礼拝でのお話
テキスト版
画像がある場合は
クリックすると
表示されます
※携帯で表示できない
物もありますので
ご了承下さい
トップページへ




−−−−−−−−−−
シティーチャーチ
メッセージ20080316
−−−−−−−−−−
おことばどおり 
−−−−−−−−−−
【 内容 】 御言葉を信じる幸い
−−−−−−−−−−

++++++++++
11:28 すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
11:29 わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
11:30 わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」 
マタイの福音書11章28−30節
++++++++++

<祈り>

皆さんおはようございます。
聖なる聖なる聖なる主を称えます。
主は天と地の造り主、全能者、全てを治めておられるかたです。
この方に不可能はありません。この方を覚えて、御言葉を聞いて参りましょう。
さて、今日は棕櫚の日曜日です。

この日は、人々が、エルサレムに来られたイエス様を大歓迎した日です。
この日、イエス様は、馬ではなく、ロバに乗って来られました。
それは、この御言葉によります。
++++++++++
シオンの娘よ。大いに喜べ。エルサレムの娘よ。喜び叫べ。見よ。あなたの王があなたのところに来られる。この方は正しい方で、救いを賜わり、柔和で、ろばに乗られる。それも、雌ろばの子の子ろばに。
ゼカリヤ書9章9節
++++++++++

それは、この王の謙りを教えています。
一般に、王様は馬に乗ります。そして、馬は背の高い動物です。
馬に乗った王様は人々を見下ろしながら進んでいきます。

しかし、ロバの背は低いです。ですからロバに乗ったイエス様は、人々とおなじ目線で、進んで行かれました。

人々は、そのイエス様の行かれる道に、上着をしき、木の葉をしいて歓迎したのです。
前回もいいましたが、これが、棕櫚です。
実際は、この棕櫚と訳されたものは、ナツメヤシだったとも言われますが、私など、それだけを見たらどちらかわかりません。
とにかく、人々は、イエス様の道を整えるために、棕櫚をしき、上着を敷いたのです。

このとき、人々がイエスさまにかけた声は、「ホサナ」となっています。
++++++++++
しゅろの木の枝を取って、出迎えのために出て行った。そして大声で叫んだ。「ホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。イスラエルの王に。」
ヨハネの福音書12章13節
++++++++++

「ホサナ」は、お救い下さいという意味で、救い主に対する呼びかけの言葉です。
彼らは、イエス様を救い主として歓迎したのです。

しかし、その歓迎の叫びは、一週間もたたない間に、殺してしまえという叫びに変わります。

イエス様は、その十字架に向けて、進んでおられました。

このイエス様を心から礼拝しましょう。

では、いつものように、聖書の通読箇所から見たいと思います。
今週の聖書通読箇所は、
旧約聖書が、申命記。
新約聖書が、今日でマルコが終わり、ルカの福音書です。

申命記は、ぎっしりと律法が凝縮された所です。
14章には、食べ物の規定。
よく言われる、ユダヤ人は豚を食べないという事も、ここには書かれています。
また、十分の一のささげ物についても書かれています。
一箇所だけ、引用したいと思いますが、22章にこういう御言葉があります。

++++++++++
あなたの同族の者の牛または羊が迷っているのを見て、知らぬふりをしていてはならない。あなたの同族の者のところへそれを必ず連れ戻さなければならない。
申命記22章1節
++++++++++
ここで、神様が、私達の心を見ておられる事がわかります。
私たちは、いやな事を、見ない振りをする事が無いでしょうか?
しかし、主は、知らぬふりをしてはならないと言われます。

律法は、行いについての規定のように思われます。しかし、良くそれを読むと、神様が求めておられるのは心なのだとわかります。
心を尽くして、主に使えさせていただきましょう。

ルカの福音書は、後で見て行きたいと思います。

皆さん。聖書を読みましょう。
一日一節でも、一行でも読みましょう。
そして、できれば、通読表に沿って御読み下さい。

バイブルQはこうです。
−−−−−−−−−−
【 【 【 先週のバイブルQの答え・聖書箇所 】 】 】
旧約:イスラエルは、どうすれば、命を得、約束の地を得る事が出来ますか?
新約:主は、あらかじめ、よみがえってから、どこに行くと言われましたか?

