礼拝でのお話
テキスト版
画像がある場合
クリックで表示されます
※携帯で表示できない
物もありますので
ご了承下さい
トップページへ


音声ファイル(作成日6/10)

(PC用:MP3形式)
ワーシップ/メッセージ
原因不明のエラーによりメッセージの音声ファイルが再生できない場合があります。
御了承下さい。
メッセージの音声ファイルは、原稿と若干違う場合があります。

テキストの終わりへ



−−−−−−−−−−
シティーチャーチ
メッセージ20120610  
−−−−−−−−−−
完了した。
−−−−−−−−−−

++++++++++
28 すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
29 わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
30 わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」 
マタイの福音書11章28−30節
++++++++++

<いのり>

皆さんハレルヤ。聖なる聖なる聖なる主を称えます。
主は、全能者力ある神。王の王主の主。
全ての業を完成された方です。
この方を覚えて御言葉を開いて参りましょう。

さて、まず、いつものように東日本の為に祈りましょう。
−−−−−−−−−−
<災害にあった地域の為の祈りの課題>
1、原子炉が速やかに安全な状態になるように。作業者の身体と命が守られるように。日本中が放射能から守られるように。
2、余震その他の災害から守られるように。
3、被災者に慰めと励ましがあるように。心と霊のケアの為に。
4、被災者への救援活動が効率よく進められますように。ボランティアや作業者に助けと守りがあるように。
5、この国が霊的に目覚めて罪を悔い改めて神様に従う民となるように。
6、日本の教会、クリスチャンが用いられるように。
−−−−−−−−−−

つぎに、聖書の通読箇所を見て見ましょう。
−−−−−−−−−−
6月10日(日)[ ]U列王23-25 /[ ]ヨハ18:19-40
6月11日(月)[ ]T歴代1-2 /[ ]ヨハ19:1-22
6月12日(火)[ ]T歴代3-5 /[ ]ヨハ19:23-42
6月13日(水)[ ]T歴代6-7 /[ ]ヨハ20:1-18
6月14日(木)[ ]T歴代8-10 /[ ]ヨハ20:19-31
6月15日(金)[ ]T歴代11-12 /[ ]ヨハ21
6月16日(土)[ ]T歴代13-15 /[ ]使徒1
6月17日(日)[ ]T歴代16-17 /[ ]使徒2:1-28
−−−−−−−−−−
旧約聖書が列王記第二から歴代誌第一です。
新約聖書は、ヨハネの福音書から使徒の働きです。

列王記第二は、バビロン捕囚で終わります。
しかし、そこにおいても、ユダの王エホヤキンの受けた待遇から、神様の哀れみを知ることが出来ます。
歴代誌は、まずアダムからはじまる系図が書かれています。
そして、第一歴代誌は、ダビデの統治で終わります。

新約聖書のヨハネの福音書は、イエス様の裁判から十字架、復活へと続きます。
そして、聖霊様が注がれる使徒の働きへと入ります。

是非、これらの所をお読みください。
聖書は、あなたの理解を超えて、あなたの霊に働き、神様との関係を深め、霊を成長させ、信仰を強めます。
皆さん。聖書を読みましょう。

