礼拝でのお話
テキスト版
画像がある場合は
クリックすると
表示されます
※携帯で表示できない
物もありますので
ご了承下さい
トップページへ
−−−−−−−−−−
シティーチャーチ
メッセージ20050703
−−−−−−−−−−
全ての者に与えられた神の祝福
−−−−−−−−−−
++++++++++
11:28すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
11:29わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
11:30わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」
マタイの福音書11章28−30節
++++++++++
---祈り---
みなさんおはようございます。
聖なる聖なる聖なる主を称えます。
主は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、雨を降らせてくださるかた、全てのものに、恵みを与えてくださる方です。
しかし、この方は、主を崇めるものと共におられます。
いま、ここにおられる主を崇めつつ、御言葉を聞いてまいりたいと思います。
ところで、今週の通読箇所は、新約聖書は使徒の働き11章から14章のところですが、ペテロとパウロそれぞれの、印と不思議の伴った、宣教の様子が書かれています。
また、旧約聖書は、第二歴代誌から、エズラ記にはいります。この中で、第二歴代誌の最後のところは、いよいよ、南の王国ユダが、神様に対する不信仰のゆえに滅んでいく様が描かれています。
しかし、その中で、第二歴代誌の最後は、神様がペルシャの王クロスの心を動かされて、神殿の再建命令が出されるところでおわります。そして、エズラの神殿再建への働きと続きます。
皆さん是非、聖書を御読み下さい。
では、いつものように、聖書箇所の朗読をお願いしたいと思います。
聖書箇所は、使徒の働きの11章1−18節のところです。
++++++++++
聖書箇所:使徒の働き11章1-18節
新改Up229新改Vp250口語p199新共p234
++++++++++
++++++++++
11:1さて、使徒たちやユダヤにいる兄弟たちは、異邦人たちも神のみことばを受け入れた、ということを耳にした。
11:2そこで、ペテロがエルサレムに上ったとき、割礼を受けた者たちは、彼を非難して、
11:3「あなたは割礼のない人々のところに行って、彼らといっしょに食事をした。」と言った。
11:4そこでペテロは口を開いて、事の次第を順序正しく説明して言った。
11:5「私がヨッパの町で祈っていると、うっとりと夢ごこちになり、幻を見ました。四隅をつり下げられた大きな敷布のような入れ物が天から降りて来て、私のところに届いたのです。
11:6その中をよく見ると、地の四つ足の獣、野獣、はうもの、空の鳥などが見えました。
11:7そして、『ペテロ。さあ、ほふって食べなさい。』と言う声を聞きました。
11:8しかし私は、『主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。』と言いました。
11:9すると、もう一度天から声がして、『神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない。』というお答えがありました。
11:10こんなことが三回あって後、全部の物がまた天へ引き上げられました。
11:11すると、どうでしょう。ちょうどそのとき、カイザリヤから私のところへ遣わされた三人の人が、私たちのいた家の前に来ていました。
11:12そして御霊は私に、ためらわずにその人たちといっしょに行くように、と言われました。そこで、この六人の兄弟たちも私に同行して、私たちはその人の家にはいって行きました。
11:13その人が私たちに告げたところによると、彼は御使いを見ましたが、御使いは彼の家の中に立って、『ヨッパに使いをやって、ペテロと呼ばれるシモンを招きなさい。
11:14その人があなたとあなたの家にいるすべての人を救うことばを話してくれます。』と言ったというのです。
11:15そこで私が話し始めていると、聖霊が、あの最初のとき私たちにお下りになったと同じように、彼らの上にもお下りになったのです。
11:16私はそのとき、主が、『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは、聖霊によってバプテスマを授けられる。』と言われたみことばを思い起こしました。
11:17こういうわけですから、私たちが主イエス・キリストを信じたとき、神が私たちに下さったのと同じ賜物を、彼らにもお授けになったのなら、どうして私などが神のなさることを妨げることができましょう。」
