礼拝でのお話
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シティーチャーチ
メッセージ20060219
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信徒の持つ権威
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11:28すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
11:29わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
11:30わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」
マタイの福音書11章28−30節
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---祈り---

みなさんおはようございます。
聖なる聖なる聖なる主を称えます。
主は、私達を召し、私たちと共におられる方です。
この方を覚えつつ、主の御言葉を聞いてまいりましょう。

では、まず、御言葉をお読みいただきましょう。

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聖書箇所:マルコの福音書3章13-19節
・新改訳Up63・新改訳Vp69
・口語訳p55・新共同訳p65・現代訳p67
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3:13さて、イエスは山に登り、ご自身のお望みになる者たちを呼び寄せられたので、彼らはみもとに来た。
3:14そこでイエスは十二弟子を任命された。それは、彼らを身近に置き、また彼らを遣わして福音を宣べさせ、
3:15悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。
3:16こうして、イエスは十二弟子を任命された。そして、シモンにはペテロという名をつけ、
3:17ゼベダイの子ヤコブとヤコブの兄弟ヨハネ、このふたりにはボアネルゲ、すなわち、雷の子という名をつけられた。
3:18次に、アンデレ、ピリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、アルパヨの子ヤコブ、タダイ、熱心党員シモン、
3:19イスカリオテ・ユダ。このユダが、イエスを裏切ったのである。
マルコの福音書3章13-19節
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では、主題聖句の暗唱をお願いします。

<あんしょう>

では、皆さんでいいましょう。

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主題聖句:
それは、彼らを身近に置き、また彼らを遣わして福音を宣べさせ、悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。
マルコの福音書3章14-15節
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さて、聖書箇所は新約は、このように、マルコに入ります。
また、旧約は、レビ記が終わって、民数記に入ります。

民数記(Numbers・ベ‐ミドゥバル「荒野において」)

民数記は、英語では、Numbersなのですが、
これは、ギリシャ語訳の時に、この書の中で行われる人口調査から付けられた名前で、
ユダヤ人の伝統では、ベ‐ミドゥバルといわれ、「荒野において」というタイトルがついています。
タイトルとしては、この方が、中身を良くあらわしています。
なぜなら、この民数記は、出エジプトの後、カナンの地に入る前までの40年の記録が全て記されているからです。
かれらが、荒野においてどのように歩んだのか、是非、この機会に読んで見てください。
また、新約は、マルコです。

マルコは、ローマの人々に向けて書かれた福音書といわれますが、全体が最も短い福音書です。
ですから、非常に読みやすいと思います。
いまからでも、マルコの福音書を読みましょう。

また、バイブルQですが、

<先週のクイズの答え・聖書箇所>
旧約:らい病のきよめの為の血と油は、どこに塗られますか?
新約:ローマの兵士がイエス様にかぶせた冠は何で出来ていましたか?
<クイズの答え・聖書箇所>
旧約:右の耳たぶと、右手の親指と、右足の親指(レビ記14章14-17節)
新約:いばら(マタイの福音書27章29節

となっています。
是非、聖書でご確認下さい。
皆さん聖書を読みましょう。

さて、御言葉に戻りたいと思いますが、その前に、
先日もまた、痛ましい事件がおこりました。
ご遺族の方々の慰めの為、そして、日本の子ども達を主が守ってくださるようにお祈りします。
今回の事件は在日外国人の方の受けている精神的なストレスのことなども絡んでいるようです。
でも、その様な方々だけでなく、日本人全てが、大きなストレスの中で生きています。
しかし、主は言われます。

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すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
マタイの福音書11章28節
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そして、このイエス様は、こうも言われます。

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わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」
ヨハネの福音書16章33節
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主は、私達に平安を与えてくださる方です。
そして、今、日本中がこの平安を、必要としています。

先日書店にいきましても、リラックスをするための本、心の癒しだとかそういった本がいっぱいです。
何とかリラックスしたいと、もがき苦しんでいるのが、この日本の姿ではないでしょうか?

しかし、本当の慰め、本当の平安、本当の癒しは、イエス様にしかありません。

私たちは、その様な日本の中に、こうして生かされています。
そして、この日本を本当に生かすことの出来る福音をあずかっているのです。

この日本の為に共に祈りたいと思います。
人々が、イエス様を信じ、心に平安を戴き、そして、このような痛ましい事件がおきないように。
ご遺族の慰めの為にもお祈りしましょう。

さて、お話を戻しますが、今回の聖書箇所は、12人の弟子の任命のところです。
主は、12人の弟子を任命されました。
その目的は何だったでしょう。

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それは、彼らを身近に置き、また彼らを遣わして福音を宣べさせ、
悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。
マルコの福音書3章14-15節
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と、書いてあります。
イエス様は、彼らが、福音を述べ伝え、悪霊を追い出す為に、彼らを任命されました。
そこに、12弟子の名前が並びます。

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ペテロ、ヤコブ、ヨハネ、アンデレ、ピリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、ヤコブ、タダイ、熱心党員シモン、ユダ
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となっています。

ペテロ、ヤコブ、ヨハネ、アンデレ、ピリポ、マタイ、トマス、熱心党員シモン
は福音書の中に時々出てくる名前です。

バルトロマイはあまり知られていませんが、実は、ヨハネの福音書に出てくるナタナエルのことではないかとも言われています。
タダイについては、実は、一箇所だけ、彼の発言が書かれています。
福音書を読みながら探して見るのもいいでしょう。

ユダは、裏切り者の代名詞となってしまった人です。

全部紹介していると時間がなくなるので、お名前だけにさせて戴きました。
と、式典の電報の紹介の様ですが、このような弟子たちに、イエス様は、権威をお与えになりました。
それは、どんな権威だったでしょう。