さて、では、今日は、このヨハネの福音書から、19章を開きましょう。
−−−−−−−−−−
【 聖書箇所 】ヨハネの福音書19章23-37節
・新改訳Up202(贈呈p180、英対p331)
・新改訳Vp221、英対p247(贈呈p205)
・口語訳p174
・新共同訳p207 (贈呈p207、英対p316)
−−−−−−−−−−
では、朗読をお願いします。
++++++++++
ヨハネの福音書19章23-37節
19:23 さて、兵士たちは、イエスを十字架につけると、イエスの着物を取り、ひとりの兵士に一つずつあたるよう四分した。また下着をも取ったが、それは上から全部一つに織った、縫い目なしのものであった。
19:24 そこで彼らは互いに言った。「それは裂かないで、だれの物になるか、くじを引こう。」それは、「彼らはわたしの着物を分け合い、わたしの下着のためにくじを引いた。」という聖書が成就するためであった。
19:25 兵士たちはこのようなことをしたが、イエスの十字架のそばには、イエスの母と母の姉妹と、クロパの妻のマリヤとマグダラのマリヤが立っていた。
19:26 イエスは、母と、そばに立っている愛する弟子とを見て、母に「女の方。そこに、あなたの息子がいます。」と言われた。
19:27 それからその弟子に「そこに、あなたの母がいます。」と言われた。その時から、この弟子は彼女を自分の家に引き取った。
19:28 この後、イエスは、すべてのことが完了したのを知って、聖書が成就するために、「わたしは渇く。」と言われた。
19:29 そこには酸いぶどう酒のいっぱいはいった入れ物が置いてあった。そこで彼らは、酸いぶどう酒を含んだ海綿をヒソプの枝につけて、それをイエスの口もとに差し出した。
19:30 イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、「完了した。」と言われた。そして、頭を垂れて、霊をお渡しになった。
19:31 その日は備え日であったため、ユダヤ人たちは安息日に(その安息日は大いなる日であったので)、死体を十字架の上に残しておかないように、すねを折ってそれを取りのける処置をピラトに願った。
19:32 それで、兵士たちが来て、イエスといっしょに十字架につけられた第一の者と、もうひとりの者とのすねを折った。
19:33 しかし、イエスのところに来ると、イエスがすでに死んでおられるのを認めたので、そのすねを折らなかった。
19:34 しかし、兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出て来た。
19:35 それを目撃した者があかしをしているのである。そのあかしは真実である。その人が、あなたがたにも信じさせるために、真実を話すということをよく知っているのである。
19:36 この事が起こったのは、「彼の骨は一つも砕かれない。」という聖書のことばが成就するためであった。
19:37 また聖書の別のところには、「彼らは自分たちが突き刺した方を見る。」と言われているからである。
++++++++++

では、主題聖句を言いましょう。
++++++++++
【 主題聖句 】
イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、「完了した。」と言われた。そして、頭を垂れて、霊をお渡しになった。
ヨハネの福音書19章30節
++++++++++
では、今日は、
「完了した」
と題しまして、御言葉を開いて参りましょう。

皆さん。
今回の箇所は、イエス様が十字架に架かられたその場面です。
そして、ここで、「完了した」と訳されている言葉は、ギリシャ語で「テテレスタイ」と言います。
それは、終了したとも訳されますし、成し遂げられたとも訳されています。
ある解説では、任務完了というように説明されていました。

イエス様は十字架の上で全ての御業を成し遂げて死んでくださいました。
それは、私たちの罪の身代わりであり、また、神様の愛の表れであり、神様のご計画の実現であり、律法の完成でした。

今回の箇所にイエス様が十字架で語られた言葉が四つ出てきます。
++++++++++
「女の方。そこに、あなたの息子がいます。」26節(母マリヤへ)
「そこに、あなたの母がいます。」27節(ヨハネへ)
「わたしは渇く。」28節
「完了した。」30節
++++++++++
この他に、イエス様が言われた言葉は、

マタイの福音書とマルコの福音書では、「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」と言う意味の
「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」
++++++++++
「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」マタイの福音書27章46節
++++++++++
これは、マルコの福音書では、「エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ。」となっています。
また、マタイ、マルコは、もう一度大声で叫んで息を引き取られたと書いてあります。

そして、ルカの福音書では、「父よ。彼らをお赦し下さい。」と取り成しの祈りをされました。
++++++++++
「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」ルカの福音書23章34節
++++++++++
また、隣の犯罪人に言われた。
++++++++++
「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます。」ルカの福音書23章43節
++++++++++
そして
++++++++++
イエスは大声で叫んで、言われた。「父よ。わが霊を御手にゆだねます。」こう言って、息を引き取られた。ルカの福音書23章46節
++++++++++
これら、8つの言葉が、イエス様の十字架での言葉として聖書に記録されています。

