礼拝でのお話
テキスト版
画像がある場合は
クリックすると
表示されます
※携帯で表示できない
物もありますので
ご了承下さい
トップページへ



−−−−−−−−−−
シティーチャーチ
メッセージ20060709
−−−−−−−−−−
信仰の励まし
−−−−−−−−−−

++++++++++
11:28すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
11:29わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
11:30わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」
マタイの福音書11章28−30節
++++++++++

<祈り>

聖なる聖なる聖なる主を称えます。
主は御言葉を与えて、私達をいつも励まして下さる方です。
この方をあがめつつ、主の御言葉を共に聞いて参りましょう。

では、聖書箇所の朗読を、司会者お願いします。

++++++++++
聖書箇所:使徒の働き15章22-33節
・新改訳Up237(贈呈版p210)・新改訳Vp259
・口語訳p207・新共同訳p243(贈呈p243英対p372)
++++++++++

++++++++++
聖書箇所のテキスト
7月11日(火)[]エズラ9-10/[]使徒15:22-41
15:22そこで使徒たちと長老たち、また、全教会もともに、彼らの中から人を選んで、パウロやバルナバといっしょにアンテオケへ送ることを決議した。選ばれたのは兄弟たちの中の指導者たちで、バルサバと呼ばれるユダおよびシラスであった。
15:23彼らはこの人たちに託して、こう書き送った。「兄弟である使徒および長老たちは、アンテオケ、シリヤ、キリキヤにいる異邦人の兄弟たちに、あいさつをいたします。
15:24私たちの中のある者たちが、私たちからは何も指示を受けていないのに、いろいろなことを言ってあなたがたを動揺させ、あなたがたの心を乱したことを聞きました。
15:25そこで、私たちは人々を選び、私たちの愛するバルナバおよびパウロといっしょに、あなたがたのところへ送ることに衆議一決しました。
15:26このバルナバとパウロは、私たちの主イエス・キリストの御名のために、いのちを投げ出した人たちです。
15:27こういうわけで、私たちはユダとシラスを送りました。彼らは口頭で同じ趣旨のことを伝えるはずです。
15:28聖霊と私たちは、次のぜひ必要な事のほかは、あなたがたにその上、どんな重荷も負わせないことを決めました。
15:29すなわち、偶像に供えた物と、血と、絞め殺した物と、不品行とを避けることです。これらのことを注意深く避けていれば、それで結構です。以上。」
15:30さて、一行は送り出されて、アンテオケに下り、教会の人々を集めて、手紙を手渡した。
15:31それを読んだ人々は、その励ましによって喜んだ。
15:32ユダもシラスも預言者であったので、多くのことばをもって兄弟たちを励まし、また力づけた。
15:33彼らは、しばらく滞在して後、兄弟たちの平安のあいさつに送られて、彼らを送り出した人々のところへ帰って行った。
++++++++++

では、続いて、主題聖句の暗唱を、小学生の皆さんでお願いします。

<暗唱>

では、皆さんで言いましょう。

++++++++++
主題聖句:
ユダもシラスも預言者であったので、多くのことばをもって兄弟たちを励まし、また力づけた。
使徒の働き15章32節
++++++++++

では、今日は、「信仰の励まし」と題しまして、御言葉を見てまいりたいと思います。

聖書の通読は、旧約がエズラからネヘミヤ、そして、新約が使徒の働きが続きます。

エズラ、ネヘミヤの時代は、エルサレムが崩壊し、ユダヤ人たちが捕虜となっている暗い時代のようですが、
同時に、最悪に見える状況の中で、主が働かれて、神殿が再建されていく時代でもあります。

律法学者エズラの活躍も、ここに出てきます。

バイブルQですが、前回の問題の答えは下に書いたとおりです。

−−−−−−−−−−
<クイズ>
旧約:ヒゼキヤ王とアモツの子預言者イザヤが祈るとどうなりましたか?
新約:ペテロが夢ごこちに見た幻に出てきた大きな入れ物には何が入っていましたか?

<クイズの答え・聖書箇所>
旧約:主はひとりの御使いを遣わし、アッシリヤの王の陣営にいたすべての勇士、隊長、首長を全滅させた。(歴代志二32章20-21節)
新約:地の四つ足の獣、野獣、はうもの、空の鳥などが見えました。(使徒の働き11章5-6節)
−−−−−−−−−−

実際に聖書で確かめて見てください。

今週のバイブルQは
−−−−−−−−−−
旧約:ネヘミヤの仕事は何でしたか?
新約:パウロはどこで、テモテと会いましたか?
−−−−−−−−−−
というクイズです。
聖書で答えを探してみてください。