11:18人々はこれを聞いて沈黙し、「それでは、神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ。」と言って、神をほめたたえた。
使徒の働き
++++++++++
では、続きまして教会学校の皆さんに、主題聖句の暗唱をお願いします。
<あんしょう>
では、皆さんで言いましょう。
++++++++++
主題聖句:
さて、使徒たちやユダヤにいる兄弟たちは、
異邦人たちも神のみことばを受け入れた、
ということを耳にした。
使徒の働き11章1節
++++++++++
さて、今日はこのところから、
「全ての者に与えられた神の祝福」
と題しまして、御言葉を共に見て行きたいと思います。
先ほどもいいましたが、主は、全てのものに恵みを与えてくださる方です。
ですからイエス様はマタイの福音書の5章45節でこういわれました。
++++++++++
それでこそ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです。天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからです。
マタイの福音書5章45節
++++++++++
ここに、一つの重要な真理があります。
天の父、つまり、天の父なる神様は、正しいものにも正しくないものにも恵みを与えてくださるのです。
この世では、一般にはそうではありません。それは、皆さんが良く知っておられる事だと思います。
この世は、この世のルールの中で、正しいものが受け、間違ったものが失う世界です。
ただ、そのルールは、聖書の言うようなルールではありません。
人が作り出したルールの中では、時折、正直者が馬鹿を見るといわれる事も起る、そのようなルールです。
しかし、皆さん、神様は、誰にも分け隔てなく、恵みを与えてくださる。
そして、神様からの一番の恵みであり、賜物である、神の御子イエスキリストは、全ての者の為に与えられ、そして、全てのものの為に十字架で死んで下さったのです。
お話がそれましたが、聖書箇所を見て行きたいと思います。
今回の聖書箇所に関するお話は、聖書通読の表にしたがって、新約聖書を読んでいくと、今日の聖書箇所から始まります。
使徒の働きの10章の前半が今日の聖書箇所ですが、このところから、聖書を見ていきましょう。
ペテロは、そのころ、ヨッパというところにいました。
これが、9章の最後に書かれているのですが、その同じ頃、カイザリヤにすんでいたコルネリオという人が、幻の中で、天使を見ました。
この、コルネリオという人がどういう人なのか、使徒の働きの10章を見てみましょう。
10章の1−2節です。
++++++++++
1さて、カイザリヤにコルネリオという人がいて、イタリヤ隊という部隊の百人隊長であった。
2彼は敬虔な人で、全家族とともに神を恐れかしこみ、ユダヤの人々に多くの施しをなし、いつも神に祈りをしていたが、
使徒の働き10章1−2節
++++++++++
この人は、イタリヤ隊という部隊の百人隊長でした。
百人隊長という言葉は、聖書でよく耳にする言葉ですが、ローマの軍隊における一つの区分が100人で、その100人を束ねていた隊長であったということです。
字の通りですね。
さて、この百人隊長コルネリオは、敬虔な人で、全家族とともに、神を恐れかしこみ、ユダヤの人々に多くの施しをし、いつも神に祈りをしていた。
こう見ると、完璧だなあと思うのです。
まず、コルネリオは、敬虔な人物だった。
敬虔というのは、辞書をひくと、神仏を深く敬いつつしむ様だということですが、コルネリオは神様をうやまい、そして、慎み深く歩んでいました。
ちなみに、つつしむも、辞書を見ますと、あやまちのないように、行動を控えめにする。とか、度がすぎないようにする。とか、かしこまった態度をとる。という言葉が出てきます。
わざわざこんなお話をしたのは、敬虔という言葉が、なかなか分かりにくい言葉だと思ったからです。
敬虔:神仏を深く敬いつつしむ様
つつしむ:あやまちのないように、行動を控えめにする。度がすぎないようにする。かしこまった態度をとる。
さて、コルネリオは、自分だけが神様を敬っているのではありませんでした、全家族と共にとかいてありますが、コルネリオは、家族にも、その事を教えたのです。
神様を大切にしようと、家族に教え、そして、ユダヤ人に施し、いつも祈っていた。そういう立派な人物でした。
しかし、彼は、ユダヤ人ではありませんでした。彼は、ローマ人で、しかも軍人でした。
ユダヤ人は、異邦人をきらいます。
聖書の中で、異邦人とは、すなわち、ユダヤ人でないということです。
皆さんは、イエス様を信じて教会に来ておられますが、皆さんはどうでしょうか?