イエス様は、最後の最後、父なる神様にご自身の霊をおゆだねになりました。

この中で、今回は、この「完了した」
に注目したいのですが、まず、この箇所を最初から見ていきましょう。
++++++++++
23 さて、兵士たちは、イエスを十字架につけると、イエスの着物を取り、ひとりの兵士に一つずつあたるよう四分した。また下着をも取ったが、それは上から全部一つに織った、縫い目なしのものであった。
24 そこで彼らは互いに言った。「それは裂かないで、だれの物になるか、くじを引こう。」それは、「彼らはわたしの着物を分け合い、わたしの下着のためにくじを引いた。」という聖書が成就するためであった。
ヨハネの福音書19章23-24節
++++++++++
ここで、イエス様の着物を兵士達がわけ、下着をくじで引いています。
そして、「彼らはわたしの着物を分け合い、わたしの下着のためにくじを引いた。」という聖書が成就するためであった。と書かれています。
この預言はどこにあるでしょう。

それは、詩篇の22篇18節です。
++++++++++
彼らは私の着物を互いに分け合い、私の一つの着物を、くじ引きにします。
詩篇22篇18節
++++++++++
イエス様の十字架での出来事は一つ一つ預言の成就です。

ここで、ダビデが御霊によって歌ったのは、メシヤである方、救い主のその十字架の場面であったのです。

さらに、この詩篇22篇を見ると、こうも書いてあります。
++++++++++
7 私を見る者はみな、私をあざけります。彼らは口をとがらせ、頭を振ります。
8 「主に身を任せよ。彼が助け出したらよい。彼に救い出させよ。彼のお気に入りなのだから。」
詩篇22篇7-8節
++++++++++

マタイの福音書には、こう書いてあります。
++++++++++
42 「彼は他人を救ったが、自分は救えない。イスラエルの王さまなら、今、十字架から降りてもらおうか。そうしたら、われわれは信じるから。
43 彼は神により頼んでいる。もし神のお気に入りなら、いま救っていただくがいい。『わたしは神の子だ。』と言っているのだから。」
マタイの福音書27章42-43節
++++++++++
十字架のイエス様を人々は、あざけりました。

ちなみに、この詩篇の最初は、こう書いてあります。
++++++++++
わが神、わが神。どうして、私をお見捨てになったのですか。
詩篇22篇1節
++++++++++

イエス様は、十字架で言われました。
++++++++++
46 三時ごろ、イエスは大声で、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」と叫ばれた。これは、「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」という意味である。
47 すると、それを聞いて、そこに立っていた人々のうち、ある人たちは、「この人はエリヤを呼んでいる。」と言った。
マタイの福音書27章46-47節
++++++++++
これは、全く同じ言葉です。そのまま詩篇の言葉です。
それは預言の成就です。

他の言葉、例えば、「父よ。彼らをお赦し下さい。」などは、聖書の中で訳されていません。
しかし、この箇所がわざわざ翻訳されるのは、イエス様の普段の話し言葉と違ったからです。

イエス様は、この言葉を聖書を引用し、ヘブル語で言われたのです。
ですから、これは、詩篇を用いた賛美です。

中には、イエス様でさえ、苦しみの中で神様に恨み言を言っておられるのだという方もあります。
しかし、そうではありません。

イエス様は十字架の上でさえ、神様に賛美を捧げられたのです。
そして、この詩篇は最後のほうでこう歌われます。
++++++++++
大会衆の中での私の賛美はあなたから出たものです。私は主を恐れる人々の前で私の誓いを果たします。
詩篇22篇25節
++++++++++
大会衆の中。皆さん。その会衆は何をしに来ているのですか。それは、イエス様の十字架を見物に来ているのです。
しかし、その中で、主は賛美を歌われたのです。その賛美は、聖書の中に、メシヤが歌うべき歌として父なる神様が用意された歌でした。

そして私の誓いを果たしますとこの歌は歌われています。
そのように、イエス様は、十字架で、贖いの業を完全になしとげられたのです。
アダムとエバが堕落して依頼の父なる神様のご計画、救いの約束、神様の約束はここに完全に成し遂げられたのです。

ですからイエス様は言われました。「完了した。」
++++++++++
イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、「完了した。」と言われた。そして、頭を垂れて、霊をお渡しになった。
ヨハネの福音書19章30節
++++++++++

