礼拝でのお話
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シティーチャーチ
メッセージ20051211
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キリストの教え
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11:28すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
11:29わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
11:30わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」
マタイの福音書11章28−30節
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---祈り---

みなさんおはようございます。
聖なる聖なる聖なる主を称えます。
主は、私達を愛し、また、私達に愛を注ぎ、愛で私達を取り囲んでくださる方です。

この方を覚えつつ、主の御言葉を聞いてまいりましょう。

では、いつものように、聖書箇所をお読みいただきましょう。

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聖書箇所:ヨハネの手紙第二1章1-11節
・新改訳Up433・新改訳Vp472
・口語訳p382・新共同訳p448・現代訳p435
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聖書箇所のテキスト
1:1長老から、選ばれた夫人とその子どもたちへ。私はあなたがたをほんとうに愛しています。私だけでなく、真理を知っている人々がみな、そうです。
1:2このことは、私たちのうちに宿る真理によることです。そして真理はいつまでも私たちとともにあります。
1:3真理と愛のうちに、御父と御父の御子イエス・キリストから来る恵みとあわれみと平安は、私たちとともにあります。
1:4あなたの子どもたちの中に、御父から私たちが受けた命令のとおりに真理のうちを歩んでいる人たちがあるのを知って、私は非常に喜んでいます。
1:5そこで夫人よ。お願いしたいことがあります。それは私が新しい命令を書くのではなく、初めから私たちが持っていたものなのですが、私たちが互いに愛し合うということです。
1:6愛とは、御父の命令に従って歩むことであり、命令とは、あなたがたが初めから聞いているとおり、愛のうちを歩むことです。
1:7なぜお願いするかと言えば、人を惑わす者、すなわち、イエス・キリストが人として来られたことを告白しない者が大ぜい世に出て行ったからです。こういう者は惑わす者であり、反キリストです。
1:8よく気をつけて、私たちの労苦の実をだいなしにすることなく、豊かな報いを受けるようになりなさい。
1:9だれでも行き過ぎをして、キリストの教えのうちにとどまらない者は、神を持っていません。その教えのうちにとどまっている者は、御父をも御子をも持っています。
1:10あなたがたのところに来る人で、この教えを持って来ない者は、家に受け入れてはいけません。その人にあいさつのことばをかけてもいけません。
1:11そういう人にあいさつすれば、その悪い行ないをともにすることになります。
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はい、ありがとうございます。

では、主題聖句の暗唱を、教会学校の皆さんでお願いします。

あんしょう

では、みなさんで言いましょう。

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主題聖句:
愛とは、御父の命令に従って歩むことであり、命令とは、あなたがたが初めから聞いているとおり、愛のうちを歩むことです。
ヨハネの手紙第二1章6節
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はい、ありがとうございます。
では、今日は、「キリストの教え」と題しまして
御言葉から共に聞いて参りたいと思います。


聖書の通読箇所は、旧約は、ヨエル、アモス、オバデヤと続き、
新約は、ヨハネの手紙第一から第二第三、ユダと続き、黙示録に入ります。

聖書通読もいよいよもう少しで終わりです。
が、また、新しく、1月1日から始まります。

新しい通読表を今作成していますので、皆さんどうぞご利用下さい。

さて、バイブルQは、

先週のバイブルQ
旧約:ダニエル書9章でダニエルが祈っているときに現れた天使は何と言う名ですか?
新約:ペテロは第二の手紙を書いた理由をなんと言っていますか?
という問題でしたが、

<先週のクイズの答え・聖書箇所>
旧約:ガブリエル(ダニエル書9章21節)
新約:あなたがたの純真な心を奮い立たせるため(ペテロの手紙第二3章1節)