皆さんも、異邦人です。私たちは、ユダヤ人から見たときに、異邦人で救われたものの集まりなのです。
ですから、異邦人と聞いて、他人事だと思わないで下さい。
さて、ユダヤ人は、異邦人を嫌っていました。
ユダヤ人が異邦人を嫌うとか聞くと、ユダヤ人が悪いとかそういう風に取られると困るのですが、私たちが忘れてならないのは、イエス様もユダヤ人でした。
そしてまた、弟子たちも皆、ユダヤ人でした。
しかし、当時の一般的なユダヤ人の考え方を見ているのだということで、決して反ユダヤ的な考えを持たないように気をつけてお話をお聞き下さい。
で、多くのユダヤ人は、異邦人が救われるなど、考えてもいませんでした。
しかし、コルネリオは、異邦人でありながら、神様を敬い大切にしていました。
ユダヤ人にとっては、異邦人は、もともと神様と関係のない、見捨てられた人々でした。
コルネリオは、ユダヤ人の考えからすれば、自分がそういうものであるという事を、知っていたと思います。
しかし、それでも彼は、何がきっかけだったのでしょう、偶像だらけのローマの神々でなく、聖書の中の本当の神様を信じていました。
そして、この神様に、祈りを捧げていたのです。
神様は、このコルネリオのところに、天使をつかわされました。
++++++++++
「あなたの祈りと施しは神の前に立ち上って、覚えられています。さあ今、ヨッパに人をやって、シモンという人を招きなさい。彼の名はペテロとも呼ばれています。この人は皮なめしのシモンという人の家に泊まっていますが、その家は海べにあります。」
使徒の働き10章4−6節
++++++++++
ユダヤ人たちはまだ、救いが異邦人にも及ぶと言う事を良く分かっていませんでした。
しかし、コルネリオに、神様は言われました。あなたの祈りと施しは覚えられています。
ユダヤ人たちは、コルネリオが祈ろうと関係がありませんでした。
しかし、神様はその祈りと施しを見ておられました。
あなたのしている祈り、あなたが、周りの人を愛してしていること、それらが、誰にも認められないと、感じることはありませんか?
神様は、私の祈りなんか聴いておられるのだろうか?
ある人は、言うかもしれません、あなたがもう少し立派なら神様は、聞いてくださるかも知れないけど、そんなふうじゃあねえ。
また、あなたが、何をしても、人に認められないと感じるかも知れません。
しかし、あなたがしていることを、神様は見ておられます。
神様は、あなたに言われます。あなたの祈りと施しは神の前に立ち上っている。
コルネリオは、この事を聞いたとき、どれだけ嬉しかったかと思うのです。
コルネリオは施しました。祈りました。あるときは、ユダヤ人に聞いたかも知れません、私は祈っていますし、施しもしている。
神様は私の事をどう思っておられるだろう。
敬虔なユダヤ人はきっと困っただろうと思います。
なぜなら、かれらは、異邦人のことなど神様にとって、関係ないと思い込んでいたからです。
もし、そう思っていると、コルネリオに聞かれたら、なんと答えるでしょう。どう思うでしょう。
たしかに、この人は立派だ、でも、異邦人だからなあと、考えて、言葉を濁すしかなかっただろうと思うのです。
でも、神様は、はっきりと、あなたの祈りと施しは、神の前に立ち上って、覚えられていると言ってくださったのです。
神様は、あなたのことも見ておられます。あなたの祈り、あなたの施し、神様の為にした一つ一つの事柄、その全てを神様は見ておられます。
コルネリオは、神様の言われたように、ペテロの所に人を遣わして招きます。
ペテロはどうでしょう。
ペテロも、おそらく、ユダヤ人として、異邦人の救いと言う事を考えていませんでした。
しかし、彼は見たのです。
天から大きな布が下りてきました。見ると、そこには、自分たちの食べてはならないものが乗っていました。
++++++++++
10:10すると彼は非常に空腹を覚え、食事をしたくなった。ところが、食事の用意がされている間に、彼はうっとりと夢ごこちになった。
10:11見ると、天が開けており、大きな敷布のような入れ物が、四隅をつるされて地上に降りて来た。
10:12その中には、地上のあらゆる種類の四つ足の動物や、はうもの、また、空の鳥などがいた。
10:13そして、彼に、「ペテロ。さあ、ほふって食べなさい。」という声が聞こえた。
使徒の働き
++++++++++
律法には、食物に関する規定があります。
皆さん、律法の中の食物の規定をちゃんと守っておられますか?
