礼拝でのお話
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シティーチャーチ
メッセージ20050626
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最初の殉教者
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23:1主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。
23:2主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。
23:3主は私のたましいを生き返らせ、御名のために、私を義の道に導かれます。
23:4たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。
23:5私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。私の杯は、あふれています。
23:6まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。
詩篇23篇
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---祈り---

みなさんおはようございます。
聖なる聖なる聖なる主を称えます。
主は、私たちの為に十字架で死に、蘇り、天に昇られ、父なる神様の右に座しておられる方、
今も聖霊様によって、共におられる方です。
この方を覚えつつ、主の御言葉を聞いてまいりましょう。

では、まず、本日の聖書箇所を御読みいただきましょう。
本日の聖書箇所は、
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聖書箇所:使徒の働き7章51-60節
新改Up221新改Vp241口語p192新共p227
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です。
司会者御読み下さい。

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7:51かたくなで、心と耳とに割礼を受けていない人たち。あなたがたは、先祖たちと同様に、いつも聖霊に逆らっているのです。
7:52あなたがたの先祖が迫害しなかった預言者がだれかあったでしょうか。彼らは、正しい方が来られることを前もって宣べた人たちを殺したが、今はあなたがたが、この正しい方を裏切る
者、殺す者となりました。
7:53あなたがたは、御使いたちによって定められた律法を受けたが、それを守ったことはありません。」
7:54人々はこれを聞いて、はらわたが煮え返る思いで、ステパノに向かって歯ぎしりした。
7:55しかし、聖霊に満たされていたステパノは、天を見つめ、神の栄光と、神の右に立っておられるイエスとを見て、
7:56こう言った。「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます。」
7:57人々は大声で叫びながら、耳をおおい、いっせいにステパノに殺到した。
7:58そして彼を町の外に追い出して、石で打ち殺した。証人たちは、自分たちの着物をサウロという青年の足もとに置いた。
7:59こうして彼らがステパノに石を投げつけていると、ステパノは主を呼んで、こう言った。「主イエスよ。私の霊をお受けください。」
7:60そして、ひざまずいて、大声でこう叫んだ。「主よ。この罪を彼らに負わせないでください。」こう言って、眠りについた。
使徒の働き7章51-60節
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ありがとうございます。

では、続いて主題聖句の暗唱を教会学校の皆さんでお願いします。
<あんしょう>
はいありがとうございます。
では、皆さん一緒に言いましょう。

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主題聖句:
そして、ひざまずいて、大声でこう叫んだ。「主よ。この罪を彼らに負わせないでください。」こう言って、眠りについた。
使徒の働き7章60節
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では、今日は、この所から、最初の殉教者と題しまして、御言葉を共に見てまいりたいと思います。

今週の聖書箇所は、新約聖書は、初代教会における迫害の始まりと、パウロの登場、ペテロによる異邦人伝道のスタートが書かれています。
また、旧約聖書は、ソロモンの子レハベアムが王となってからの王国の分裂とヤロブアム王の登場からずっと続く、ユダとイスラエルに別れた王国の姿が書かれています。
どちらも、非常に動きがあって、面白いところですので、是非お読み下さい。

さて、本日の御言葉に戻りたいと思いますが、最初の殉教者と言うタイトルですね。

このキリスト教における、最初の殉教者は誰でしょう。
中には、洗礼ヨハネだと言う人もいるのですが、イエス様の十字架以前に死んだバプテスマのヨハネは、キリスト教の最初の殉教者とは言いがたいと思います。
では、誰でしょう?それが、今回の聖書箇所、今御読みいただいたところですね。
ステパノと言う方です。
この方は、いったい何をしていた人でしょう。

そのころ、どんどん増えていた弟子たちの中で、一つの問題がおこりました。

まず、使徒の働きの6章1節を見てみましょう。

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6:1そのころ、弟子たちがふえるにつれて、ギリシヤ語を使うユダヤ人たちが、ヘブル語を使うユダヤ人たちに対して苦情を申し立てた。彼らのうちのやもめたちが、毎日の配給でなおざりに
されていたからである。
使徒の働き6章1節
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ここに書かれているように、彼らの間で、食事の配給に関する苦情が出ました。
そのとき、使徒たちは、このことの為に、それに仕えるものを任命する事を決めました。
そして、6章の5-6節に続きます。

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6:5この提案は全員の承認するところとなり、彼らは、信仰と聖霊とに満ちた人ステパノ、およびピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、アンテオケの改宗者ニコラオを選び、
6:6この人たちを使徒たちの前に立たせた。そこで使徒たちは祈って、手を彼らの上に置いた。
使徒の働き6章5-6節
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ここで、彼らは、信仰と聖霊に満ちた人を選びます。
そのリストの筆頭にステパノのなまえが出てくるのです。
かれは、信仰に満ち、御霊に満ちた、熱心な信者でした。
使徒たちは、彼らの上に手を置いて祈り、そして、彼らを任命します。
この働きが、執事です。
私たちの教会は、執事という呼び方をやめ、役員というようにしました。
それは、それぞれに働きがあるという意識を持っていただくためです。
私たちは、それぞれに与えられた賜物によって、仕えあうものです。

