礼拝でのお話
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シティーチャーチ
メッセージ20060402
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主の御力による解放
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11:28すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
11:29わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
11:30わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」
マタイの福音書11章28−30節
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---祈り---

みなさん、おはようございます。

聖なる聖なる聖なる主を称えます。
主は、私達を敵の力から解放して下さるかた。
力ある主権者、王の王、主の主です。
この方を覚えて、主の御言葉を聞いて参りたいと思います。

では、本日の聖書箇所を、お読み下さい。
本日の聖書箇所は、ルカの福音書8章27-39節です。

・新改訳Up116・新改訳Vp126
・口語訳p99・新共同訳p119・現代訳p120

となっています。

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聖書箇所のテキスト
8:27イエスが陸に上がられると、この町の者で悪霊につかれている男がイエスに出会った。彼は、長い間着物も着けず、家には住まないで、墓場に住んでいた。
8:28彼はイエスを見ると、叫び声をあげ、御前にひれ伏して大声で言った。「いと高き神の子、イエスさま。いったい私に何をしようというのです。お願いです。どうか私を苦しめないでください。」
8:29それは、イエスが、汚れた霊に、この人から出て行け、と命じられたからである。汚れた霊が何回となくこの人を捕えたので、彼は鎖や足かせでつながれて看視されていたが、それでもそれらを断ち切っては悪霊によって荒野に追いやられていたのである。
8:30イエスが、「何という名か。」とお尋ねになると、「レギオンです。」と答えた。悪霊が大ぜい彼にはいっていたからである。
8:31悪霊どもはイエスに、底知れぬ所に行け、とはお命じになりませんようにと願った。
8:32ちょうど、山のそのあたりに、おびただしい豚の群れが飼ってあったので、悪霊どもは、その豚にはいることを許してくださいと願った。イエスはそれを許された。
8:33悪霊どもは、その人から出て、豚にはいった。すると、豚の群れはいきなりがけを駆け下って湖にはいり、おぼれ死んだ。
8:34飼っていた者たちは、この出来事を見て逃げ出し、町や村々でこの事を告げ知らせた。
8:35人々が、この出来事を見に来て、イエスのそばに来たところ、イエスの足もとに、悪霊の去った男が着物を着て、正気に返って、すわっていた。人々は恐ろしくなった。
8:36目撃者たちは、悪霊につかれていた人の救われた次第を、その人々に知らせた。
8:37ゲラサ地方の民衆はみな、すっかりおびえてしまい、イエスに自分たちのところから離れていただきたいと願った。そこで、イエスは舟に乗って帰られた。
8:38そのとき、悪霊を追い出された人が、お供をしたいとしきりに願ったが、イエスはこう言って彼を帰された。
8:39「家に帰って、神があなたにどんなに大きなことをしてくださったかを、話して聞かせなさい。」そこで彼は出て行って、イエスが自分にどんなに大きなことをしてくださったかを、町中に言い広めた。
ルカの福音書8章27-39節
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はい、ありがとうございます。
では、つづいて、主題聖句の暗唱をお願いします。

<あんしょう>

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主題聖句:
キリストは、自由を得させるために、私たちを解放してくださいました。
ガラテヤ人への手紙5章1節
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はい、ありがとうございます。
では、このところから、主の御力による解放と題しまして、御言葉を共に開いて行きましょう。

さて、バイブルQですが、週報に先週の答えを書いておきました。

旧約:契約の箱がヨルダン川を渡る時、ヨルダン川はどうなりましたか?
新約:イエス様の弟子たちが安息日を破っているといわれたのは何をしたらからですか?

と、いう問題でしが、答えは、

旧約:水がせきとめられた。(ヨシュア記3章15-17節)
新約:麦を手で揉んで食べたから。(ルカの福音書6章1-2節)

とうことです。
この中で、この箇所はこう書いてあります。

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3:15箱をかつぐ者がヨルダン川まで来て、箱をかつぐ祭司たちの足が水ぎわに浸ったとき、――ヨルダン川は刈り入れの間中、岸いっぱいにあふれるのだが――
3:16上から流れ下る水はつっ立って、はるかかなたのツァレタンのそばにある町アダムのところで、せきをなして立ち、アラバの海、すなわち塩の海のほうに流れ下る水は完全にせきとめられた。民はエリコに面するところを渡った。
3:17主の契約の箱をかつぐ祭司たちがヨルダン川の真中のかわいた地にしっかりと立つうちに、イスラエル全体は、かわいた地を通り、ついに民はすべてヨルダン川を渡り終わった。
ヨシュア記
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また、新約は、ルカの福音書ですが、こうかいてあります。