では、それは、どのように成し遂げられたのでしょう。
イエス様の歩みをたどってみましょう。
まず、この方は罪の無い方でなければなりません。

エルサレムに入られてから、人々はイエス様を見ました。そして、試しました。
律法学者やパリサイ人たちは、なんとかイエス様に間違ったことを言わせようとしましたが、それは出来ませんでした。

総督であったポンテオピラトも言います。
++++++++++
14 こう言った。「あなたがたは、この人を、民衆を惑わす者として、私のところに連れて来たけれども、私があなたがたの前で取り調べたところ、あなたがたが訴えているような罪は別に何も見つかりません。
15 ヘロデとても同じです。彼は私たちにこの人を送り返しました。見なさい。この人は、死罪に当たることは、何一つしていません。
16 だから私は、懲らしめたうえで、釈放します。」
18 しかし彼らは、声をそろえて叫んだ。「この人を除け。バラバを釈放しろ。」
ルカの福音書23章14-18節
++++++++++
誰が調べても、イエス様には罪がなかったのです。

イエス様が十字架につけられたのは、過ぎ越しの祭りの時でした。
そのとき、人々を守るために、小羊が殺され、血が流されました。
これは、出エジプトの時の出来事です。
++++++++++
5 あなたがたの羊は傷のない一歳の雄でなければならない。それを子羊かやぎのうちから取らなければならない。
6 あなたがたはこの月の十四日までそれをよく見守る。そしてイスラエルの民の全集会は集まって、夕暮れにそれをほふり、
7 その血を取り、羊を食べる家々の二本の門柱と、かもいに、それをつける。
出エジプト記12章5-7節
++++++++++
モーセに率いられてイスラエルの民が救い出される時、それを許さないエジプトを主はなんども打たれました。
その最後の災いは、全ての家の初子が打たれるというものでした。
長男も、家畜の最初に生まれたものもみな殺されました。
そのとき、神さまは、家の入り口の上と両側に羊の血が塗ってあるならその家をわざわいが過ぎ越すようにされました。

これが過ぎ越しの祭りです。この時に塗られた血。それは、人々を救うための血でした。
その小羊は、悪いところがあってはなりません。
ですから、よく見守るのです。そして、最後にこの小羊は殺され、血が流され、その血が家のドアのふちに塗られ、家の中でその肉を食べるのです。

イエス様は罪がありませんでした。そして、完全な贖いの小羊として、十字架で血を流されたのです。
動物の血ではなく、神の子の血によって私たちの罪の為の代償ははらわれたのです。
そのイエス様の血によって私たちは神様のものとなったのです。
++++++++++
18 ご承知のように、あなたがたが先祖から伝わったむなしい生き方から贖い出されたのは、銀や金のような朽ちる物にはよらず、
19 傷もなく汚れもない小羊のようなキリストの、尊い血によったのです。
ペテロの手紙第一1章18-19節
++++++++++

また、イエス様は、完全であったばかりでなく、十字架の上でも完全な愛を示してくださいました。
++++++++++
そのとき、イエスはこう言われた。「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」彼らは、くじを引いて、イエスの着物を分けた。
ルカの福音書23章34節
++++++++++
イエス様は敵であった私たちの身代わりとなられただけでなく、とりなしの祈り、赦しの祈りをしてくださったのです。
呪われるべき人間を、イエス様はとりなして下さいました。

この書かれている順番を見てください。
イエス様がとりなして下さってさえ、彼らはそれを聞いて心をさされるのでなく、イエス様の着物をくじ引きにしているのです。
それが、罪深い人間の姿です。しかし、そのような人間を主は愛して下さったのです。

