礼拝でのお話
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シティーチャーチ
メッセージ20061105
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健全な信仰
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11:28すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
11:29わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
11:30わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」
マタイの福音書11章28−30節
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<祈り>

皆さんおはようございます。
聖なる聖なる聖なる主を称えます。
主は、私たちを守り、いつも正しく導いてくださる方です。
この方を覚えて主の御言葉を聞いてまいりましょう。

では、はじめに今週の聖書箇所をお読みいただきましょう。
司会者お願いします。

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【聖書箇所】
テトスへの手紙1章5-16節
・新改訳Up384(贈呈p334英対p635)
・新改訳Vp419・口語訳p338
・新共同訳p396(贈呈p396英対p588)
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【聖書箇所のテキスト】
テトスへの手紙1章5-16節
1:5私があなたをクレテに残したのは、あなたが残っている仕事の整理をし、また、私が指図したように、町ごとに長老たちを任命するためでした。
1:6それには、その人が、非難されるところがなく、ひとりの妻の夫であり、その子どもは不品行を責められたり、反抗的であったりしない信者であることが条件です。
1:7監督は神の家の管理者として、非難されるところのない者であるべきです。わがままでなく、短気でなく、酒飲みでなく、けんか好きでなく、不正な利を求めず、
1:8かえって、旅人をよくもてなし、善を愛し、慎み深く、正しく、敬虔で、自制心があり、
1:9教えにかなった信頼すべきみことばを、しっかりと守っていなければなりません。それは健全な教えをもって励ましたり、反対する人たちを正したりすることができるためです。
1:10実は、反抗的な者、空論に走る者、人を惑わす者が多くいます。特に、割礼を受けた人々がそうです。
1:11彼らの口を封じなければいけません。彼らは、不正な利を得るために、教えてはいけないことを教え、家々を破壊しています。
1:12彼らと同国人であるひとりの預言者がこう言いました。「クレテ人は昔からのうそつき、悪いけだもの、なまけ者の食いしんぼう。」
1:13この証言はほんとうなのです。ですから、きびしく戒めて、人々の信仰を健全にし、
1:14ユダヤ人の空想話や、真理から離れた人々の戒めには心を寄せないようにさせなさい。
1:15きよい人々には、すべてのものがきよいのです。しかし、汚れた、不信仰な人々には、何一つきよいものはありません。それどころか、その知性と良心までも汚れています。
1:16彼らは、神を知っていると口では言いますが、行ないでは否定しています。実に忌まわしく、不従順で、どんな良いわざにも不適格です。
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では続いて、主題聖句の暗唱を小学生の皆さんでお願いします。

<あんしょう>

では、皆さんでいいましょう。

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【主題聖句】
きよい人々には、すべてのものがきよいのです。
テトスへの手紙1章15節
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では、今日は、この所から、健全な信仰と題しまして、聖書を共に見て行きましょう。

その前に、聖書通読ですが、
旧約聖書は、エレミヤ書が来週終わり、哀歌へ入ります。
また、新約聖書は、テモテ、テトス、ピレモンと続き、ヘブル人への手紙へと入ります。
ピレモンへの手紙は、短い手紙ですが、購いを教えてくれる手紙です。
是非、共に通読しましょう。

バイブルQですが、先週のバイブルQは、
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【バイブルQ】
旧約:預言者、アズルの子ハナヌヤはどこの出ですか?
新約:長老に対する訴えについて、パウロはテモテにどう指示していますか?
【バイブルQの答え・聖書箇所】
旧約:ギブオンの出(エレミヤ書28章1節)
新約:ふたりか三人の証人がなければ受理してはいけない。(テモテへの手紙第一5章19節)
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です。

是非、聖書を読んでみてください。
また、次のバイブルQは、
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【バイブルQ】
旧約:モアブは何の為に恥を見ると、エレミヤは預言しますか?
新約:テトスへの手紙2章1節、どのようなことを話すように言われていますか?
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です。これらも、聖書で、探してみてください。

では、本題にもどります。

今回、テモテが終わり、テトスへの手紙に入ります。
テトスという人について、パウロはいいます。

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同じ信仰による真実のわが子テトスへ。父なる神および私たちの救い主なるキリスト・イエスから、恵みと平安がありますように。
テトスへの手紙1章4節
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このテトスを、パウロは、わが子と呼んでいます。

