礼拝でのお話
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シティーチャーチ
メッセージ20061029
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惑わす霊と悪霊の教え
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11:28すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
11:29わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
11:30わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」
マタイの福音書11章28−30節
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<祈り>

みなさんおはようございます。
聖なる聖なる聖なる主を称えます。

主は、私たちを誘惑から守り、正しい道へと導いてくださる方です。

この方を覚えつつ、主の御言葉を聞いてまいりましょう。

では、司会者、聖書箇所の朗読をお願いします。
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【聖書箇所】
テモテへの手紙第一4章1-10節
・新改訳Up374(贈呈p326英対p620)
・新改訳Vp409・口語訳p329
・新共同訳p387(贈呈p387英対p575)
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【聖書箇所のテキスト】
テモテへの手紙第一4章1-10節
4:1しかし、御霊が明らかに言われるように、後の時代になると、ある人たちは惑わす霊と悪霊の教えとに心を奪われ、信仰から離れるようになります。
4:2それは、うそつきどもの偽善によるものです。彼らは良心が麻痺しており、
4:3結婚することを禁じたり、食物を断つことを命じたりします。しかし食物は、信仰があり、真理を知っている人が感謝して受けるようにと、神が造られた物です。
4:4神が造られた物はみな良い物で、感謝して受けるとき、捨てるべき物は何一つありません。
4:5神のことばと祈りとによって、聖められるからです。
4:6これらのことを兄弟たちに教えるなら、あなたはキリスト・イエスのりっぱな奉仕者になります。信仰のことばと、あなたが従って来た良い教えのことばとによって養われているからです。
4:7俗悪な、年寄り女がするような空想話を避けなさい。むしろ、敬虔のために自分を鍛練しなさい。
4:8肉体の鍛練もいくらかは有益ですが、今のいのちと未来のいのちが約束されている敬虔は、すべてに有益です。
4:9このことばは、真実であり、そのまま受け入れるに値することばです。
4:10私たちはそのために労し、また苦心しているのです。それは、すべての人々、ことに信じる人々の救い主である、生ける神に望みを置いているからです。
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では、続いて、主題聖句の暗唱を、小学生の皆さんでお願いします。

<あんしょう>

では、皆さんで言いましょう。

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【主題聖句】
神が造られた物はみな良い物で、感謝して受けるとき、捨てるべき物は何一つありません。
テモテへの手紙第一4章4節
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では、今日はこの所から、惑わす霊と悪霊の教えと題しまして、御言葉を見てまいりたいと思います。

いま、聖書の通読は、旧約は、エレミヤ書、新約は、テモテへの手紙が第一から第二と続きます。
エレミヤ書は、面白くないかも知れません。でも、主が私たちの事を、どのように愛しておられるのか、そのことが、このエレミヤ書からよく分かります。

出エジプト記にこう書いてあります。
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あなたはほかの神を拝んではならないからである。その名がねたみである主は、ねたむ神であるから。
出エジプト記34章14節
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ここを見て、何を感じますか?
父なる神様は、全ての人を創造し、そして、愛しておられます。
ところが、人は、自分勝手に、神様から離れてしまったのです。

ねたむという言葉にひっかかって、
「ねたむなどということは、間違っている」
といわれる方もあります。
「ねたんだりしては、いけないんじゃないですか?」
と聞かれる方もあります。
自分の物でない、人の物をみて、それを欲しがり、妬むならそれは、正しくない考えであり、それは、罪です。

しかし、神様は、本来、ご自身のものであった、人間を、そして、人間との愛の関係を、失ってしまわれたのです。

その上、神様は、惨めにも、ご自身を、妬む神だと言っておられるのです。
これは、ご自身の愛を示すための、本当に謙られた神様の姿です。
この、神様の強烈な愛は、ゼカリヤ書ではこのように書かれています。

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私と話していた御使いは私に言った。「叫んで言え。万軍の主はこう仰せられる。『わたしは、エルサレムとシオンを、ねたむほど激しく愛した。
ゼカリヤ書1章14節
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皆さん、聖書は、人間の罪に対する。神様の怒りについて、語ります。
そして、天国と地獄、永遠の命と永遠の滅びについて、書いてあります。
しかし、よく覚えてください。
聖書の神様は、人間を、悪だから滅ぼそうと考えておられる神様ではないのです。

