礼拝でのお話
テキスト版
画像がある場合は
クリックすると
表示されます
※携帯で表示できない
物もありますので
ご了承下さい



−−−−−−−−−−
シティーチャーチ
メッセージ20050501
−−−−−−−−−−
神と人との関係
−−−−−−−−−−

++++++++++
11:28すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
11:29わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
11:30わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」
マタイの福音書11章28−30節
++++++++++

---祈り---
・事故のこと
・課題のこと

皆さんおはようございます。
聖なる聖なる聖なる主を称えます。
主は、人を愛し、そして、私たちの為に、御子イエス様をお与えになった方です。
この方を覚えつつ、御言葉を聞いてまいりましょう。

では、今日も、まず、本日の聖書箇所を御読みいただきましょう。
本日の聖書箇所は、ルカの福音書23章44-49節です。
新改Up153新改Vp168口語p132新共p159

++++++++++
23:44そのときすでに十二時ごろになっていたが、全地が暗くなって、三時まで続いた。
23:45太陽は光を失っていた。また、神殿の幕は真二つに裂けた。
23:46イエスは大声で叫んで、言われた。「父よ。わが霊を御手にゆだねます。」こう言って、息を引き取られた。
23:47この出来事を見た百人隊長は、神をほめたたえ、「ほんとうに、この人は正しい方であった。」と言った。
23:48また、この光景を見に集まっていた群衆もみな、こういういろいろの出来事を見たので、胸をたたいて悲しみながら帰った。
23:49しかし、イエスの知人たちと、ガリラヤからイエスについて来ていた女たちとはみな、遠く離れて立ち、これらのことを見ていた。
++++++++++

ありがとうございます。では、続いて教会学校の皆さんで、暗唱をお願いします。

<あんしょう>

では、皆さんで言いましょう。
++++++++++
主題聖句:
太陽は光を失っていた。また、神殿の幕は真二つに裂けた。
ルカの福音書23章45節
++++++++++

今日は、このところから、神と人との関係と題しまして、御言葉を共に見て行きたいと思いますが、その前に、

先ほどのお祈りの中でもあげましたが、私の実家のある福知山へ大阪から帰るときに乗る、福知山線で、先週大変な事故が起こりました。
100人を超える死者を出した列車の脱線事故。報道を見ていても、乗り合わせた人たちにとっては、単なる日常の中で、突然起こった出来事であり、また、避けよ
うの無い出来事でした。
事故にあわれた方々、ご遺族の方々に、慰めと励ましがありますように、続けてお祈りしてまいりましょう。
また、このような事故が再発することの無いようにも祈ります。

その原因の究明等は、いまから、様々なされていくことでしょうけれども、今回の事故は、日本の社会のスピード化という事によって、私たちが負うリスクがどん
なに大きいかを浮き彫りにしました。
この事故は、戦後4番目の惨事と言われますが、この表は、日本の死者数から見た10大鉄道事故の表です。

◇死亡者数からみた10大鉄道事故◇
死者数事故発生年月
(1)184八高線買い出し列車脱線1947・2*
(2)181大阪・西成線安治川口駅で脱線焼失1940・1
(3)161横須賀線鶴見駅の脱線衝突1963・11*
(4)160常磐線三河島駅の脱線衝突1962・5*
(5)112東海道線根府川駅の脱線転落1923・9
(6)110常磐線土浦駅の脱線衝突1943・10
(7)106JR福知山線脱線2005・4*
(7)106京浜東北線桜木町駅で車両火災1951・4*
(9)105八高線多摩川鉄橋で正面衝突1945・8*
(10)88北陸線・新潟の雪崩で列車埋没1922・2
(毎日新聞より)

右端に*マークの付いているのが戦後1945年以降のものですので、戦後4番目であるというのが分かると思いますが、これを見ますと、1963年を最後に、このよ
うな、100人を超える死者を出すような事故は起こっていなかったのです。
1964年が新幹線の開通です。私が生まれた年でもあるのですが、この時までは、列車の脱線事故は多数発生していました。しかし、新幹線の開発の中で、列車の振
動の防止など、様々な研究がなされ、その結果、鉄道は、非常に安全な乗り物となっていたのです。
しかし、この安全な乗り物も、更に急ごうとするあまり、このような事故に至ってしまったのではないでしょうか?とうとう、安全をもおろそかにするほどのスピ
ードを人は求めています。
日本のような、数分遅れるだけで、クレームが付くような国はあまり無いのだそうですが、それほどに秒刻みに、忙しく働いているこの日本。
忙しいというのは、漢字で書くと、心が亡いと書きます。
それ以降立て続けに起こった事故もそうですが、この、日本の、心を亡くした様が、浮き彫りになっているように感じられます。