パウロが、聖書の中で、わが子としてあらわしているのは、テトス、テモテ、他にピレモンへの手紙に出て来るオネシモがいます。

書かれているのはそれだけですが、パウロは、自分の宣教によって、信じた人々を、自分の子どもとして愛したのだということがわかります。

特に、オネシモなどを見ると、彼は、主人の元を逃げ出した奴隷で、問題を抱えた人でありましたが、パウロはこの人を愛し、元の主人ピレモンとの仲をとりもつために、手紙を書いているのです。

イエスキリストを信じて、教会に加えられるというのは、神の家族に生まれるということです。

私たちは、神の家族です。
イエス様は言われました。
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天におられるわたしの父のみこころを行なう者はだれでも、わたしの兄弟、姉妹、また母なのです。」
マタイの福音書12章50節
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父のみこころとは、私たちがイエス様を信じることです。
ですから、イエス様を信じたものは、神の家族です。

ここで、誤解の無いようにするために、もう少しお話をしておきます。
イエス様はこうもいわれました。

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イエスは言われた。「まことに、あなたがたに告げます。わたしのために、また福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子、畑を捨てた者で、
その百倍を受けない者はありません。今のこの時代には、家、兄弟、姉妹、母、子、畑を迫害の中で受け、後の世では永遠のいのちを受けます。
マルコの福音書10章29-30節
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このことから、もう家族のことは、完全にほっておいたらいいのだと考える方もおられます。
しかし、イエス様はこうもいわれます。
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神は『あなたの父と母を敬え。』また『父や母をののしる者は、死刑に処せられる。』と言われたのです。
マタイの福音書15章4節
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ですから、イエス様は、父母を敬い、家族を大切にすることを語っておられます。

また、使徒の働きには、こうかいてあります。
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ふたりは、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」と言った。
使徒の働き16章31節
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イエス様ご自身に関してもそうです。
イエス様は、ご自身の兄弟たちからも認められない時期がありましたが、しかし、最終的に、ヤコブもイエス様をしんじそして、教会を支えるものとなりました。
ですから、私たちは、神の家族である、教会のお互いを大切にし、また、私たちのそれぞれの親、兄弟、子どもたちといった家族を大切にするようにと聖書は教えてます。

家族を大切にする上で、一番大きなことは、永遠の滅びからの救いです。
それは、イエス様が私たちの身代わりに十字架で死んでくださったという、福音以外にありません。
この、福音を家族に述べ伝えましょう。

さて、お話をもどします。
教会は神の家族です。

イエスキリストを信じて、教会に加えられるというのは、神の家族に生まれるということです。
生まれたということは、実際大人であったとしても、霊においては生まれたばかりの子どもだということになります。
その生まれたばかりの子どもにたとえて、ペテロはこういいます。
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生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。
ペテロの手紙第一2章2節
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牛乳は、牝牛が草を食べ、それが、牝牛の体内で、より、吸収しやすいものに変えられて、子牛に与えるために出されるものです。
御言葉の乳とは何でしょう。

ある人が御言葉を読みます。そうして、その御言葉を糧として行動します。
あるときは、自分の抱える問題の解決のために、その御言葉を用います。
あるときは、日々の生活の中に、御言葉を用います。
あるときは、御言葉に従い、人々に親切にします。

そのような、問題解決の過程、また、御言葉に従って行う、親切な行動、そのようなものが、御言葉の乳です。
つまり、それは、ことばや行動に現れたあかしです。

それを受けて、霊の幼子である人は、聖書の言葉の意味を知り、なるほど、聖書の言葉は、そのように読むのかと、わかり、また、そのように行動するのだと知ります。
それは、霊的な成長です。
そして、そのことが、さらに、自分自身で、御言葉を読み成長し、乳を出すようになるのです。

霊的な幼子でなくても、他の方の体験など、すなわちあかしから、糧を得ることがあります。
そのようにして、私たちは、共に成長して行くのです。

礼拝の後のあかしも、祈祷会での証も、そのためのものです。
そして、それは、私たちの普段の生活のなかで、会話の中であかしするための訓練でもあります。

私たちは、さまざまな形で学ぶのですが、御言葉の乳は、御言葉を読まなければ、出てきません。
そして、私たちの霊を成長させるのは、御言葉と御言葉を読んだ結果としての御言葉の乳だけなのです。
ですから、皆さん、聖書を読みましょう。