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悪霊を追い出す権威
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イエス様は、悪霊を追い出されました。
今も、悪霊追い出しに絡む様々な働きがあります。
うちの教会は、昔は良く悪霊の追い出しをやったけど、最近はやらなくなったとか、そんな話もありますが、これは、常に福音宣教とセットの働きです。

この権威を、イエス様は、12人の弟子にお与えになりました。
しかし、この権威は、この12人にとどまったのではありません。

イエス様は、さらに72人を御選びになりました。

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その後、主は、別に七十人を定め、ご自分が行くつもりのすべての町や村へ、ふたりずつ先にお遣わしになった。
ルカの福音書10章1節
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こうして、出かけたものたちは、帰って来て報告をしました。

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さて、七十人が喜んで帰って来て、こう言った。「主よ。あなたの御名を使うと、悪霊どもでさえ、私たちに服従します。」
ルカの福音書10章7節
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しかし、この権威は、この72人のとどまったのでもありません。

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信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、
蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。」
マルコの福音書16章17-18節
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ここで、この権威が、信じる全てのものに広がっている事がわかります。
そして、ヨハネの福音書で、イエス様は、こう祈られます。

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わたしは、ただこの人々のためだけでなく、彼らのことばによってわたしを信じる人々のためにもお願いします。
それは、父よ、あなたがわたしにおられ、わたしがあなたにいるように、彼らがみな一つとなるためです。また、彼らもわたしたちにおるようになるためです。そのことによって、あなたがわたしを遣わされたことを、世が信じるためなのです。
ヨハネの福音書17章20-21節
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いま、わたしたちは、70人の弟子たちや、12人の弟子たちと同じ権威を帯びています。
そして、また、イエス様と一つなのです。

これが、私たちの預かっている権威です。
そして、この権威は、福音宣教の為に与えられている権威です。

この権威に、印が働くのです。
もういちど見てみましょう。

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信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、
蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。」
マルコの福音書16章17-18節
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ここに書かれていることが、皆さんを通しておこります。
しかし、これは、ショーの為ではありません。
人々を驚かせる為でもありません。
何のためですか?
それは、福音を宣教するためです。
そして、それは、神様の愛を示す為です。

イエスさまが、ラザロを蘇らせたとき、イエス様は、涙を流されました。

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そこでイエスは、彼女が泣き、彼女といっしょに来たユダヤ人たちも泣いているのをご覧になると、霊の憤りを覚え、心の動揺を感じて、
言われた。「彼をどこに置きましたか。」彼らはイエスに言った。「主よ。来てご覧ください。」
イエスは涙を流された。
そこで、ユダヤ人たちは言った。「ご覧なさい。主はどんなに彼を愛しておられたことか。」
ヨハネの福音書11章33-36節
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主は、ここで、人々の涙に共感してないておられるのです。
イエス様は、ラザロが蘇ったら彼女たちがびっくりするぞと、そんなことでされたのではありません。

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喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。
ローマ人への手紙12章15節
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聖書はこう教えます。

蘇るとわかってたら関係ないと思いますか?
しかし、イエス様は、なくものに共感して泣かれた。
これが、イエス様の愛です。
そして、イエス様の御業は、すべて、この愛によって働いているのです。

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キリスト・イエスにあっては、割礼を受ける受けないは大事なことではなく、愛によって働く信仰だけが大事なのです。
ガラテヤ人への手紙5章6節
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私たちは、自分の利益や、パフォーマンスの為に、祈るのではありません。
愛によって、病の為に祈り、とりなし、愛によって、悪霊の追い出しの為に祈るのです。

教会の成長もそうです。
この地に住む人々への愛の為に、イエス様の愛を、この地に示す為に、この教会は、正しく立て上げられなければならないのです。

そして、その愛の根底には、御子さえ惜しまずに与えて下さった父なる神様の愛。
ご自身を与えて下さった、イエス様の十字架の愛があるのです。

この愛のゆえに、私たちは、権威が与えられています。

それは、病を癒し、悪霊を追い出す権威です。

どうしたら、病が癒されますか?これは、愛によって、働くのです。
本当に、愛し、とりなし、祈りましょう。

ただし、悪霊の追い出しに関しては、それが、現実の戦いなのだと言う事を知っておかなければなりません。
夢物語ではありません。
ですから、しっかりと、御言葉と祈りで武装してかからなければなりません。

しかし、それらのことも、愛から始まります。

イエス様は、愛されました。そして、祈られたのです。

信仰は宣言です。霊の戦いです。しかし、その根底に愛がなければ、本当の力にはなりません。
多くの信仰は、神への愛によって、働きます。
しかし、その、神様が、人への愛によって、イエス様を与えて下さったのです。

ですから、この権威、愛によって用いましょう。
主が、私たちと共に働いてくださるように。
お祈りしましょう。



[[祈りの課題]]・御言葉への応答・イスラエル・エルサレムの為。
・母教会グレイスチャペル、近隣の教会の為。八幡の教会の事件で傷ついた人々の為。
・東邦ビル、牧野、枚方、京阪沿線、淀川と流域の町々、関西、日本、世界の為。
(テロからの守りの為に。テロリスト達が悔い改める為に)
・日本の政治が正しく行われるように。
・台風、ハリケーン、地震、津波等の自然災害、事故、テロの被害者の為。対策と復興の為に。
・主がこの日本の子ども達と子ども達にかかわる人々を守って下さる様に。
・シティーチャーチの為、問題を抱えた人々の為、この群れの子どもたちの為。



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