と言う回答を、週報に載せています。
皆さん聖書から確かめてください。

さて、御言葉に戻りたいと思います。
「キリストの教え」ということで、聖書を見て行こうとしています。

このヨハネの手紙を読むと、

長老から、選ばれた夫人とその子どもたちへ

との書き出しです。

非常に高貴な文章だなあと感じませんか?
私は何度読んでも、気高い文章だと思います。
上品な、落ち着きのあるそして、その後に続く文章もそうです。

本当に若いころからイエス様に付き従い
そして、十字架の場面にもいたヨハネ

ヨハネは、主が愛された弟子でした。

少し、ヨハネについて見てみましょう。

このヨハネは、まず最初にいいますが、
ヨルダン川で洗礼を授けていた
バプテスマのヨハネではありません。

マタイの福音書4章21節を見ると、こう書いてあります。

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そこからなお行かれると、イエスは、別のふたりの兄弟、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、父ゼベダイといっしょに舟の中で網を繕っているのをご覧になり、ふたりをお呼びになった。
マタイの福音書4章21節
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ここに出てくるヨハネが、このヨハネの手紙を記したヨハネ
そして、ヨハネの福音書、ヨハネの黙示録を記したヨハネです。

かれは、お父さんや兄弟と一緒に、船の中で、網をつくろっていました。
彼の父は、ガリラヤ湖で、漁をするゼベダイという人物でした。

このゼベダイと言う名は、福音書の中にたびたび出てきます。
ガリラヤでの漁師ですが、彼の父ゼベダイは、雇い人を抱える漁師だったようです。
そのことが、マルコの福音書1章20節に出てきます。

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すぐに、イエスがお呼びになった。すると彼らは父ゼベダイを雇い人たちといっしょに舟に残して、イエスについて行った。
マルコの福音書1章20節
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また、このヨハネは、非常に荒い、雷のような性格だったのでは無いかとも言われます。
それで、マルコの福音書3章17節にはこう書いてあります。

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ゼベダイの子ヤコブとヤコブの兄弟ヨハネ、このふたりにはボアネルゲ、すなわち、雷の子という名をつけられた。
マルコの福音書3章17節
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しかし、彼をイエス様は愛され、そして、その愛によって彼は成長していきました。
かれは、兄弟ヤコブと共に、12使徒の一人となります。

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さて、十二使徒の名は次のとおりである。まず、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、
マタイの福音書10章2節
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この二人の兄弟のお母さんもまた、イエス様の事を信じてついていったようです。

それが、マタイの福音書の20章20-21節に書いてあります。

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そのとき、ゼベダイの子たちの母が、子どもたちといっしょにイエスのもとに来て、ひれ伏して、お願いがありますと言った。
イエスが彼女に、「どんな願いですか。」と言われると、彼女は言った。「私のこのふたりの息子が、あなたの御国で、ひとりはあなたの右に、ひとりは左にすわれるようにおことばを下さい。」
マタイの福音書の20章20-21節
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このお母さんは、このことから、とんでもない人のようにいわれたりもするのですが、イエスさまが十字架に付かれた時に、こう書いてあります。

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その中に、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、ゼベダイの子らの母がいた。
マタイの福音書27章56節
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これは、イエス様の十字架を見つめている人々の姿です。
彼女は、イエス様の十字架を見届けた一人だったのです。
彼女は、イエス様に、熱心に付き従った信者でした。


この後、イエスさまが蘇った事を知らされたとき、ヨハネは、イエス様の元へはしって行きます。
一緒に走ったペテロよりも早く。そこで、彼は、布だけになっているのを見ました。

また、そして、使徒たちの中で、一番後まで生き残り、そして、パトモスで世の終わりの幻を見せられた。
それが、ヨハネの黙示録です。

ところで、先ほど、ヨハネの兄弟、ヤコブが出てきました。
このヤコブは、12使徒の中で、最初に殉教したヤコブです。

ヨハネは、使徒たちの中で、最後まで残り、そして、パトモスに幽閉されたといわれます。

ヨハネは、ヤコブと共に、ガリラヤで、父の元、漁をして暮らしていました。
しかし、イエス様にであい、そしてイエス様と共に歩み、イエスさまが十字架で死に、蘇り、天に上げられた後、
兄弟のヤコブを失い、そして、それ以降も、おそらく様々な苦難を通ったことでしょう。
その生涯の終わり、パトモスで幽閉され、ヨハネの黙示録を書いたのです。