何か、えらい神様が、人間のしていることをみて、
「悪いやつらばかりだ、滅ぼしてしまえ」と
そんな風にされる神様では無いのです。

妬むほどに、人を愛しておられるのが、神様の姿です。

だから、厳しい裁きの告げられるエレミヤ書で、このように書かれています。
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3主は遠くから、私に現われた。「永遠の愛をもって、わたしはあなたを愛した。それゆえ、わたしはあなたに、誠実を尽くし続けた。
4おとめイスラエルよ。わたしは再びあなたを建て直し、あなたは建て直される。再びあなたはタンバリンで身を飾り、喜び笑う者たちの踊りの輪に出て行こう。
5再びあなたはサマリヤの山々にぶどう畑を作り、植える者たちは植えて、その実を食べることができる。
6エフライムの山では見張る者たちが、『さあ、シオンに上って、私たちの神、主のもとに行こう。』と呼ばわる日が来るからだ。」
エレミヤ書31章3節
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これが、神様の夢です。
神様の願いです。
ここに、現れている神様の愛は、どれだけ切実なものでしょう。

正義とは、正しいものと、悪いものとの間を裁くことです。
しかし、神様の目から見れば、全ての人が罪を犯したのです。

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すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、
ローマ人への手紙3章23節
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だから、神様は、全ての人間の罪を赦し、その人間を取り戻すために、
ご自身の一人子イエス様を、この地上におくり、
そして、イエス様を私たちの罪の身代わりとして十字架につけてしまわれたのです。

ここに、神様の、全人類への愛があります。
この神様は、悔い改めたものに、神様の霊、聖霊をおあたえになります。
聖霊は、私たちを、正しい行動へと導くのです。

これが、聖書の救いです。
まだ、聖書通読箇所の話なのですが、エレミヤ書、そのような、神様の愛の書だと思って読んでみてください。

新約は、テモテへの手紙です。
これは、パウロが、自分の子どもとして、愛した弟子テモテへのパウロの手紙です。
この手紙の内容は、広い範囲のことを、具体的に扱っています。
しかし、そこに一貫してあるのは、自分の弟子テモテへのパウロの愛です。
そして、その愛のゆえに、こまやかな指示が与えられています。

わたしは、この手紙を書いたパウロの事よりも、
この手紙を読んだテモテが、時には厳しく書かれる訓戒の中にも、どれだけ深いパウロの愛を感じていたかを思うのです。

もういい、もうわかった、こまかすぎ
と、言い返されそうな書く事が出来たのも、また、パウロとテモテの信頼関係の深さを示しているのだと思います。

是非、皆さん、このテモテへの手紙、お読みください。

バイブルQですが、先週の答えを週報の右下に書いています。
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【【【先週のバイブルQの答え・聖書箇所】】】
【バイブルQ】
旧約:エレミヤ書13章で、主はエレミヤに何を買うように言われましたか?
新約:テサロニケ人への手紙第二の差出人は誰ですか?
【バイブルQの答え・聖書箇所】
旧約:亜麻布の帯(エレミヤ書13章1節)
新約:パウロ、シルワノ、テモテ(テサロニケ人への手紙第一1章1節)
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ここで、エレミヤは、帯を買うように神様に言われます。
その帯は、神様とイスラエルの民との関係を教えるものでした。
それを、地面に埋め、とりだすと腐ってしまっていた。

本来は、帯のように、しっかりと神様に結び付けられていないといけないものが、
神様から離れていたことで、腐ってぼろぼろになってしまったのです。

私たちは、本当に、神様にしっかりと結びついていきましょう。

もう一つ、テサロニケ人への手紙第二は、パウロ、シルワノ、テモテ、です。
この中で、テモテは先ほどもお話しました。パウロの弟子です。
シルワノは誰でしょう。使徒の働きを見ると、こう書いてあります。

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パウロはシラスを選び、兄弟たちから主の恵みにゆだねられて出発した。
使徒の働き15章40節
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このシラスをラテン語で表記してシルワノと書かれているようです。
このシラスは、パウロが牢獄に捕らえられて、そこで賛美したときも、一緒にいた人です。

