礼拝でのお話
テキスト版
画像がある場合は
クリックすると
表示されます
※携帯で表示できない
物もありますので
ご了承下さい
トップページへ



−−−−−−−−−−
シティーチャーチ
メッセージ20051030
−−−−−−−−−−
あなたの父と母を敬え
−−−−−−−−−−

++++++++++
11:28すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
11:29わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
11:30わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」
マタイの福音書11章28−30節
++++++++++


---祈り---

皆さんおはようございます。
聖なる聖なる聖なる主を称えます。
主は私たちを愛し導いてくださる方。
私達に互いに愛し合うようにと言われる方です。
この方を覚えつつ。主の御言葉を聞いてまいりましょう。

では、いつものように、本日の聖書箇所をお読み頂きたいと思います。
本日の聖書箇所は

++++++++++
聖書箇所:テモテへの手紙第一5章1-8節
・新改訳Up375・新改訳Vp410
・口語訳p330・新共同訳p388・現代訳p379
++++++++++

です。司会者お願いします。

++++++++++
5:1年寄りをしかってはいけません。むしろ、父親に対するように勧めなさい。若い人たちには兄弟に対するように、
5:2年とった婦人たちには母親に対するように、若い女たちには真に混じりけのない心で姉妹に対するように勧めなさい。
5:3やもめの中でもほんとうのやもめを敬いなさい。
5:4しかし、もし、やもめに子どもか孫かがいるなら、まずこれらの者に、自分の家の者に敬愛を示し、親の恩に報いる習慣をつけさせなさい。それが神に喜ばれることです。
5:5ほんとうのやもめで、身寄りのない人は、望みを神に置いて、昼も夜も、絶えず神に願いと祈りをささげていますが、
5:6自堕落な生活をしているやもめは、生きてはいても、もう死んだ者なのです。
5:7彼女たちがそしりを受けることのないように、これらのことを命じなさい。
5:8もしも親族、ことに自分の家族を顧みない人がいるなら、その人は信仰を捨てているのであって、不信者よりも悪いのです。
++++++++++


はい、ありがとうございます。
では、主題聖句の暗唱を、教会学校の皆さんでお願いします。

++++++++++
主題聖句:
もしも親族、ことに自分の家族を顧みない人がいるなら、その人は信仰を捨てているのであって、不信者よりも悪いのです。
テモテへの手紙第一5章8節
++++++++++

では、このところから、あなたの父と母を敬えと題しまして御言葉を見てまいりたいと思います。

聖書通読は、旧約聖書は、エレミヤ書が続いています。
新約聖書は、テモテへの手紙第一から第二に入ります。

聖書クイズの答えは、お分かりになったでしょうか?

エレミヤが見た陶器師は、制作中の器を壊した後どうしましたか?
というのは、週報に書きましたが、

陶器師自身の気に入ったほかの器に作り替えた。(エレミヤ書18章4節)

というのが答えです。

このことから、神様は、私たちを造る陶器師であり、作ることも壊すこともおできになる方だとわかります。
そして、神の愛は、私たちを、作り変える事が出来ると聖書は語ります。

また、

パウロはテモテをなんと呼んでいますか?

ですが、これは、パウロは、テモテを、信仰による真実のわが子と呼んでいます。
新約:信仰による真実のわが子(テモテへの手紙第一1章2節)

このことから、テモテが、パウロに非常に愛された人だということがわかるのですが、今回のテモテへの手紙、それは、このパウロが、テモテに送った手紙です。

少しだけ、テモテという人を見てみたいと思います。

テモテは27の節に名前が出てきます。これの多くは、パウロのあいさつ文の中で、パウロとテモテからと言うように出てくるのですが、どれだけ、テモテが、パウロの同労者として行動していたかが分かります。
ちなみに、パウロが、テモテと同じように、真実のわが子と呼びかけるテトスは、14の節に出て来ます。

これを調べていて、一つだけ驚いたのは、パウロが書いたのではないとされる、ヘブル人への手紙に、テモテのことが出てくるからです。


「私たちの兄弟テモテが釈放されたことをお知らせします。」

ヘブル人への手紙は、ちらされたイスラエルの民たちへの手紙です。
その手紙の中に、テモテについてかかれている。この事が、テモテがどれだけ、人々から知られていたか。
人々が、テモテの事を、心配して祈っていたことがわかります。

という、短い文章ですが、このところに、テモテが、パウロ以外の信徒たちからも、認められるものであったことが分かります。

このテモテ、ですが、パウロとの出会いが、使徒の働きの中に出てきます。

++++++++++
1それからパウロはデルベに、次いでルステラに行った。そこにテモテという弟子がいた。信者であるユダヤ婦人の子で、ギリシヤ人を父としていたが、
2ルステラとイコニオムとの兄弟たちの間で評判の良い人であった。
3パウロは、このテモテを連れて行きたかったので、その地方にいるユダヤ人の手前、彼に割礼を受けさせた。彼の父がギリシヤ人であることを、みなが知っていたからである。
使徒の働き16章1-3節
++++++++++