執事の任命することになったいきさつをもう少し見てみましょう。いま飛ばした2-4節にこうかいてあります。

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6:2そこで、十二使徒は弟子たち全員を呼び集めてこう言った。「私たちが神のことばをあと回しにして、食卓のことに仕えるのはよくありません。
6:3そこで、兄弟たち。あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人を選びなさい。私たちはその人たちをこの仕事に当たらせることにします。
6:4そして、私たちは、もっぱら祈りとみことばの奉仕に励むことにします。」
使徒の働き6章2-4節
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最初にお話した、食事の配給の上での問題に対して、12使徒はいいました。
私たちが神のことばを後回しにして、食事のことに仕えるのはよくない
それで、御霊と知恵に満ちた評判の良い人を選び、その人にその仕事をさせて、自分たちは、祈りと御言葉にはげみます。

ここで、使徒たちの選択を、なんと冷たいと考える方もおられるかも知れません。
しかし、主にある群れのリーダーの役目は何か?それは、まず、祈りと御言葉です。

なぜなら、主にある群れは、主が集められた羊の群れです。
羊飼いの仕事は、羊に食べ物をあたえることです。
それなら、食事のことは、教会リーダーの仕事ではないですかと、聞かないで下さい。

今、羊の話をしましたが、主の羊の食物は、主のみことばです。
私も、主から、献身するようにとの召しを頂いた時に、
人々を御言葉で養うようにと主は語られました。

ですから、今、自分自身も熱心に御言葉を読み、そして、皆さんにただ御言葉を読む事をお勧めしています。

キリスト教は、礼拝出席1パーセントの壁を破ることができないでいます。
私がイエス様を信じたのは、20年前、それから全然変わりません。
リバイバルだと騒がれる事件がたびたびありながら、総数は増えていない。

確かにキリスト教会に、不足しているものがいろいろあることでしょう。
でも、皆さん。あなたの毎日の生活を考えてください。
まず、しっかり食べなきゃ何も出来ません。
肉体を用いての仕事を考えると、まずしっかり食べないで、良く働くことは出来ません。
霊的なことにおいてもそうです。
だから、私たちは、しっかりと御言葉を食べる。すなわち、聖書の言葉を読むのです。

それは、皆さんの信仰を強め、励まし、祈りへと導き、また、人々への愛を育てます。
だから、御言葉を読みましょう。
今年に入って、聖書通読表を、初めから作り直していたのですが、先日、ようやく一年分全て作成を終えました。
で、丁度、年の半ばでもありますので、一年の初めからの通読表を一枚にまとめました。
この通読表は、いままで、御読みいただいた分の確認や、これからの分を御読みいただくために御使いいただけるものです。

通読表なら、週報にあるじゃないですか?とか、カードになってるとか、バイブルノートがあるじゃないですかとか、
そうです。いろいろ作ったんです。皆さんの生活のパターン聖書をいつ読むか、どこで読むか、いろいろあるとおもいます。
家で読む人なら、この一年分を壁に貼っておけば、そこにチェックも出来ます。
電車で読む人は、それは、しにくいでしょう。それで、どこでも仕えるように、カードから始めました。
カードは、たくさんありますので、新約と旧約と二枚持って行けば、両方にしおりとしてはさめます。
皆さん。とにかく聖書を読みましょう。
日本のクリスチャンが、全員、ちゃんと聖書を読むなら、リバイバルなんて直ぐに来ます。

私たちの教会のマークは、キリストの十字架を見つめる目です。
この十字架は、当然、十字架にかかって下さったイエス様を意味しています。
そして、イエス様こそは、神の言葉です。
この、神の言葉であるイエス様から目をはなさない。
聖書の言葉を見つめて歩む。すなわち聖書を読む。これが大切です。

話が大分それました。
とにかく、使徒たちは、ここで、体のための食物よりも、自分たちは、霊の為の食物の用意をするのだと言っているのです。

しかし、肉の為の食物は、どうでもいいとか、誰か適当に人を選んでしておきなさいとかは言っていません。
この食事の奉仕に、

御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人を選びなさい

と、こういうのです。

なんで、食事の奉仕の為に、御霊と知恵とに満ちた人が必要なんですか?
誰でもいいじゃないですか?力があれば、お鍋も運べます。
信仰がなくても、たくさんのパンを運ぶことができます。

しかし、この働きの責任ある立場には、御霊と知恵に満ちた人物でなければならなかったのです。

今の教会もそうです。
例えば、奏楽の奉仕があります。
どんなにその方が音楽的に優秀な方であったとしても、その方と神様との関係がしっかりとしていないなら、礼拝の為の奏楽の奉仕についていただくことは出来ません。
それは、どんなことについてもいえます。教会における、全てのリーダー的な奉仕は、いい加減には出来ません。
御霊と知恵が必要なのです。