 【 バイブルQの答え・聖書箇所 】
旧約:おきてと定めを聞く。(申命記4章1節)
新約:ガリラヤ。(マルコの福音書14章28節)

 【 バイブルQ 】
旧約:律法に定められた、のがれの町は誰がのがれる為の町でしたか?
新約:エリサベツの生んだ子は何という名になりましたか?
−−−−−−−−−−

主は、申命記の中で、聞きなさいイスラエルと言われます。
そして、このおきてと定めを聞く事が、命を得ることだと書かれています。

また、イエス様は、よみがえられたのち、ガリラヤへ行くといわれました。
イエス様は、復活された後、ガリラヤで弟子たちと合い、弟子たちを励まされました。

次のバイブルQも探しておいてください。

では、本日の聖書箇所をお読みいただきましょう。
本日の聖書箇所は、ルカの福音書1章です。

++++++++++
【 聖書箇所 】ルカの福音書1章35-45節
・新改訳Up97(贈呈p87英対p160)
・新改訳Vp106(贈呈p100)・口語訳p83
・新共同訳p100 (贈呈p100英対p155)
++++++++++

では、司会者お願いします。

++++++++++
【 聖書箇所のテキスト 】
1:35 御使いは答えて言った。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。
1:36 ご覧なさい。あなたの親類のエリサベツも、あの年になって男の子を宿しています。不妊の女といわれていた人なのに、今はもう六か月です。
1:37 神にとって不可能なことは一つもありません。」
1:38 マリヤは言った。「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」こうして御使いは彼女から去って行った。
1:39 そのころ、マリヤは立って、山地にあるユダの町に急いだ。
1:40 そしてザカリヤの家に行って、エリサベツにあいさつした。
1:41 エリサベツがマリヤのあいさつを聞いたとき、子が胎内でおどり、エリサベツは聖霊に満たされた。
1:42 そして大声をあげて言った。「あなたは女の中の祝福された方。あなたの胎の実も祝福されています。
1:43 私の主の母が私のところに来られるとは、何ということでしょう。
1:44 ほんとうに、あなたのあいさつの声が私の耳にはいったとき、私の胎内で子どもが喜んでおどりました。
1:45 主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなことでしょう。」
++++++++++

では、続いて、主題聖句をいいましょう。
まずは、教会学校の皆さんお願いします。

<あんしょう>

では、皆さんで言いましょう。

++++++++++
【 主題聖句 】
神にとって不可能なことは一つもありません。
ルカの福音書1章37節
++++++++++

では、このところから、
「 おことばどおり 」
と題しまして、御言葉を見てまいりましょう。

さて、今回から、ルカの福音書に入ります。

このルカについて、こう書いてあります。
++++++++++
愛する医者ルカ、それにデマスが、あなたがたによろしくと言っています。
コロサイ人への手紙4章14節
++++++++++

このルカは医者であったようです。
当時の医者が行う治療は、いまと随分違っていたと考えられますが、それでも、医者であったルカは、学識の豊かな人物であったようです。
それで、ルカの書いた福音書も、非常に細やかな描写がなされています。
このルカは、この福音書に加えて、使徒の働きも書いています。

ルカの福音書は、その書き出しはこうなっています。

++++++++++
1 私たちの間ですでに確信されている出来事については、(V.2挿入)多くの人が記事にまとめて書き上げようと、すでに試みておりますので、
2 初めからの目撃者で、みことばに仕える者となった人々が、私たちに伝えたそのとおりを、
3 私も、すべてのことを初めから綿密に調べておりますから、あなたのために、順序を立てて書いて差し上げるのがよいと思います。尊敬するテオピロ殿。
4 それによって、すでに教えを受けられた事がらが正確な事実であることを、よくわかっていただきたいと存じます。
ルカの福音書1章1-4節
++++++++++

ここで、ルカが、何の為にこの書を書いたかがわかります。
そして、この書が、もともと、テオピロという人物に当てたものだとわかります。

ご存知のように、使徒の働きも、書き出しはこうなっていて、これが、テオピロへの書だとわかります。

++++++++++
1 テオピロよ。私は前の書で、イエスが行ない始め、教え始められたすべてのことについて書き、
2 お選びになった使徒たちに聖霊によって命じてから、天に上げられた日のことにまで及びました。
使徒の働き1章1-2節
++++++++++

これらの書は、ルカがイエスさまについて、たった一人のテオピロという人物に伝えるために書かれたのです。
ルカの福音書も、使徒の働きも、決して短い文章ではありません。
それらが、たった一人の人の為に書かれたと思うと、一人の魂に対する情熱の深さを感じます。

しかし、その一人の魂への情熱、一人の人への愛によって書かれたこの書が、今も、多くの人々に、神様の愛を伝えているのです。

さて、そのようなルカの福音書ですが、イエス様のことからでなく、時間を追って、イエス様の前に神様が遣わされた、バプテスマのヨハネに関わる話しから始まります。

年老いて子どもの無かった祭司ゼカリヤ、その妻エリサベツに主は子どもをお与えになります。
その後、神様は、マリヤのところにガブリエルを遣わされます。

昨年の終わり、マリアという映画がありました。
何人かの方は、劇場に行って下さいました。
あまり観客を動員出来なかったようで、短い期間で終わってしまいましたが、非常に綺麗なマリアとヨセフの物語でした。
あの映画の出来事は、そのまま、今回のお話の箇所です。

マリアの前に、ガブリエルが現れて、おめでとうと語りかける。
しかし、マリアにとっては、何の事かわかりません。
ガブリエルは、マリヤが救い主の母となる事を伝えます。