しかし、あくせくと働かなければならないという、この労苦は、もともと人類にあったものではありませんでした。
アダムとエバがエデンの園にいた時、彼らはどのように過ごしていたでしょう。

++++++++++
15神である主は、人を取り、エデンの園に置き、そこを耕させ、またそこを守らせた。
16神である主は、人に命じて仰せられた。「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。
17しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるその時、あなたは必ず死ぬ。」
創世記2章15-17節
++++++++++

エデンの園においても、そこを耕すという仕事がありました。
しかし、その園の木には、たくさんの実がなり、それらから自由に食べることが出来たのです。

ところが、彼らは、神様の命令にさからい、エデンの園を追い出されました。

++++++++++
17また、アダムに仰せられた。「あなたが、妻の声に聞き従い、食べてはならないとわたしが命じておいた木から食べたので、土地は、あなたのゆえにのろわれて
しまった。あなたは、一生、苦しんで食を得なければならない。
18土地は、あなたのために、いばらとあざみを生えさせ、あなたは、野の草を食べなければならない。
19あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついに、あなたは土に帰る。あなたはそこから取られたのだから。あなたはちりだから、ちりに帰らなければならない。」
創世記3章17-19節
++++++++++

そして、アダムとエバは、苦しんで食を得なければならなくなったのです。
アダムは、ここで、神様から離れてしまいました。
アダムがなぜ、神様から離れたか、それは、神様の戒めをやぶったからです。
神様のするなという事をした。そのことが、アダムを神様から遠ざけました。
その結果、彼が得たのは、労苦と苦しみでした。
このとき、アダムはエデンの園を追い出され、そこに戻ることの出来ないようにされました。

++++++++++
こうして、神は人を追放して、いのちの木への道を守るために、エデンの園の東に、ケルビムと輪を描いて回る炎の剣を置かれた。
創世記3章24節
++++++++++

イエス様は、この人間と神様との関係を回復する為にこられました。
それで、こう書いてあります。

++++++++++
「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)
マタイの福音書1章23節
++++++++++

神は私たちと共におられる。

神様は、私たちと神様との関係を取り戻す為に、御子イエス様をこの世に送られました。
そして、今回の聖書箇所は、イエス様の十字架のシーンです。
イエス様は、神様のご計画の通りに、私たちの罪を背負って、十字架に死んでくださいました。

ここに、神殿の幕が出てきます。

++++++++++
太陽は光を失っていた。また、神殿の幕は真二つに裂けた。
ルカの福音書23章45節
++++++++++

ここで言っている神殿、それは、旧約聖書の中で、神様にいけにえを捧げる為に造られた神殿です。
この神殿は、神様の命令の通りに作られました。
最初にこの神殿、それに類するものが作られたのは、出エジプトの時です。
ここには、聖所と至聖所を区切る、仕切りの幕がありました。
そして、ソロモンの神殿においても、ヘロデの神殿においても、この形は継承され、聖所と至聖所の間には、仕切りの幕がありました。
この仕切りの幕が、イエス様の死なれたとき、真っ二つに裂けたのです。

++++++++++
太陽は光を失っていた。また、神殿の幕は真二つに裂けた。
ルカの福音書23章45節
++++++++++

マタイは、もう少し、詳しくこのことを書いています。

++++++++++
50そのとき、イエスはもう一度大声で叫んで、息を引き取られた。
51すると、見よ。神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた。そして、地が揺れ動き、岩が裂けた。
マタイの福音書27章50節
++++++++++

イエス様が、十字架に死なれたそのとき、この神殿の幕は、真っ二つに裂けたのです。

そもそもこの幕は何だったでしょう。
そのことは、旧約聖書の中に詳しく書かれていますが、ヘブル人への手紙はその事を簡単に解説していますので、そこを見たいと思います。