まさに敵であるものの為に、イエス様は死んで下さったのです。
パウロはこういいます。
++++++++++
8 しかし私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自身の愛を明らかにしておられます。
9 ですから、今すでにキリストの血によって義と認められた私たちが、彼によって神の怒りから救われるのは、なおさらのことです。
10 もし敵であった私たちが、御子の死によって神と和解させられたのなら、和解させられた私たちが、彼のいのちによって救いにあずかるのは、なおさらのことです。
11 そればかりでなく、私たちのために今や和解を成り立たせてくださった私たちの主イエス・キリストによって、私たちは神を大いに喜んでいるのです。
ローマ人への手紙5章8-11節
++++++++++
わたしたちが罪人であったときにイエス様は死んでくださいました。
そして、ご自身の愛を示しておられるのです。

イエス様は、私が愛したように愛し合いなさいと言われました。赦すことに関してもそうです。

敵をも愛する愛を持って私たちは愛し合い赦しあうのです。これは、キリストにしか無い愛です。
ですから、私たちはしっかりとキリストに結びつかなければなりません。

また、愛は律法を全うするとローマ人への手紙に書かれています。
++++++++++
愛は隣人に対して害を与えません。それゆえ、愛は律法を全うします。
ローマ人への手紙13章10節
++++++++++
この愛をイエス様は示してくださいました。
敵をも愛し、命を捨てる愛によって完全に律法は全うされたのです。

それゆえ、イエス様は、「完了した」と言われたのです。
++++++++++
イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、「完了した。」と言われた。そして、頭を垂れて、霊をお渡しになった。
ヨハネの福音書19章30節
++++++++++
ところで、ここまで見てイエス様のなさった事をもう一度振り返ってください。
十字架でイエス様は、ご自身の体を捧げられ、血を流されました。そして、神様への賛美を捧げられました。また、執り成しの祈りをされました。
これは、なんですか。

祭司は、いけにえを持って神殿に行き祭壇にそれを捧げます。そして、その血を流します。また、神様へ賛美を捧げます。民の為の執り成しの祈りをします。

皆さん。イエス様が十字架でなされたことは、礼拝です。
皆さん。誰も捧げることの出来なかった完全な礼拝を、たった一度、イエス様は、十字架と言う祭壇で捧げられたのです。
ご自身をいけにえにし、血を流し、賛美を捧げ、執り成しをされたのです。

これが、イエス様の十字架です。イエス様は、その礼拝を捧げて十字架で死なれました。

その後どうなったでしょう。
++++++++++
31 その日は備え日であったため、ユダヤ人たちは安息日に(その安息日は大いなる日であったので)、死体を十字架の上に残しておかないように、すねを折ってそれを取りのける処置をピラトに願った。
32 それで、兵士たちが来て、イエスといっしょに十字架につけられた第一の者と、もうひとりの者とのすねを折った。
33 しかし、イエスのところに来ると、イエスがすでに死んでおられるのを認めたので、そのすねを折らなかった。
ヨハネの福音書19章31-33節
++++++++++
ユダヤ人は安息日には死体に触れることが出来ません。
また、それは、過ぎ越しの祭りの時でもあったのでなおさらです。
それで、早く殺すためすねを折るようにと書かれています。なぜすねを折るのでしょう。

十字架は非常の恐ろしい刑罰です。
両手が広げられ釘で横木に釘で打ち付けられ、足を重ねて縦の木に釘で打ち付けられます。
手、足から血が流れます。
腰のあたりに少し台があるそうで、そこに腰を乗せることが出来ます。
しかし、そこから体がずります。
体が完全にさがると息が肺があっぱくされ息が出来ません。
それで、腕と足の力で何とか体を押し上げて息をします。
しかし、だんだん疲れて体が下がり息が出来なくなります。
また出血の為にも衰弱し、呼吸がとまり死んでしまうのです。

なかなか死なないと、すねを折ります。そうすると、もう体を持ち上げることが出来ません。
それで、呼吸が出来なくなりすぐに死んでしまいます。

そのために、兵士はイエス様の足を折りにきました。
しかし、その時イエス様は、全ての業をなし終えて、命を使い果たし、死んでしまっておられたのです。

ところが、死んだことを確認するために、わき腹を槍で刺しました。
すると、血だけでなく水が出てきた。
それは、すでにイエス様が死んでから時がたち、血液が分離していたのだと考えられます。
++++++++++
34 しかし、兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出て来た。
35 それを目撃した者があかしをしているのである。そのあかしは真実である。その人が、あなたがたにも信じさせるために、真実を話すということをよく知っているのである。
36 この事が起こったのは、「彼の骨は一つも砕かれない。」という聖書のことばが成就するためであった。
37 また聖書の別のところには、「彼らは自分たちが突き刺した方を見る。」と言われているからである。
ヨハネの福音書19章34-37節
++++++++++
これを見たのは、ヨハネです。彼はイエス様が捕らえられた時は逃げましたが、そのあと、この十字架の所に来ていたのです。
こうして、イエス様は御業を完成されました。