皆さん、共に聖書を読みましょう。

さて、御言葉に戻ります。

タイトルは、「信仰の励まし」です。

今回の箇所は、パウロとバルナバによる異邦人伝道の結果、アンテオケに教会が出来てからの出来事です。


アンテオケはユダヤの北、トルコの東で、シリアの首都でした。
この町は、地中海から、川を上ったところにあり、船で航行することが出来、貿易の要所でもありました。

アンテオケは一時は、50万人の都市として栄えたそうです。

また、この町は、パウロが宣教の拠点とした場所でもあり、キリスト教が世界に広まる上で、大変重要なところでした。
このアンテオケにおいて、弟子たちは、初めてキリスト者、つまり、クリスチャンと呼ばれるようになりました。

++++++++++
彼に会って、アンテオケに連れて来た。そして、まる一年の間、彼らは教会に集まり、大ぜいの人たちを教えた。弟子たちは、アンテオケで初めて、キリスト者と呼ばれるようになった。
使徒の働き11章26節
++++++++++

このアンテオケで、パウロは、異邦人への伝道を積極的に行っていましたが、一つの大きな問題がおこりました。

++++++++++
1さて、ある人々がユダヤから下って来て、兄弟たちに、「モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、あなたがたは救われない。」と教えていた。
2そしてパウロやバルナバと彼らとの間に激しい対立と論争が生じたので、パウロとバルナバと、その仲間のうちの幾人かが、この問題について使徒たちや長老たちと話し合うために、エルサレムに上ることになった。
使徒の働き15章1-2節
++++++++++

ここで、異邦人の割礼という、非常に大きな問題が、教会の中におこりました。

この割礼は、主がアブラハムに命じられた事に始まる、約束の民に定められたいましめです。

++++++++++
8わたしは、あなたが滞在している地、すなわちカナンの全土を、あなたとあなたの後のあなたの子孫に永遠の所有として与える。わたしは、彼らの神となる。」
9ついで、神はアブラハムに仰せられた。「あなたは、あなたの後のあなたの子孫とともに、代々にわたり、わたしの契約を守らなければならない。
10次のことが、わたしとあなたがたと、またあなたの後のあなたの子孫との間で、あなたがたが守るべきわたしの契約である。あなたがたの中のすべての男子は割礼を受けなさい。
11あなたがたは、あなたがたの包皮の肉を切り捨てなさい。それが、わたしとあなたがたの間の契約のしるしである。
創世記17章
++++++++++

ここで、異邦人で、救われたものが、割礼を受けるべきなのかどうかということが、問題となるわけです。

これについて、パウロが、ローマ人への手紙で記している見解はこうです。

++++++++++
9それでは、この幸いは、割礼のある者にだけ与えられるのでしょうか。それとも、割礼のない者にも与えられるのでしょうか。私たちは、「アブラハムには、その信仰が義とみなされた。」と言っていますが、
10どのようにして、その信仰が義とみなされたのでしょうか。割礼を受けてからでしょうか。まだ割礼を受けていないときにでしょうか。割礼を受けてからではなく、割礼を受けていないときにです。
11彼は、割礼を受けていないとき信仰によって義と認められたことの証印として、割礼というしるしを受けたのです。それは、彼が、割礼を受けないままで信じて義と認められるすべての人の父となり、
12また割礼のある者の父となるためです。すなわち、割礼を受けているだけではなく、私たちの父アブラハムが無割礼のときに持った信仰の足跡に従って歩む者の父となるためです。
13というのは、世界の相続人となるという約束が、アブラハムに、あるいはまた、その子孫に与えられたのは、律法によってではなく、信仰の義によったからです。
14もし律法による者が相続人であるとするなら、信仰はむなしくなり、約束は無効になってしまいます。
ローマ人への手紙4章9-14節
++++++++++

ここで、割礼の有無が、問題ではなく、信仰による義なのだとパウロはいいます。

さて、パウロは、このことについて、話し合う為にエルサレムにいきます。

そのエルサレムにおいて、あるユダヤ人たちは、はっきりと、
「異邦人にも割礼を受けさせ、また、モーセの律法を守ることを命じるべきである。」
と言います。

しかし、ここで、ペテロがいいます。

++++++++++
7激しい論争があって後、ペテロが立ち上がって言った。「兄弟たち。ご存じのとおり、神は初めのころ、あなたがたの間で事をお決めになり、異邦人が私の口から福音のことばを聞いて信じるようにされたのです。
8そして、人の心の中を知っておられる神は、私たちに与えられたと同じように異邦人にも聖霊を与えて、彼らのためにあかしをし、
9私たちと彼らとに何の差別もつけず、彼らの心を信仰によってきよめてくださったのです。
10それなのに、なぜ、今あなたがたは、私たちの先祖も私たちも負いきれなかったくびきを、あの弟子たちの首に掛けて、神を試みようとするのです。
11私たちが主イエスの恵みによって救われたことを私たちは信じますが、あの人たちもそうなのです。」
使徒の働き15章
++++++++++