お掃除の奉仕、食事の奉仕、プロジェクターの奉仕、この教会は、誰一人、私は、教会の奉仕など関係ないと言う方はなく、皆さん熱心に、主に仕えてくださる方である事を感謝します。
しかし、その、どの奉仕も、決して、聖霊様と無関係ではありえません。
あなたのしてくださる食事の奉仕の中で主は働かれます。
また、あなたのしてくださる、お掃除の奉仕の中で主は働かれます。
ですから、あなたと主との関係が第一です。
その、主との関係を築き、深めるのはなんですか?それは、主の御言葉を、聖書を読むことです。

ステパノを見るとき、彼は、食事の為の働きをするように選ばれたのです。
しかし、どうですか?
彼は、結局のところ、

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6:8さて、ステパノは恵みと力とに満ち、人々の間で、すばらしい不思議なわざとしるしを行なっていた。
6:10しかし、彼が知恵と御霊によって語っていたので、それに対抗することができなかった。
6:15議会で席に着いていた人々はみな、ステパノに目を注いだ。すると彼の顔は御使いの顔のように見えた。
使徒の働き
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このところを見ると、彼は、恵みと力に満ちて、素晴らしい不思議なわざとしるしを行っていました。
そして、知恵と御霊によって、語っていたのです。
彼の顔は、みつかいの顔のように輝いていました。

すばらしい。

これが、ステパノの働きでした。
ステパノは、食事の配給の為に召されたのです。
しかし、彼の働きはそれを飛び越えて、人々を霊的にも祝福する働きとなったのです。

みなさん、主は、あなたにも、このような素晴らしい働きを用意しておられます。

使途の働き7章は、60節もある長い章なのですが、その章の大部分、53節までは、ステパノによる、旧約聖書の概略と、イエス様の十字架について書かれています。
ステパノは、非常によく、旧約聖書を理解していました。そして、それを淡々と語ることが出来たのです。

このステパノの長い説教のあと、ステパノは、人々に殺されます。

しかし、その前に、天が開け、そこにイエス様が現れてくださったのです。

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55しかし、聖霊に満たされていたステパノは、天を見つめ、神の栄光と、神の右に立っておられるイエスとを見て、
56こう言った。「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます。」
使徒の働き7章
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ここで、イエス様は、天で、神の右に立って見ておられた、
最初の殉教者、ステパノが死ぬとき、神の右の座についておられた、すなわち、座っておられたイエス様は、立ち上がって、ステパノ様子を見ておられたのです。

最後にステパノの語ったことが、今回の主題聖句です。

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7:60そして、ひざまずいて、大声でこう叫んだ。「主よ。この罪を彼らに負わせないでください。」こう言って、眠りについた。
使徒の働き7章60節
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ステパノかっこいい、、。
死ぬときにこんなふうに言えるなんて、、。
自分もいえるように頑張ろう、、。
そういうことではありません。

なぜ、ステパノは、このように、人々をとりなしつつ眠りにつくことが出来たのですか?
イエス様を見たから?
そうかもしれません。
しかし、この言葉、同じような言葉がありますね。
父よかれらをおゆるし下さい。

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そのとき、イエスはこう言われた。「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」彼らは、くじを引いて、イエスの着物を分けた。
ルカの福音書23章34節
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彼の心は、このとき、イエス様と一つだったのです。
彼は、十字架で人々の為に死んでくださったイエス様と、心を一つにしていたのです。
ですから、かれは、自分を殺そうとする人々を、とりなしながら、死ぬことが出来ました。

では、どうやったら、あなたの心は、イエス様と一つになりますか?

御言葉を読むこと、祈ること、そして、御言葉を行うことです。
何だそんなこと、、。そういわれますか?
しかし、それ以外にあなたの心が、イエス様と一つになっていくことはありません。

どんな、リバイバルの集会に出ても、ああ、聖霊様によって、心が励まされたといっても、あなたが、聖書をよまないなら、そんなもの、直ぐに忘れてしまいます。

ステパノは、本当にイエス様と心一つになり、そして、輝いて眠りにつきました。

私たちの日々の生活の中で、さまざまな困難のなかで、それでも輝く為の秘訣がここにあります。
それは、イエス様と一つであることです。
そのために聖書を読みましょう。そして、祈りましょう。
今、このときも、共に祈りたいと思います。


[[祈りの課題]]・御言葉への応答・イスラエル・エルサレムの為。
・母教会グレイスチャペル、近隣の教会の為。八幡の教会の事件で傷ついた人々の為。
・東邦ビル、牧野、枚方、京阪沿線、淀川と流域の町々、関西、日本、世界の為。
・列車事故の犠牲になった方々その関係者の為に。原因究明と再発の防止の為に。
(台風、地震、津波で被災された方々のため)
・主がこの日本の子ども達と子ども達にかかわる人々を守って下さる様に。
・シティーチャーチの為、問題を抱えた人々の為、この群れの子どもたちの為。
・夏のキャンプの為に。子どもたちが主を知るものとされるように。全てが守られるように。



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