そして、神の家族が互いに愛し合うことを、神様は、大変喜ばれます。
詩篇133篇には、そのことが書かれています。

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1見よ。兄弟たちが一つになって共に住むことは、なんというしあわせ、なんという楽しさであろう。
2それは頭の上にそそがれたとうとい油のようだ。それはひげに、アロンのひげに流れてその衣のえりにまで流れしたたる。
3それはまたシオンの山々におりるヘルモンの露にも似ている。主がそこにとこしえのいのちの祝福を命じられたからである。
詩篇133篇
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兄弟たちが一つになって共に住む、新共同訳ですと、
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見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。
詩篇133篇1節
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兄弟たちが共にいるその事を主は喜ばれる。
それは、アロンへの油注ぎのようだということです。

主は、私たちが、共におり、互いに愛し合うことに、聖霊様を注がれます。
そして、そこに命の祝福があります。
私たちの互いの関係の中に、主がおられ、祝福してくださる。

ところで、ヨハネの手紙第一には、こうかいてあります。

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あなたがたは、初めから聞いたことを、自分たちのうちにとどまらせなさい。もし初めから聞いたことがとどまっているなら、あなたがたも御子および御父のうちにとどまるのです。
それがキリストご自身の私たちにお与えになった約束であって、永遠のいのちです。
ヨハネの手紙第一2章24-25節
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ここで、御子および御父にとどまることが永遠の命だと書いてあります。
皆さん。私たちが互いに愛し合い、そして、父なる神様と、イエス様と共にある、そのことが、永遠の命なのです。

そして、この永遠の命、主と共に歩むという歩みは、私たちを正しく導きます。
そうであるならば、ここに書かれている、監督に関する事柄も、クリスチャンの資質として、次第に成長していくものです。

前にも、お話したように、私たちは、どのような立派な行いも、自分で作り上げるのではありません。
主にあって、つまり、主にしっかりと結びついて、成長するのです。
そのために、必要なのは、祈りと御言葉です。
また、先ほどの御言葉の乳それは、ともにすごす中につまり、交わりのなかに現れます。

テトスへの手紙にもどりましょう。

パウロは、テトスをクレテに残したことがわかります。

そして、それは、クレテにおいて、長老や、監督を任命するためでした。

教会の基盤を築くために、テトスはクレテにいたのです。

クレテは、クレタ島のことで、歌にもなったりしていますが、ギリシャの南、地中海にあり、大変に栄えたところです。
ここは、経済的に栄えるなか、いろいろな問題があったようです。

クレテにいる、テトスに対して、パウロは手紙を書いて、監督や長老について再確認します。

しかし、酒飲み、喧嘩好き、というと、当然だと思うかもしれませんが、
クレタの教会にそういう状況があったことがわかります。

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7監督は神の家の管理者として、非難されるところのない者であるべきです。わがままでなく、短気でなく、酒飲みでなく、けんか好きでなく、不正な利を求めず、
8かえって、旅人をよくもてなし、善を愛し、慎み深く、正しく、敬虔で、自制心があり、
9教えにかなった信頼すべきみことばを、しっかりと守っていなければなりません。それは健全な教えをもって励ましたり、反対する人たちを正したりすることができるためです。
10実は、反抗的な者、空論に走る者、人を惑わす者が多くいます。特に、割礼を受けた人々がそうです。
11彼らの口を封じなければいけません。彼らは、不正な利を得るために、教えてはいけないことを教え、家々を破壊しています。
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そして、パウロは、教会が健全であるようにと、このようにいいます。

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13この証言はほんとうなのです。ですから、きびしく戒めて、人々の信仰を健全にし、
14ユダヤ人の空想話や、真理から離れた人々の戒めには心を寄せないようにさせなさい。
15きよい人々には、すべてのものがきよいのです。しかし、汚れた、不信仰な人々には、何一つきよいものはありません。それどころか、その知性と良心までも汚れています。
16彼らは、神を知っていると口では言いますが、行ないでは否定しています。実に忌まわしく、不従順で、どんな良いわざにも不適格です。
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空想話や、真理から離れた人々の戒めに心を寄せない。