ここで、救いは、恵みによるのだと言う事、きよめは信仰によるのだと言う事を、教会のリーダーとして、はっきりさせたのは、実はペテロなのです。

最近も時折、キリスト教について言われる偽りの中に、律法にも通じた優秀なパウロが、異邦人への伝道を開始し、また、信仰による義と言う事を言い出した。
現在のキリスト教は、パウロの考えたものだという人もいます。
しかし、聖書を見るとき、それは、ペテロを初めとする、最初の弟子たちの間でも言われていた事であり、また、ペテロが、イエス様から教えられていたことだったのです。

このエルサレムでの会議は、キリスト教会にとって、非常に大切な会議です。
なぜなら、もし、ここで、割礼が必要だとされていたら、信仰による義は揺らぎ、また、いま、私たちも割礼を受けなければならないかも知れません。

この会議の結果が、今回の聖書箇所です。

そこには、

++++++++++
28聖霊と私たちは、次のぜひ必要な事のほかは、あなたがたにその上、どんな重荷も負わせないことを決めました。
29すなわち、偶像に供えた物と、血と、絞め殺した物と、不品行とを避けることです。これらのことを注意深く避けていれば、それで結構です。以上。
使徒の働き15章
+++++++++

と書いてありました。

ここに、聖霊と私たちと書いてあります。
ペテロは言います。

++++++++++
7激しい論争があって後、ペテロが立ち上がって言った。「兄弟たち。ご存じのとおり、神は初めのころ、あなたがたの間で事をお決めになり、異邦人が私の口から福音のことばを聞いて信じるようにされたのです。
8そして、人の心の中を知っておられる神は、私たちに与えられたと同じように異邦人にも聖霊を与えて、彼らのためにあかしをし、
++++++++++

ペテロはコルネリオのところで、聖霊が人々に下ったのを見ました。

++++++++++
44ペテロがなおもこれらのことばを話し続けているとき、みことばに耳を傾けていたすべての人々に、聖霊がお下りになった。
45割礼を受けている信者で、ペテロといっしょに来た人たちは、異邦人にも聖霊の賜物が注がれたので驚いた。
使徒の働き10章
++++++++++

ここで、ペテロは、人々に聖霊様が下ったのをみました。
この会議において、この事を証言しているのはペテロです。
しかし、ペテロの証言は何かと言うと、コルネリオのところで、聖霊様が、異邦人に注がれた。
つまり、8節で書いてあるように、聖霊様が証をしておられるということなのです。

この聖霊様の証言により、この会議の結論は出ているのです。
ですから、この結果を決めたのはペテロではありません。
聖霊様なのです。

そして、このことを伝える為に、パウロとバルナバに同行して、ユダとシラスはアンテオケに向かいます。
このユダとシラスの働きもまた、聖霊様の働きです。

++++++++++
15:32ユダもシラスも預言者であったので、多くのことばをもって兄弟たちを励まし、また力づけた。
++++++++++

彼らは、預言者として、多くの言葉をもって、兄弟たちを励ましました。

ここで、ユダとシラスは、預言の賜物をもって、人々を励ましたわけですが、
賜物について、聖書はこうかいています。

++++++++++
5大ぜいいる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、ひとりひとり互いに器官なのです。
6私たちは、与えられた恵みに従って、異なった賜物を持っているので、もしそれが預言であれば、その信仰に応じて預言しなさい。
7奉仕であれば奉仕し、教える人であれば教えなさい。
8勧めをする人であれば勧め、分け与える人は惜しまずに分け与え、指導する人は熱心に指導し、慈善を行なう人は喜んでそれをしなさい。
ローマ人への手紙12章
++++++++++

ここで、ひとりひとり、恵みによって与えられた賜物があると書いてあります。
イエス様を信じた人の中には聖霊様がおられ、賜物があたえられています。
ですから、この恵みの賜物によって、励ましあうのです。

決して、私たちは、この賜物を自分の為に、自分の素晴らしさを示す為に使うのではありません。

賜物は、互いに励ましあう為、互いに愛し合うため、そして、互いの信仰つまり、神様との関係が成長するためにあるのです。

この事を覚えて、私たちは、互いに与えられた賜物を用いて使えあいましょう。
そして、愛しあいましょう。
その中に、主が働かれ、互いの愛をも主が高めて下さいます様に。

そして、主の成長させてくださる素晴らしい群れとなることが出来ますように。

お祈りしましょう。



[[祈りの課題]]・御言葉への応答・イスラエル・エルサレムの為。
・母教会グレイスチャペル、近隣の教会の為。八幡の教会の事件で傷ついた人々の為。
・東邦ビル、牧野、枚方、京阪沿線、淀川と流域の町々、関西、日本、世界の為。
(テロからの守りの為に。テロリスト達が悔い改める為に)
・日本の政治が正しく行われるように。
・台風、ハリケーン、地震、津波等の自然災害、事故、テロの被害者の為。対策と復興の為に。
・主がこの日本の子ども達と子ども達にかかわる人々を守って下さる様に。
・シティーチャーチの為、問題を抱えた人々の為、この群れの子どもたちの為。


−−−−−−−−−−
シティーチャーチメッセージ20060709信仰の励まし
−−−−−−−−−−




INDEX
TOP