ユダヤ人は、ずっと救い主を待ち望んでいました。
その救い主の母となる事は、ユダヤ人の女性としては、名誉な事であったかも知れません。
しかし、マリヤはまだ結婚もしていません。

そんなマリアの所に、ガブリエルはやってきて、子どもを生むと告げたのです。
結婚もしていないのに、子どもが生まれる。それは、信じられません。

ですから、彼女は
「どうしてそのようなことになりえましょう。」
といっています。

これに対して、 御使いが答えたのがこれです。

++++++++++
1:35 御使いは答えて言った。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。
1:36 ご覧なさい。あなたの親類のエリサベツも、あの年になって男の子を宿しています。不妊の女といわれていた人なのに、今はもう六か月です。
1:37 神にとって不可能なことは一つもありません。」
ルカの福音書1章35-37節
++++++++++

マリヤはこのことを受け止めます。

日本では、いろいろな事が混乱していて、結婚して子どもが出来るのではなく、子どもが出来たら結婚するつもりでしたと平気でいう方もおられます。
しかし、ユダヤの世界で結婚せずに子どもが生まれるというのは大変な事です。
そういう女性は、石打ちにされて、殺されてしまうのです。

だから、マリヤに子どもが生まれると、マリアは罪を犯したといって殺されてしまうかもしれません。
マリヤは大変な危険の中に置かれました。しかし、彼女はそれでも、主に信頼しました。
主が子どもを生むと言われたのだから、主がその事を守って下さる。

マリヤは答えます。
++++++++++
マリヤは言った。「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」こうして御使いは彼女から去って行った。
ルカの福音書1章38節
++++++++++

神様を信じ、神の言葉を信じ、まだ見ないものを御言葉のゆえに受け止める。
その事を、主は喜ばれます。

しかし救い主を生むという大きな働きの前に、まだ、若いマリヤには、信仰を励ますものが必要でした。
神様は、そのためにも、バプテスマのヨハネを用意されました。その誕生そのものが、救い主の母を励ましたのです。
++++++++++
1:35 御使いは答えて言った。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。
1:36 ご覧なさい。あなたの親類のエリサベツも、あの年になって男の子を宿しています。不妊の女といわれていた人なのに、今はもう六か月です。
1:37 神にとって不可能なことは一つもありません。」
ルカの福音書1章35-37節
++++++++++

神様のなさることは、時にかなって美しいと書いてありますが、主は全てをあい働かせて益とされます。
全てを治め、導く事の出来る方です。
++++++++++
神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠への思いを与えられた。しかし、人は、神が行なわれるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。
伝道者の書3章11節
++++++++++

この方のなさることは、私達の思いを越えています。
それゆえ、私たちは、ただ、この方に従っていかなければならないのです。

ところで、このマリヤの祈りで思い出すのは、イエス様のゲッセマネの祈りです。
++++++++++
「父よ。みこころならば、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの願いではなく、みこころのとおりにしてください。」
ルカの福音書22章42節
++++++++++
イエス様の母であったマリヤは、父なる神様の御心の通り、十字架を受け止められたイエス様と同じように、自分の安全よりも、主のみこころを選んだのです。

みなさん。
あなたに主は何を語りかけられるでしょうか?

聖書は、互いに愛しあうようにと言います。
しかし、主は、もっと具体的に、この人を愛せ、このことをなせと語っておられないでしょうか?

あなたは、それに逆らっておられませんか?

主は、私達の心を見ておられます。ちょうどルカが一人の人に手紙を書いたように、私達の前に、主は必要のある人を置いておられるかも知れません。
隣人を愛し、互いにあいしあう事、それは、主の御心です。

わたしたちの考えを越えて、働かれる主のみこころを、行うものとして歩ませていただきましょう。

神様が用意しておられる祝福は、神様に従うその先に用意されています。
今、何も見えなくても、主の約束の祝福がそこにあるのです。

ただ、主の御言葉を信頼し、受け止めて、参りましょう。
では、どうしたら、それは出来ますか?
それには、祈りと御言葉しかありません。

日々、主に祈り、御言葉を聞き、主との関係を築き、主に従って参りましょう。

<いのり>

[[祈りの課題]]・御言葉への応答・イスラエル・エルサレムの為。
・母教会グレイスチャペル、近隣の教会の為。八幡の教会の事件で傷ついた人々の為。
・東邦ビル、牧野、枚方、京阪沿線、淀川と流域の町々、関西、日本、世界の為。
 (テロからの守りの為に。テロリスト達が悔い改める為に)
・日本の政治が正しく行われるように。
・台風、ハリケーン、地震、津波等の自然災害、事故、テロの被害者の為。対策と復興の為に。
・主がこの日本の子ども達と子ども達にかかわる人々を守って下さる様に。
・シティーチャーチの為、問題を抱えた人々の為、この群れの子どもたちの為。


−−−−−−−−−−
シティーチャーチメッセージ20080316おことばどおり 
−−−−−−−−−−





INDEX
TOP