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真夜中ごろ、パウロとシラスが神に祈りつつ賛美の歌を歌っていると、ほかの囚人たちも聞き入っていた。
使徒の働き16章25節
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パウロには、素晴らしい同労者がいました。
わたしたちも、主にあって、共に励ましあい、そして、主の栄光を共に見る同労者です。
このシティーチャーチ牧野は、主が立ててくださった一つの家族です。

今回のバイブルQは、
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【バイブルQ】
旧約:預言者、アズルの子ハナヌヤはどこの出ですか?
新約:長老に対する訴えについて、パウロはテモテにどう指示していますか?
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です。聖書から探してみてください。

では、やっと、聖書箇所に戻りたいと思います。

今回は、このテモテへの手紙の中での一箇所です。
ここで、パウロは、テモテに、信仰の正しい道を教えています。

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2それは、うそつきどもの偽善によるものです。彼らは良心が麻痺しており、
3結婚することを禁じたり、食物を断つことを命じたりします。しかし食物は、信仰があり、真理を知っている人が感謝して受けるようにと、神が造られた物です。
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結婚を禁じたり、食物を断つことを命じる。
これは、新興宗教でも見られることです。

それら全てが肉であり、罪であるかのように教えるのです。
しかし、聖書はそのようには教えていません。

この続きにパウロはこういいます。

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4神が造られた物はみな良い物で、感謝して受けるとき、捨てるべき物は何一つありません。
5神のことばと祈りとによって、聖められるからです。
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神様が造られたものは、全て良いもので、捨てるべきものは何一つ無い。
これは、イエス様も言われたことです。

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18イエスは言われた。「あなたがたまで、そんなにわからないのですか。外側から人にはいって来る物は人を汚すことができない、ということがわからないのですか。
19そのような物は、人の心には、はいらないで、腹にはいり、そして、かわやに出されてしまうのです。」イエスは、このように、すべての食物をきよいとされた。
20また言われた。「人から出るもの、これが、人を汚すのです。
21内側から、すなわち、人の心から出て来るものは、悪い考え、不品行、盗み、殺人、
22姦淫、貪欲、よこしま、欺き、好色、ねたみ、そしり、高ぶり、愚かさであり、
23これらの悪はみな、内側から出て、人を汚すのです。」
マルコの福音書7章18-23節
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私たちの心が、食べ物によって、汚れることはありません。
だから、そのために、食物をたつとしたら、それは、間違った考えです。
しかし、私たちも、断食をして祈ります。それは、何のためでしょう。

一つは、他の事をしながらも、祈りを忘れないためです。
これは、やってみるとわかるんですが、普通に生活していると、私たちは、目の前のことにとらわれて、祈りを忘れます。
しかし、断食をすると、空腹を感じます。その空腹は、自分が断食をしていることを忘れないようにと教えてくれます。
そのことは、絶えず祈ることを助けます。

また、断食は、体力を奪います。その無力感は、私たちを、神様によりたのむという、祈りの本質にむけます。

もちろん、そのように断食して祈るとき、素晴らしく主が働かれることを信じます。
しかし、それは、何も、食物を絶ったことが私たちを聖くするとか、そういうことではないのです。

そして、それらのことは、うそつきどもの偽善だとパウロはいいます。

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2それは、うそつきどもの偽善によるものです。彼らは良心が麻痺しており、
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イエス様は、私たちの問題は、私たちの内側にあるのだといわれました。
ここにある食物というのは、私たちと、神様が作られた世界との関係です。
わたしたちは、周りの世界との関係で汚れるのではないのです。

私たちが汚れるとしたら、それは、私たち自身の心の中の罪によります。

そして、もう一つ書かれている結婚です。
結婚は、究極の人間関係です。

これよりも近い人間関係はありません。

しかし、そのこともまた、人を汚したり清めたりするのではありません。
イエス様は言われました。

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これらの悪はみな、内側から出て、人を汚すのです。
マルコの福音書7章23節
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だから、それを外側に理由付けて、何か、自分たちを世の中から隔離することで、聖さを保とうとする。
それは、偽善だと、主はいわれるのです。