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6:1ある安息日に、イエスが麦畑を通っておられたとき、弟子たちは麦の穂を摘んで、手でもみ出しては食べていた。
6:2すると、あるパリサイ人たちが言った。「なぜ、あなたがたは、安息日にしてはならないことをするのですか。」
ルカの福音書
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皆さん聖書で確かめてみてください。

そして、今週の通読は、旧約聖書が、ヨシュア記から士師記です。次に来る士師記は、ギデオンや、サムソンといった士師たちの名前が連なるところですが、一つの大きなテーマがあります。それは、民が、自分のしたい事をしていたということです。

神様に従うかどうかでなく、自分にとって、何が良いかを勝手に判断して行動する。
それが、士師記の中での多くの人々のふるまいでした。
その結果、かれらは、あるときは、非常に痛い目にあい、また、あるときは大きな主からの助けを戴きます。

短編小説の集まりとしても、読めるかも知れません。

また、新約聖書はルカが続きます。
ルカは、長い文章が続きますが、イエス様について詳しく書いています。

皆さん、聖書を通読しましょう。

誰かが、信仰の成長の為に何が必要ですか?ときかれたら、間違いなく、信仰を持って聖書を通読することだとお答えします。
聖書を通読することは、皆さんの本当の命を成長させ、また、本当の命を守ります。

是非、皆さんお読み下さい。

では、本日の御言葉に戻りましょう。

今回の聖書箇所は、一人の男の人からの悪霊の追い出しについて書かれているところです。

悪霊の追い出しを、よく行っておられる方の書かれた本など読みますと、この箇所が、27節で、イエスが陸にあがられる所からでなく、22節から始まるのだといわれます。

丁度、開いておられるところですので、お読みしたいと思います。

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8:22そのころのある日のこと、イエスは弟子たちといっしょに舟に乗り、「さあ、湖の向こう岸へ渡ろう。」と言われた。それで弟子たちは舟を出した。
8:23舟で渡っている間にイエスはぐっすり眠ってしまわれた。ところが突風が湖に吹きおろして来たので、弟子たちは水をかぶって危険になった。
8:24そこで、彼らは近寄って行ってイエスを起こし、「先生、先生。私たちはおぼれて死にそうです。」と言った。イエスは、起き上がって、風と荒波とをしかりつけられた。すると風も波も治まり、なぎになった。
8:25イエスは彼らに、「あなたがたの信仰はどこにあるのです。」と言われた。弟子たちは驚き恐れて互いに言った。「風も水も、お命じになれば従うとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。」
8:26こうして彼らは、ガリラヤの向こう側のゲラサ人の地方に着いた。
8:27イエスが陸に上がられると、この町の者で悪霊につかれている男がイエスに出会った。彼は、長い間着物も着けず、家には住まないで、墓場に住んでいた。
ルカの福音書
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ここで、イエス様は、舟にのり、「さあ、湖の向こう岸へ渡ろう。」といわれました。
そこから、この出来事は、始まるのです。

そして、その湖の向こう岸でなにがあったか、それが、今回の聖書箇所なのです。
イエスさまが、ガリラヤ湖の向こう岸へ行かれた理由はなんですか?
それは、この男の人から悪霊を追い出す為でした。

このことは、イエス様の働き全体からすると、どういう出来事でしょう。

イエス様は、ガリラヤ湖の対岸に行き、そこにいたたくさんの悪霊につかれていた、一人の男の人から、悪霊を追い出されました。
悪霊は、その悪霊たちの願いによって、豚の中に入る事を赦され、たくさんの豚が、湖に飛びこんで死にました。
このことは、人々を恐れさせたので、人々はイエス様に出て行くようにお願いし、イエス様は、戻っていかれました。

非常に個人的な必要の為に、悪霊の追い出しがなされ、その結果、大問題が発生し、そして、イエスさまは、その場所での宣教活動が出来なくなった、そういうふうに、この箇所をみる方はあまりおられないかも知れません。

しかし、私たちは、大きな問題を抱えた方が教会にこられたとき、また、その事の為に、教会がスムーズに前進出来なくなるように思うとき、そのことがなければよかったのにと、思わないでしょうか?
もし、私たちが、そのように、個人の必要をないがしろにするなら、イエス様の心と遠いところにあると自覚しなければなりません。