誰もいません。例えば、律法では、豚は食べれません。また、イカやタコもだめです。
もちろん、それを食べることと、救いとは、関係がありません。
また、マルコの福音書にはこう書いてあります。
++++++++++
18イエスは言われた。「あなたがたまで、そんなにわからないのですか。外側から人にはいって来る物は人を汚すことができない、ということがわからないのですか。
19そのような物は、人の心には、はいらないで、腹にはいり、そして、かわやに出されてしまうのです。」イエスは、このように、すべての食物をきよいとされた。
マルコの福音書7章18−19節
++++++++++
主は、全ての食物を聖いとされました。
しかし、律法の中の食物の規定は、ユダヤ人の心に深く刻まれていました。
それで、先ほどの布の中の物をみて、ペテロはいいました。
++++++++++
しかしペテロは言った。「主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。」
使徒の働き10章14節
++++++++++
でも、主はこういわれたのです。
++++++++++
すると、再び声があって、彼にこう言った。「神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない。」
使徒の働き10章15節
++++++++++
そして、その後、コルネリオの使いが、ペテロの所にやってきました。
ペテロは、普通なら、彼らについていかなかったかも知れません。
しかし、ペテロは、御霊に導かれて、コルネリオのところにいき、そして、御言葉をかたり、人々に聖霊が下ったのです。
このとき、異邦人への伝道の鍵が開かれたのです。
イエス様がペテロにいわれた言葉を覚えていますか?
++++++++++
わたしは、あなたに天の御国のかぎを上げます。何でもあなたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたが地上で解くなら、それは天においても解かれています。」
マタイの福音書16章19節
++++++++++
主は、ペテロに鍵をあたえておられました。
その鍵は、異邦人への扉をも開きました。
ペテロがその扉を開かなかったら、福音はユダヤ人にとどまっていました。
同じことがあなたにも言えます。
あなたは、自分の周りの人に、あんな人は、きっと信じないと、そう考えて、鍵をしめていませんか?
でも、あなたが開くなら聖霊様は働かれます。
事実、捨てられていると考えられていた異邦人のコルネリオのところに、聖霊が下ったのです。
それを聞いてユダヤ人たちはいいます。
++++++++++
人々はこれを聞いて沈黙し、「それでは、神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ。」と言って、神をほめたたえた。
使徒の働き11章18節
++++++++++
主は、全ての人々を救う為にこられました。
今日も聖餐式がありますが、イエス様は全ての人の為に引き裂かれ、血を流し、死んでくださったのです。
その福音は、確かに異邦人である私たちのところまで届きました。
そして、さらに、この日本で、この知らせは広がらなければなりません。
そのことの為に祈りましょう。
そして、あなたの祈りを主は聞いておられます。
[[祈りの課題]]・御言葉への応答・イスラエル・エルサレムの為。
・母教会グレイスチャペル、近隣の教会の為。八幡の教会の事件で傷ついた人々の為。
・東邦ビル、牧野、枚方、京阪沿線、淀川と流域の町々、関西、日本、世界の為。
・列車事故の犠牲になった方々その関係者の為に。原因究明と再発の防止の為に。
(台風、地震、津波で被災された方々のため)
・主がこの日本の子ども達と子ども達にかかわる人々を守って下さる様に。
・シティーチャーチの為、問題を抱えた人々の為、この群れの子どもたちの為。
・夏のキャンプの為に。子どもたちが主を知るものとされるように。全てが守られるように。
////////////////////////////////////////////////////////////////
INDEX
TOP