それは、見せ掛けの宗教です。
しかし、こういうと、だから何をしてもいいと極端に走る人がいます。
でも、そうではありません。

ローマ人への手紙にはこうかいてあります。
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私は、自分に与えられた恵みによって、あなたがたひとりひとりに言います。だれでも、思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。いや、むしろ、神がおのおのに分け与えてくださった信仰の量りに応じて、慎み深い考え方をしなさい。
ローマ人への手紙12章3節
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また、テトスへの手紙には、こう書いてあります。
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かえって、旅人をよくもてなし、善を愛し、慎み深く、正しく、敬虔で、自制心があり、
テトスへの手紙1章8節
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また、私たち、ペンテコステの好きなこの御言葉も、
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神が私たちに与えてくださったものは、おくびょうの霊ではなく、力と愛と慎みとの霊です。
テモテへの手紙第二1章7節
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臆してはいけない、大胆に行くんだ、力だ、愛だ、といきそうですが、最後に慎みが書かれています。
私たちは、やみくもに好き勝手に歩んだいいのではないのです。

ついでに、慎みで、女性について、こう書かれています。
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9同じように女も、つつましい身なりで、控えめに慎み深く身を飾り、はでな髪の形とか、金や真珠や高価な衣服によってではなく、
10むしろ、神を敬うと言っている女にふさわしく、良い行ないを自分の飾りとしなさい。
テモテへの手紙第一2章9-10節
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特に、若い女性は、気をつけていただきたいと思います。
ちょうど、今日の通読箇所ですので読んでおいてください。

また、若い人たちについても、聖書はいいます。
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4:8肉体の鍛練もいくらかは有益ですが、今のいのちと未来のいのちが約束されている敬虔は、すべてに有益です。
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勉強も、体を鍛えることも、大切なことです。
しかし、それ以上に大切なのは、いまのいのちと未来のいのちが約束されている敬虔です。
それは、神様を知り、神様としっかりと結びつくことです。

それがなければ、どんなに体を鍛えても、今の体は、この世界だけのものです。
やがて天国に行くときには、脱ぎ捨てなければならないのです。

お話をもどしますが、私たちの罪は、心の中から出てきます。
それを聖めることの出来るのは、ただ、キリストの十字架だけです。

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4:7俗悪な、年寄り女がするような空想話を避けなさい。むしろ、敬虔のために自分を鍛練しなさい。
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聖書の真理から外れた空想話、食物を絶つ事で霊的であろうとしたり、結婚を禁じること、
それらの背後で、非常に危険な宗教の霊が働いていることがあります。

あるものは、実際にそのような悪霊の働きによって、不思議なことをして見せるかも知れません。

聖書は、そのような事によって、

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1ある人たちは惑わす霊と悪霊の教えとに心を奪われ、信仰から離れるようになります。
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と、語ります。

コロサイ人への手紙にこうあります。
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あなたがたは、ことさらに自己卑下をしようとしたり、御使い礼拝をしようとする者に、ほうびをだまし取られてはなりません。彼らは幻を見たことに安住して、肉の思いによっていたずらに誇り、
コロサイ人への手紙2章18節
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4:10私たちはそのために労し、また苦心しているのです。それは、すべての人々、ことに信じる人々の救い主である、生ける神に望みを置いているからです。
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私たちの望みは生ける神主にあります。

お祈りしましょう。



[[祈りの課題]]・御言葉への応答・イスラエル・エルサレムの為。
・母教会グレイスチャペル、近隣の教会の為。八幡の教会の事件で傷ついた人々の為。
・東邦ビル、牧野、枚方、京阪沿線、淀川と流域の町々、関西、日本、世界の為。
(テロからの守りの為に。テロリスト達が悔い改める為に)
・日本の政治が正しく行われるように。
・台風、ハリケーン、地震、津波等の自然災害、事故、テロの被害者の為。対策と復興の為に。
・主がこの日本の子ども達と子ども達にかかわる人々を守って下さる様に。
・シティーチャーチの為、問題を抱えた人々の為、この群れの子どもたちの為。

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シティーチャーチメッセージ20061029惑わす霊と悪霊の教え
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