ここに、書いてあるように、テモテは、母がユダヤ人、父がギリシャ人でした。

パウロは、このテモテの祖母、そして母の信仰を、高く評価しています。

++++++++++
私はあなたの純粋な信仰を思い起こしています。そのような信仰は、最初あなたの祖母ロイスと、あなたの母ユニケのうちに宿ったものですが、それがあなたのうちにも宿っていることを、私は確信しています。
テモテへの手紙第二1章5節
++++++++++

この、テモテを、パウロは選び、そして、同労者として導いたのです。

今回の手紙、テモテへの手紙は、そのような、テモテに書かれた手紙だと言う事、それだけ、愛情のこもった手紙であると言う事を、覚えてください。

この、若いリーダーであるテモテに、パウロは、高齢者にどう接するか、年老いた婦人にどう接するか、若いものたちにどう接するかを語ります。
父親に対するように、母親に対するように、姉妹に対するように、すなわち、自分の周りの人々に、自分の家族のように接するということですね。

しかし、中には、家族のことなど知らないという人もいるでしょう。

パウロは、それに対して、こう語ります。

++++++++++
もしも親族、ことに自分の家族を顧みない人がいるなら、その人は信仰を捨てているのであって、不信者よりも悪いのです。
テモテへの手紙第一5章8節
++++++++++

家族を愛する、この事をしないなら、信仰を捨てており、不信者よりも悪いとパウロは語るのです。

新興宗教の中には、家族を捨てて、神様についていかなければいけないと教えるものもいます。
一つは、家族と切り離すことが、その人の思いや考えを自由にコントロールする上で、有効だからです。
そうしておいて、バランスの取れた考え方が出来なくしておいて、マインド・コントロールしようとするのです。
これは、非常に恐ろしいことです。
このような事を言うもの達が引用する箇所があります。
それは、こういう所です。

++++++++++
わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしい者ではありません。また、わたしよりも息子や娘を愛する者は、わたしにふさわしい者ではありません。
マタイの福音書10章37節
++++++++++

しかし、ここの御言葉で大切なことは、父や母を愛さないことでなく、イエス様を第一に愛するということです。
また、別な箇所でこうかいてあります。

++++++++++
「わたしのもとに来て、自分の父、母、妻、子、兄弟、姉妹、そのうえ自分のいのちまでも憎まない者は、わたしの弟子になることができません。
ルカの福音書14章26節
++++++++++

ここでは、自分の命までも、と書いてあるところが大切です。

家族のことなどほっておけという意味に取り、自分は好き勝手にしますという意味ではない事を、私たちは知っておかなければなりません。

またこれが、当時のユダヤ人の中で、どう受け止められたかが、大切なことです。
ユダヤ人は、非常に、家族を大切にします。
ひとつは、ユダヤ教が、過ぎ越しの祭りや安息日など、家族を中心にした宗教だからです。
一番重要な、過ぎ越しの儀式は、家族ごとになされます。

そういった、背景の中で、彼らが、イエス様の教えようとしておられる事を受け止めるには、そのような家族を離れるほどの覚悟が必要だったわけです。

私なども、仏教の、それも、創価学会の家族に育ちまして、その中で、キリスト教を、信じるには、家族からはなれる覚悟が必要でした。

しかし、キリスト教は、何を教えるでしょうか?
イエス様はこういわれます。

+++++++++
それなのに、あなたがたは、『だれでも、父や母に向かって、私からあなたのために差し上げられる物は、供え物になりましたと言う者は、
その物をもって父や母を尊んではならない。』と言っています。こうしてあなたがたは、自分たちの言い伝えのために、神のことばを無にしてしまいました。
マタイの福音書15章5-6節
++++++++++

++++++++++
父と母を敬え。あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」
マタイの福音書19章19節
++++++++++

ここで、イエス様は、家族、ことに父や母を大切にすることを教えておられます。

私は、確かに、自分の家族を捨てるほどの覚悟で、イエス様を信じました。
しかし、そのイエス様は、本当に人を愛するということ、そして、父母や家族を愛し大切にする事を教えてくださったのです。

私は、母に、小学校の低学年の頃、

「あなたは、自分さえ良ければいいと思っている子や」

といわれました。

確かにそうだったと思います。
そして、自分を犠牲にして何かするなどという考えの無い人でした。

また、父や母の言うことにいつも反抗していたように思います。

家族のことは、私にとって、大切なことではありませんでした。
しかし、そんな私をイエス様は、導いてくださって、イエス様を信じたときから、人を愛するという事を考えるようになり、また、自分を犠牲にして、何かをするということを、考えるようになり、そのように行動するようになりました。