でも、この箇所で、イエス様のされた事を良く見てください。

イエスさまは、あるとき、向こう岸へ行こうといわれ、そして、そこで、悪霊の追い出しをし、そして、問題がおこり、そこにいられなくなり、そこを離れて帰られた。ということです。

イエスさまは、向こう岸へ行こうといわれたとき、その先に何が待ってるかご存じなかったはずはありません。
しかし、イエスさまは、そこへ行こうとされたのです。

イエスさまが何のために、湖を越えていかれるのか、弟子たちは知りませんでした。
しかし、イエスさまはご存知でした。

先ほどお話した、悪霊追い出しを専門にしておられるかたは、ここで、イエス様の目的を知っていたものが他にもいるといわれます。
それは、悪霊たちです。
悪霊たちは、イエス様が何をしに来られるかを知っていました。
だから、その湖は、イエス様の来るのを拒むかのように荒れました。

その結果、弟子たちは、死ぬほどの恐れを感じました。
しかし、この霊的な戦いを前にして、イエス様は眠っておられたのです。

それは、本当に父なる神様に信頼し、また、ご自身の持っておられる権威を知っておられる上でのことでした。

こうして、そして、恐れ惑う弟子たちの為に、その波をイエス様は鎮められました。

私たちが霊的な戦いを考えるとき、戦おうとする悪霊は、逆に攻撃を仕掛けてこようとします。

そのことから、私達を守るのは、なんでしょう。
イエス様への信頼です。
そして、その信頼を築きあげるのは、日々の御言葉と祈りです。

皆さん、霊の戦いの為にまず重要なことは、御言葉と祈りです。
また、あるときは、断食しての祈りも必要でしょう。

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ただし、この種のものは、祈りと断食によらなければ出て行きません。
マタイの福音書17章21節
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しかし、祈りと断食という修行によって、この力は身につくのではありません。
祈りと断食によって、私たちが得るものはなんでしょう。
それは、更に深い主との結びつきであり、主への信頼、すなわち信仰です。

その信仰が、この戦いに勝利を与えるのです。
弟子たちの中に恐れが生じたのはなぜですか?
それは、その舟で寝ておられるイエス様への信頼が弱かったからです。

イエス様は、その事を、叱責されました。

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イエスは彼らに、「あなたがたの信仰はどこにあるのです。」と言われた。
ルカの福音書8章25節
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私たちと主との明確な関係、それが、私達を通して主の御業が行われる第一歩としなければなりません。

主の賜物は、あるとき、その様なことと無関係に、働くことがあります。
しかし、そのことは場合によって、その人を非常に苦しめる場合があります。

さて、話がそれましたが、もう一つ、注意しておきたいのは、この悪霊の追い出しということが、命がけの戦いだということです。

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13ところが、諸国を巡回しているユダヤ人の魔よけ祈祷師の中のある者たちも、ためしに、悪霊につかれている者に向かって主イエスの御名をとなえ、「パウロの宣べ伝えているイエスによって、おまえたちに命じる。」と言ってみた。
14そういうことをしたのは、ユダヤの祭司長スケワという人の七人の息子たちであった。
15すると悪霊が答えて、「自分はイエスを知っているし、パウロもよく知っている。けれどおまえたちは何者だ。」と言った。
16そして悪霊につかれている人は、彼らに飛びかかり、ふたりの者を押えつけて、みなを打ち負かしたので、彼らは裸にされ、傷を負ってその家を逃げ出した。
使徒の働き19章13-16節
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霊の戦いは、冗談ではありません。
目に見えない戦いですが、現実の戦いです。
しかしまた、このことの為に恐れる必要はありません。

この戦いの為に、私達を守る一つの覆いがあります。
それは、イエス様の血です。

出エジプトの時、小羊の血は、その血の塗られた家の人々を守りました。

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7その血を取り、羊を食べる家々の二本の門柱と、かもいに、それをつける。
13あなたがたのいる家々の血は、あなたがたのためにしるしとなる。わたしはその血を見て、あなたがたの所を通り越そう。わたしがエジプトの地を打つとき、あなたがたには滅びのわざわいは起こらない。
出エジプト記12章7、13節
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おなじように、この獣の血にはるかに勝るイエス様の血は、私達を守ります。
その血は、十字架で流された、私たちの罪の許しのための血でもあります。
また、今日、私たちは、聖餐式を行います。