ヘブル人への手紙の中で、9章にはこう書いてあります。

++++++++++
3また、第二の垂れ幕のうしろには、至聖所と呼ばれる幕屋が設けられ、
4そこには金の香壇と、全面を金でおおわれた契約の箱があり、箱の中には、マナのはいった金のつぼ、芽を出したアロンの杖、契約の二つの板がありました。
5また、箱の上には、贖罪蓋を翼でおおっている栄光のケルビムがありました。しかしこれらについては、今いちいち述べることができません。
ヘブル人への手紙9章
++++++++++

ここには、至聖所の様子が書かれています。
そこにある、一番重要なものは、契約の箱です。
この契約の箱の上の贖罪の蓋の上は、神様が臨在をあらわされる場所でした。

続きを見ます。

++++++++++
6さて、これらの物が以上のように整えられた上で、前の幕屋には、祭司たちがいつもはいって礼拝を行なうのですが、
7第二の幕屋には、大祭司だけが年に一度だけはいります。そのとき、血を携えずにはいるようなことはありません。その血は、自分のために、また、民が知らず
に犯した罪のためにささげるものです。
++++++++++

この幕の向こうには、血を携えた祭司が、年に一度だけ入り、そして、罪のあがないをなしたのです。
これは、神殿において行われる一番重要な儀式でした。
しかし、これは、一つの事の型でした。
それは、イエス様の十字架です。

++++++++++
イエスはご自分の肉体という垂れ幕を通して、私たちのためにこの新しい生ける道を設けてくださったのです。
ヘブル人への手紙10章20節
++++++++++

イエス様は、ご自身の肉体という垂れ幕を裂き、そして、それを通して、神様に至る道を造られました。
それは、新しいいける道です。

祭司は、年に一度、この罪のための捧げ物のために、幕の内側に入りました。
しかしこう書いてあります。

++++++++++
18これらのことが赦されるところでは、罪のためのささげ物はもはや無用です。
19こういうわけですから、兄弟たち。私たちは、イエスの血によって、大胆にまことの聖所にはいることができるのです。
ヘブル人への手紙10章
++++++++++

私たちは、このキリストの血によって、大胆に真の聖所に入れると書いてありますね。
これは、本来私たちの入ることの出来ないところです。
その型であった、地上の幕屋でさえ、大祭司が、年に一度血を携えてしか入れなかったのです。
そして、天にある本当の聖所には、大祭司でさえ入ることが出来ませんでした。

しかし、神様との間にあった仕切りを、イエス様の十字架の死は、引き裂いてしまったのです。

そして、私たちは、大胆に、まことの聖所に入ることが出来る。

まことの聖所とはなんでしょう。それは、神様の臨在のあるところ、神様のおられるところです。
そこに入るとは、つまり、神様とお会いすることが出来るということです。

今、私たちが、イエス様を信じ、イエス様の御名によって、祈るなら、あなたは、神様を遠い存在と感じる必要はありません。
あなたは、神の御前に出ることが出来るのです。

ですから、その事を覚えて祈りましょう。
イエス様のしてくださったこと、それは、神様と私たちの間にあった幕を取り除き、神様との関係を回復してくださったのです。

ですから、あなたが祈る時、神様は、親しく聞いてくださいます。
神様は、イエス様を信じるあなたと、共におられます。

今日は、聖餐式があります。このイエス様のなして下さったみわざ、そのために、流されたイエス様の血を覚えて、この聖餐式にあずかりましょう。
では、このイエス様の御業に感謝して、しばらく共にいのりましょう。
また、課題の祈りもお祈り下さい。



[[祈りの課題]]・御言葉への応答・イスラエル・エルサレムの為。
・母教会グレイスチャペル、近隣の教会の為。八幡の教会の事件で傷ついた人々の為。
・東邦ビル、牧野、枚方、京阪沿線、淀川と流域の町々、関西、日本、世界の為。
・列車事故の犠牲になった方々その関係者の為に。原因究明と再発の防止の為に。
(台風、地震、津波で被災された方々のため)
・主がこの日本の子ども達と子ども達にかかわる人々を守って下さる様に。
・シティーチャーチの為、問題を抱えた人々の為、この群れの子どもたちの為。




////////////////////////////////////////////////////////////////


INDEX
TOP