます。
教会につどっているから、聖書をよんでいるから、祈っているから。
そのことがただの習慣になっている。
それらが習慣になることは大切です。
習慣は信仰生活を守ります。

でも、それでも、それらの事一つ一つが心から出なければ、次第に心は乾いてきます。
ここで、エペソの人々に語られた主は、私たちにも語っておられます。

初めの愛から離れてしまった。
主は悔い改めを迫っておられますが、それは、信じるものとの関係を取り戻したい主の愛のゆえです。

主を信じているエペソの人々のためにパウロは祈ります。
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17 どうか、私たちの主イエス・キリストの神、すなわち栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。
18 また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、
19 また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。
エペソ人への手紙1章17-19節
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これは、非常に大切な祈りです。

まず、聖霊様が与えられる事を祈っています。
皆さん。神様の事、霊の事は、聖霊様によらなければ知ることは出来ません。
いや、本来人間は、全ての歩みにおいて、聖霊様によらなければならないのです。

主は、知恵と啓示の御霊。聖霊様を与えてくださいます。

この神の霊を受けて私たちは歩むのです。
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 イエスは答えられた。「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、水と御霊によって生まれなければ、神の国にはいることができません。
  ヨハネの福音書3章5節
 私は言います。御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。
  ガラテヤ人への手紙5章16節
 しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。
  ヨハネの福音書14章26節
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さて、この知恵と啓示の御霊によって、わたしたちは、何を知るのでしょうか?
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18 また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、
19 また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。
エペソ人への手紙1章18-19節
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聖霊様が与えられる事。
心の目がはっきり見えるようになること。
パウロの祈りはこの二つです。

そして、心の目が見えるとどうなるか。
心の目すなわち霊の目が開かれると、
私たちは、
・神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、
・聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、
・神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるか
これらを知ることが出来ます。

では、それはどんなものでしょうか?

その中で、神の全能の力の働きの一端が、続く箇所にかかれているのです。
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20 神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、
21 すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。
エペソ人への手紙1章20-21節
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ここで、神様は、キリストを死者の中から蘇らせたと書かれています。

皆さん。イエス様は、何をされましたか?
神様は、この世を愛し、世にある人々が、滅びる事を望まず。イエス様をあたえてくださいました。
それは、イエス様が私たちの罪の身代わりに死ぬ事で、私たちが救われる為でした。
その救いとは、神との和解。
罪によって地獄にいくしかなかった私たちが、罪が赦され、神の子とされ、天国にいくことが出来るようになるというものでした。

あなたが、どんなに悪くても、ただ、この神の恵みによって私たちは救われ天国に行く事ができる。
ちょうど、このエペソ人への手紙にはこのことが書いてあります。
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あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。
エペソ人への手紙2章8節
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イエス様は、私たちに恵みによるところの、この救いを与えるために身代わりに死んで下さったのです。
そして、イエス様は三日目に蘇られました。それは、神様の力によりました。
なぜ、イエス様が蘇る事が出来たのか、それは、律法を完全に守られ、友のために、いや、敵のために死ぬと言う完全な愛をしめされ、死にまでも従われたからです。
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8 キリストは人としての性質をもって現われ、自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われたのです。
9 それゆえ、神は、キリストを高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました。
ピリピ人への手紙2章8-9節
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ナルニア国物語のライオンと魔女を見られた方はおられるでしょうか?
あの物語は、CSルイスというクリスチャンの作家が、子どもたちに聖書の教えを伝えるために書いたものです。

あのなかで、アスランというライオンは、裏切った子どもの変わりに死にます。
ところが、その友のために死ぬと言うことのためにライオンは蘇ったのです。
あれは、イエス様の復活を教えています。

完全に、神様に従うもの、罪の無いもの、愛によって行動するものを、神様は、地獄に置く事が出来ません。
ですから、神様はイエス様を蘇らせて下さったのです。

こうして、イエス様は、罪と死に勝利されました。
人間を支配していた、最も大きな問題、死も、罪も、このイエス様の十字架によって打ち砕かれたのです。

そして、神様は、このイエス様を天に上げ、ご自分の右につかせ、支配権威権力、主権、すべての名の上におかれました。
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20 神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、
21 すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。
エペソ人への手紙1章20-21節
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そして、この方が、私たちと共におられるのです。

このイエス様の偉大な権威。
この地上に、何も、イエス様に勝るものはありません。
全てがイエス様の下に置かれているのです。

そして、この権威は、私達と無関係ではありません。

この権威は、教会に、イエス様を信じるものに、与えられています。

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22 また、神は、いっさいのものをキリストの足の下に従わせ、いっさいのものの上に立つかしらであるキリストを、教会にお与えになりました。
23 教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです。
エペソ人への手紙1章22-23節
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皆さん。
このイエス様が、私達とともにおれるのです。
それは、肉の目には見えません。

しかし、あなたの霊の目がひらかれるなら、そのことがわかります。
心の目、霊の目が開かれるために、私たちは、聖書を読みましょう。そして、祈りましょう。

<祈り>

[[祈りの課題]]・御言葉への応答・イスラエル・エルサレムの為。
・母教会グレイスチャペル、近隣の教会の為。八幡の教会の事件で傷ついた人々の為。
・東邦ビル、牧野、枚方、京阪沿線、淀川と流域の町々、関西、日本、世界の為。
 (テロからの守りの為に。テロリスト達が悔い改める為に)
・日本の政治が正しく行われるように。
・台風、ハリケーン、地震、津波等の自然災害、事故、テロの被害者の為。対策と復興の為に。
・主がこの日本の子ども達と子ども達にかかわる人々を守って下さる様に。
・シティーチャーチの為、問題を抱えた人々の為、この群れの子どもたちの為。




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シティーチャーチメッセージ20091004 心の目がはっきり見えるようになって
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