その聖餐式の中での杯は、私たちの為に流されたイエス様の血です。
この血を私たちは、私たちの身に受け、また、私たちは、この血によって、覆われています。
しかし、その力は信仰によって、働きます。
つまり、その力を信じることによって、働くのです。

その事を丁度この直ぐ後の女性の癒しから知ることが出来ます。

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43ときに、十二年の間長血をわずらった女がいた。だれにも直してもらえなかったこの女は、
44イエスのうしろに近寄って、イエスの着物のふさにさわった。すると、たちどころに出血が止まった。
45イエスは、「わたしにさわったのは、だれですか。」と言われた。みな自分ではないと言ったので、ペテロは、「先生。この大ぜいの人が、ひしめき合って押しているのです。」と言った。
46しかし、イエスは、「だれかが、わたしにさわったのです。わたしから力が出て行くのを感じたのだから。」と言われた。
ルカの福音書8章43−46節
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ここで、一人の女性は、イエス様を信じる信仰によって、癒されました。
たくさんの人がイエス様の触れましたが、しかし、信仰をもってイエス様に触れた女性だけが癒されたのです。

さて、湖をわたり、イエス様は一人の男性の悪霊からの解放の為にいかれました。
この人は、解放を必要としていました。
彼を悪霊は縛り付けていました。
そして、人間の生活とは程遠い生活に追いやられていたのです。

人々は、時に、彼を鎖でしばりつけて置こうとしました。
しかし、彼は、その鎖を断ち切り、そして、また、墓場へ出て行ったのです。

かれは、鎖という束縛を断ち切ることは出来ても、自分を縛り付けている悪霊の働きをどうすることも出来なかったのです。

悪霊は、イエスさまがたまたまそこに来られたのでは無い事をしっていました。
だから、イエスさまが来られると直ぐにやってきました。
マルコの福音書では、同じ場面がこう書いてあります。

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1こうして彼らは湖の向こう岸、ゲラサ人の地に着いた。
2イエスが舟から上がられると、すぐに、汚れた霊につかれた人が墓場から出て来て、イエスを迎えた。
マルコの福音書5章1-2節
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ここで、すぐに、と書かれている。
かれもそして、彼についている悪霊も、イエス様が来るのを待ち受けていました。
そして、イエス様は、その悪霊を追い出されたのです。

イエス様は、この一人の為に、湖をわたっていかれました。
あなたに必要があるとき、あなたが、イエス様に求める時、イエス様は同じように来てくださる方です。

そして、その力と権威をイエス様は持っておられます。
また、イエス様の血は、私たちを覆い、守り、きよめるのです。

ところで、このとき、悪霊はどこへ行きましたか?
悪霊は、飼われていた豚のところへいきました。

律法では豚は食べてはいけないことになっています。
勿論いま、私たちは、イエスさまが全てのものを聖いとされたことで、豚を食べても良いわけですが、

豚を飼う人たちは、何のために豚をかうのでしょう。
それは、食用として売る為です。
そこには、罪があります。

悪霊は、その罪を足がかりにしようとします。
私たちは、罪を悔い改めなければなりません。

そこを足がかりにしようとする悪霊の働きがあるからです。

イエス様は、この男の人の、必要の為に、解放の為に、湖を渡っていかれました。

いま、イエス様は、私たち一人一人の必要の為に、働いてくださる方です。
ですからこの方に信頼して祈りましょう。求めましょう。
また、この権威はいま、私達に与えられています。

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信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、
マルコの福音書16章17節
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ですから、人々の為に祈りましょう。

では、祈りの時を持ちたいと思います。



[[祈りの課題]]・御言葉への応答・イスラエル・エルサレムの為。
・母教会グレイスチャペル、近隣の教会の為。八幡の教会の事件で傷ついた人々の為。
・東邦ビル、牧野、枚方、京阪沿線、淀川と流域の町々、関西、日本、世界の為。
(テロからの守りの為に。テロリスト達が悔い改める為に)
・日本の政治が正しく行われるように。
・台風、ハリケーン、地震、津波等の自然災害、事故、テロの被害者の為。対策と復興の為に。
・主がこの日本の子ども達と子ども達にかかわる人々を守って下さる様に。
・シティーチャーチの為、問題を抱えた人々の為、この群れの子どもたちの為。

シティーチャーチメッセージ20060402主の御力による解放



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