この人生の中で、主は、ヨハネを整え、本当に愛の人へと変えていかれたのです。

このヨハネ。

最初にいいましたように、雷とも言われる気の荒い男だったようです。

しかし、彼は、イエス様と出会い、イエス様と過ごし、イエス様の死と復活に触れ、そして、本当に愛とは何かを学んだのです。

彼は、本当に愛の人となりました。

その愛の人ヨハネがこの手紙で、書いたことがこれです。

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そこで夫人よ。お願いしたいことがあります。それは私が新しい命令を書くのではなく、初めから私たちが持っていたものなのですが、私たちが互いに愛し合うということです。
愛とは、御父の命令に従って歩むことであり、命令とは、あなたがたが初めから聞いているとおり、愛のうちを歩むことです。
ヨハネの手紙第二1章5-6節
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互いに愛し合う、これが、命令だと書かれています。

私たちはいろいろな正義があります。
正しいと言われることは、世の中に様々あり、そして、様々な価値観がぶつかります。
しかし、その中で、ヨハネは、だだ、このことだけを命じるのです。
そして、それを最初に命じられたのはイエス様です。

イエスさまが、互いに愛し合いなさいと何度も言われたその事を、何度も何度も記しているのはヨハネの福音書だけです。
ヨハネは、そのことがどれだけ重要かを知っており、そして、ここでもその事を語るのです。

なぜ、この事を語るのか、互いに愛し合う事を確認にするのか。
それは、こう書いてあります。

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なぜお願いするかと言えば、人を惑わす者、すなわち、イエス・キリストが人として来られたことを告白しない者が大ぜい世に出て行ったからです。こういう者は惑わす者であり、反キリストです。
ヨハネの手紙第二1章7節
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イエスさまが人としてこられた事を告白しない者が大勢世に出て行った。
それはどういうことでしょう。
では、逆にイエスさまが人として来られたとはどういうことでしょう。

イエス様は、何をしてくださいましたか?
それは、人として来て、私たちと共に歩み、そして、病を癒し悪霊を追い出して、私たちの罪の身代わりに十字架にかかって死に、蘇られたのです。

イエスさまが、何か不思議な魔法使いや何かではなく、天使ではなく、人としてこられた神様だったから、私たちは救われました。
イエス様は、人として、私たちと共に泣き、笑い、なぐさめ、励ましてくださるかたなのです。
そして、このイエス様は、私たちが、互いに愛し合うそのことが大切なのだといわれたのです。

私たちの中に、愛があるなら、イエスさまがそこにおられる事が分かる。
私たちは、本当に、そういう群れになりたいと思います。
神様が、私達を集めてくださいました。
そして、互いに愛し合えと言われました。

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だれでも行き過ぎをして、キリストの教えのうちにとどまらない者は、神を持っていません。その教えのうちにとどまっている者は、御父をも御子をも持っています。
ヨハネの手紙第二1章9節
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ここで、ヨハネは、キリストの教えのうちにとどまらない者は、神を持っていませんといいます。
この文章から、このキリストの教えとは何かそれは明らかです。
それは、ただ、私たちが互いに愛し合うことです。

ヨハネはまるで愚か者のようになって、そのことだけを教え続けます。
それは、何か、それだけが全てだとヨハネは知っていたからです。
神の救いのご計画、それは何からはじまりましたか?

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神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。
ヨハネの福音書3章16節
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もうすぐクリスマスです。
私達に互いに愛し合うように教えられたイエス様は、
天の父なる神様が、私たち人間を愛して与えてくださった方です。

イエスさまが与えられた、そこに、神の愛が示されました。
クリスマス。
それはなんでしょう。

私たちは、そこに神の愛が示され、その愛のうちを歩むようにと召されている事を思いましょう。
お祈りしましょう。


[[祈りの課題]]・御言葉への応答・イスラエル・エルサレムの為。
・母教会グレイスチャペル、近隣の教会の為。八幡の教会の事件で傷ついた人々の為。
・東邦ビル、牧野、枚方、京阪沿線、淀川と流域の町々、関西、日本、世界の為。
(テロからの守りの為に。テロリスト達が悔い改める為に)
・日本の政治が正しく行われるように。
・台風、ハリケーン、地震、津波等の自然災害、事故、テロの被害者の為。対策と復興の為に。
・主がこの日本の子ども達と子ども達にかかわる人々を守って下さる様に。
・シティーチャーチの為、問題を抱えた人々の為、この群れの子どもたちの為。




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