この世は、いろいろな戒め、教えがあふれています。
しかし、わたしたちは、聖書をしっかりと土台とし、いろいろな教えに揺るがされないようにしなければなりません。

ところで、先ほど1章の10節には、空論に走るものと書かれていました。
また、ここには、空想話とあります。

どうでもいいことなのですが、エピメニデスのパラドックスという言葉があります。
話のねたにでも覚えて置いてください。

論理学などという、哲学の中で議論されるものです。
うそつきのパラドックスとか、クレテ人のパラドックスとも言われるようですが、

先ほどのパウロの上げた言葉で、クレテ人はうそつきだという言葉が問題になっているのです。
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1:12彼らと同国人であるひとりの預言者がこう言いました。「クレテ人は昔からのうそつき、悪いけだもの、なまけ者の食いしんぼう。」
1:13この証言はほんとうなのです。ですから、きびしく戒めて、人々の信仰を健全にし、
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どのように問題かと言うと、この詩をかいた、エビメニデスという人は、クレテ人で、クレテ人が、クレテ人をうそつきだと言っている。
もし、嘘つきだと言っているクレテ人も嘘つきなら、クレテ人は正直者ということになる。
いったいどちらが正しいのだろうという議論がなされ、悩んだ挙句死んでしまった哲学者もいるというお話です。

この聖書に書かれている1節が、哲学の世界でも大きな問題になっているというお話です。

どこかで耳にしたら、ああ、あの話だと思っておいてください。
そして、一言、それは、聖書に載っていますよ、読んでみませんか?といってあげてください。

そのことについて、一緒に悩むのがテーマではありませんので、次にいきますが、このような、空論、それによって命を失うなど、本当に悲しい話です。

でも、そのような真理とかけ離れた議論は、この世に数多く存在します。

そして、さも重要なように言われます。

そのなかに「ダビンチコード」や「ユダの福音書」があります。

ある方は、「よく調べてある」といわれるようですが、聖書をちゃんと読んでいるなら、そこに書かれたことがうそとデタラメとでっちあげだとわかります。

「ダビンチコード」や「ユダの福音書」の内容は、キリスト教の異端「グノーシス」の教えだと、前に説明しましたが、

グノーシスの教えは、キリスト教の真理とギリシャの哲学をこね回して遊んでいるだけの、先ほどの嘘つきのパラドックスのようなものです。

くだらない冗談だと受けとめて置くようにし、そのような間違った土台に自分をおかないように気をつけましょう。

しかし、何にしても、重要なのは、健全な教えです。
そして、それは、先ほどの、この御言葉が説明するものです。

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あなたがたは、初めから聞いたことを、自分たちのうちにとどまらせなさい。もし初めから聞いたことがとどまっているなら、あなたがたも御子および御父のうちにとどまるのです。
それがキリストご自身の私たちにお与えになった約束であって、永遠のいのちです。
ヨハネの手紙第一2章24-25節
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私たちと神との関係が、永遠の命なのです。
その正しい関係は、神への愛と、人への愛としてあらわれます。

私たちは、聖書から、面白い知識を得るために読むのではありません。

聖書の中で、私たちを愛してくださった、父なる神様と出会い、イエス様と出会うのです。

聖餐式も、そのことを象徴するものです。
キリストを覚えて、預かりたいと思います。
では、共に祈りましょう。



[[祈りの課題]]・御言葉への応答・イスラエル・エルサレムの為。
・母教会グレイスチャペル、近隣の教会の為。八幡の教会の事件で傷ついた人々の為。
・東邦ビル、牧野、枚方、京阪沿線、淀川と流域の町々、関西、日本、世界の為。
(テロからの守りの為に。テロリスト達が悔い改める為に)
・日本の政治が正しく行われるように。
・台風、ハリケーン、地震、津波等の自然災害、事故、テロの被害者の為。対策と復興の為に。
・主がこの日本の子ども達と子ども達にかかわる人々を守って下さる様に。
・シティーチャーチの為、問題を抱えた人々の為、この群れの子どもたちの為。
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シティーチャーチメッセージ20061105健全な信仰
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