この御業が完全であったことがこの後三日めに証明されました。
それがイエス様の復活です。
++++++++++
23 あなたがたは、神の定めた計画と神の予知とによって引き渡されたこの方を、不法な者の手によって十字架につけて殺しました。
24 しかし神は、この方を死の苦しみから解き放って、よみがえらせました。この方が死につながれていることなど、ありえないからです。
使徒の働き2章23-24節
++++++++++
なぜなら、完全に律法を成し遂げたものを、父なる神様は死の中に置くことは出来ないからです。
死はなんですか。それは、罪の結果であり、また、神様の戒めに逆らう結果です。
しかし、イエス様は、完全に律法をなしとげられました。完全に神様に従い、神様のご計画を成し遂げられたのです。
そのものを、神様は、死の中にとどめることは出来ません。
それゆえ、イエス様は、死からよみがえらされたのです。

ところで、ここに死の苦しみと書いてあります。
皆さん。死は苦しみなのです。死んだら楽になるのではありません。
ですから、永遠の命を得なければならないのです。
死は、神様から離れた世界です。そこには永遠の苦しみがあるのです。
皆さん。あなたの回りの人が、この死の苦しみに入ることの無いように祈りましょう。
そして、福音を伝えましょう。

イエス様の御業は完全でした。
++++++++++
イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、「完了した。」と言われた。そして、頭を垂れて、霊をお渡しになった。
ヨハネの福音書19章30節
++++++++++

皆さん。皆さんは、この御業によって贖われたもの、救われたもの、神の子とされ天国に行くようにされたのものです。
++++++++++
18 ご承知のように、あなたがたが先祖から伝わったむなしい生き方から贖い出されたのは、銀や金のような朽ちる物にはよらず、
19 傷もなく汚れもない小羊のようなキリストの、尊い血によったのです。
ペテロの手紙第一1章18-19節
++++++++++
私たちは、この方によって完全に贖われ、聖なるものとされたのです。
この方に目を向け、この方によって歩ませて頂きましょう。
お祈りしましょう。

<祈り>

[[祈りの課題]]・御言葉への応答・イスラエル・エルサレムの為。
・母教会グレイスチャペル、近隣の教会の為。八幡の教会の事件で傷ついた人々の為。
・濱本先生の癒しの為に。
・東邦ビル、牧野、枚方、京阪沿線、淀川と流域の町々、関西、日本、世界の為。
 (テロからの守りの為に。テロリスト達が悔い改める為に)
・日本の政治、大阪府の府政、枚方市の市政が正しく行われるように。 
・台風、ハリケーン、地震、津波等の自然災害、事故、テロの被害者の為。対策と復興の為に。新型のインフルエンザ等からの守りがあるように。備えが出来る様に。
・主がこの日本の子ども達と子ども達にかかわる人々を守って下さる様に。
・シティーチャーチの為、問題を抱えた人々の為、この群れの子どもたちの為。
・日本宣教センター、キッズ&ファミリー・サポート・ミッションの為に。

−−−−−−−−−−
シティーチャーチメッセージ20120610 完了した。
−−−−−−−−−−


ちょっとイラスト
(お話しを元にしたイラストです)
http://www.cityc.net/weekly/illust.gif


最新の音声ファイルはこちら
(MP3形式.PCのみ再生可)
・ワーシップ
http://www.cityc.net/weekly/worship.MP3

・メッセージ
http://www.cityc.net/weekly/message.MP3


テキストの先頭へ
INDEXへ
TOP Pageへ