イエス様は言われます。

++++++++++
人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。
ヨハネの福音書15章13節
++++++++++

この最大の愛は、十字架でイエス様が死んでくださった愛です。
その愛を示されたイエス様は、こういわれるのです。

++++++++++
わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。
ヨハネの福音書15章12節
++++++++++

これを教会の中の事だ、教会の中の兄弟姉妹と、仲良くしていればいいのだと勘違いしてはなりません。

わたしたちは、私たちが罪びとであった時に愛してくださった方、世を愛して、十字架にかかって下さった方の愛で生きようとしているのです。
それならば、わたしたちの愛は、私たちの周りの全ての人々に向けられるべきです。
仕事場の人々、友人、そして、一番大切なのは家族、父母です。

パウロは言います。

++++++++++
もしも親族、ことに自分の家族を顧みない人がいるなら、その人は信仰を捨てているのであって、不信者よりも悪いのです。
テモテへの手紙第一5章8節
++++++++++

家族を大切にすること。これは重要なことです。

少し、お話がかわりますが、聖書の中で、長生きをするための約束があります。
知ってますか?

++++++++++
あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。
出エジプト20章12節
++++++++++

こうも書いてあります。

++++++++++
子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことだからです。
「あなたの父と母を敬え。」これは第一の戒めであり、約束を伴ったものです。すなわち、
「そうしたら、あなたはしあわせになり、地上で長生きする。」という約束です。
エペソ人への手紙6章1-3節
++++++++++

長生きしたい人は、お父さんお母さんを大切にしましょう。
まあ、高齢化社会で、あまり長生きしたくないなんて声も聞こえてきそうですが、この長寿ということは、目に見える祝福の一番目として書かれていると思ってください。
古来、長寿は、祝福の象徴だったのです。
その人が、大きな病気もせず、大きな事故にもあわず、いや、あっていてもそれらを乗り越えて、無事に生きてこられた、それが長寿です。それは、祝福です。
ですから、エペソ人への手紙では、あなたはしあわせになり、と書いてあるのです。

この父と母を敬うこと、大切にすること、結局それは、人と人との関係の第一歩、隣人を愛することの第一歩です。
ひとは、産まれてまず、父と母との人間関係を得るのです。
不幸にしてそうで無い方もおられるかもしれませんが、あなたを育ててくれた父代わり、母代わりのかたが居られると思います。
自分だけで育ったと言う人はいないのです。

だから、父と母を敬うことが大切なのです。

本当に大切にしなければならない人間関係、しかし、逃げてしまいたい人間関係、ときには、父や母を大切にすることはそういうものではないでしょうか?

よく、若い人たちは、家族との関係よりも、友達が大切といったりします。
しかし、それは、よく考えなければならないことがあります。
実は、同じわがままが共感して、それを指摘しあわない関係だからいいだけの場合があるからです。
例えば、家では勉強しろといわれる。まあ、それが良いかどうかは別として、友達はそういう事を言わない。
でも、友達は、あなたの将来を考えているのでは無いかも知れません。
単に、わがままを認め合っているだけかも知れないのです。
そういう人間関係は、結局長続きしない、そういう場合もあるのです。

家族は、あなたの事を良く知っていて、あなたにいやなことも言うかも知れません。
しかし、それを受け入れる忍耐、そして、それを受け入れてあいする愛が、本当の関係を作り出していきます。

そんなあなたは、外でも、本当の友人を得ることが出来るはずです。

家族を愛する。

現実にそのことが困難な方も居られるかもしれません。
あなたの家族は遠くにおられるかもしれません。
しかし、直接家族になにも出来なくても、家族の事を祈りましょう。

家族一人一人、父や母に、祝福があるように祈りましょう。

そして、あなたの周りの人たちを愛しましょう。

++++++++++
年寄りをしかってはいけません。むしろ、父親に対するように勧めなさい。若い人たちには兄弟に対するように、
年とった婦人たちには母親に対するように、若い女たちには真に混じりけのない心で姉妹に対するように勧めなさい。
テモテへの手紙5章1-2節
++++++++++


[[祈りの課題]]・御言葉への応答・イスラエル・エルサレムの為。
・母教会グレイスチャペル、近隣の教会の為。八幡の教会の事件で傷ついた人々の為。
・東邦ビル、牧野、枚方、京阪沿線、淀川と流域の町々、関西、日本、世界の為。
(テロからの守りの為に。テロリスト達が悔い改める為に)
・日本の政治が正しく行われるように。枚方市に主の祝福と守りがあるように。
・台風、ハリケーン、地震、津波等の自然災害、事故、テロの被害者の為。対策と復興の為に。
・主がこの日本の子ども達と子ども達にかかわる人々を守って下さる様に。
・シティーチャーチの為、問題を抱えた人々の為、この群れの子どもたちの為。



////////////////////////////////////////////////////////////////


INDEX
TOP