礼拝でのお話
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シティーチャーチ
メッセージ201200212  
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バラバかイエスか  
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28 すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
29 わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
30 わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」 
マタイの福音書11章28−30節
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<いのり>

皆さんハレルヤ。
聖なる聖なる聖なる主を称えます。
主は力ある神、全能者、王の王、主の主です。
私たちの身代わりに十字架で死んで下さった方です。

では、いつものように東日本の為に祈りましょう。
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<災害にあった地域の為の祈りの課題>
1、原子炉が速やかに安全な状態になるように。作業者の身体と命が守られるように。日本中が放射能から守られるように。
2、余震その他の災害から守られるように。
3、被災者に慰めと励ましがあるように。心と霊のケアの為に。
4、被災者への救援活動が効率よく進められますように。ボランティアや作業者に助けと守りがあるように。
5、この国が霊的に目覚めて罪を悔い改めて神様に従う民となるように。
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では、続いて、聖書の通読箇所を開きましょう。
旧約聖書は、レビ記、新約聖書は、マタイの福音書からマルコの福音書です。
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2月12日(日)[ ]レビ8-9 /[ ]マタ26:26-46
2月13日(月)[ ]レビ10-11 /[ ]マタ26:47-75
2月14日(火)[ ]レビ12-13 /[ ]マタ27:1-26
2月15日(水)[ ]レビ14 /[ ]マタ27:27-44
2月16日(木)[ ]レビ15-16 /[ ]マタ27:45-66
2月17日(金)[ ]レビ17-19 /[ ]マタ28
2月18日(土)[ ]レビ20-21 /[ ]マコ1:1-22
2月19日(日)[ ]レビ22-23 /[ ]マコ1:23-45
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レビ記は、アロンとその子ども達、子孫への任職と祭司の務めについてです。
しかし、祭司の務めは、彼らが主に言われたとおりでないなら、死んでしまう事もありました。
ですから、神殿での儀式は命がけだったのです。

今、私たちが、イエス様の血によって主の前に出ることができるのは素晴らしい恵みです。

マタイの福音書は、十字架と復活の場面。そしてマルコの福音書は、バプテスマのヨハネの登場から、イエス様の登場です。

では、このマタイの福音書から、27章を開きましょう。
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【 聖書箇所 】マタイの福音書27章11-26節
・新改訳Up54(贈呈p49、英対p89)
・新改訳Vp59、英対p67(贈呈p56)
・口語訳p47
・新共同訳p56 (贈呈p56、英対p86)
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では、朗読をお願いします。

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【 聖書箇所のテキスト 】
マタイの福音書27章11-26節
27:11 さて、イエスは総督の前に立たれた。すると、総督はイエスに「あなたは、ユダヤ人の王ですか。」と尋ねた。イエスは彼に「そのとおりです。」と言われた。
27:12 しかし、祭司長、長老たちから訴えがなされたときは、何もお答えにならなかった。
27:13 そのとき、ピラトはイエスに言った。「あんなにいろいろとあなたに不利な証言をしているのに、聞こえないのですか。」
27:14 それでも、イエスは、どんな訴えに対しても一言もお答えにならなかった。それには総督も非常に驚いた。
27:15 ところで総督は、その祭りには、群衆のために、いつも望みの囚人をひとりだけ赦免してやっていた。
27:16 そのころ、バラバという名の知れた囚人が捕えられていた。
27:17 それで、彼らが集まったとき、ピラトが言った。「あなたがたは、だれを釈放してほしいのか。バラバか、それともキリストと呼ばれているイエスか。」
27:18 ピラトは、彼らがねたみからイエスを引き渡したことに気づいていたのである。
27:19 また、ピラトが裁判の席に着いていたとき、彼の妻が彼のもとに人をやって言わせた。「あの正しい人にはかかわり合わないでください。ゆうべ、私は夢で、あの人のことで苦しいめに会いましたから。」
27:20 しかし、祭司長、長老たちは、バラバのほうを願うよう、そして、イエスを死刑にするよう、群衆を説きつけた。
27:21 しかし、総督は彼らに答えて言った。「あなたがたは、ふたりのうちどちらを釈放してほしいのか。」彼らは言った。「バラバだ。」
27:22 ピラトは彼らに言った。「では、キリストと言われているイエスを私はどのようにしようか。」彼らはいっせいに言った。「十字架につけろ。」
27:23 だが、ピラトは言った。「あの人がどんな悪い事をしたというのか。」しかし、彼らはますます激しく「十字架につけろ。」と叫び続けた。
27:24 そこでピラトは、自分では手の下しようがなく、かえって暴動になりそうなのを見て、群衆の目の前で水を取り寄せ、手を洗って、言った。「この人の血について、私には責任がない。自分たちで始末するがよ
い。」
27:25 すると、民衆はみな答えて言った。「その人の血は、私たちや子どもたちの上にかかってもいい。」
27:26 そこで、ピラトは彼らのためにバラバを釈放し、イエスをむち打ってから、十字架につけるために引き渡した。
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では、主題聖句を言いましょう。
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【 主題聖句 】
あなたがたは、だれを釈放してほしいのか。バラバか、それともキリストと呼ばれているイエスか。
マタイの福音書27章17節
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では、この所から、
「バラバかイエスか」
と題しまして御言葉を開いて参りましょう。

さて、今回の箇所は、イエス様が、総督ピラトの前において、取調べを受けられた所です。
イエス様には、罪がありません。
さまざまな偽証、イエス様を罪に陥れようと、さまざまな偽りの証言がなされますが、誰もイエス様を罪に定めることはできませんでした。
それは、嘘をうそで固めようとする彼らの証言が混乱したからです。

さて、総督は、イエス様に聞きます。
「あなたは、ユダヤ人の王ですか。」
イエス様は、
「そのとおりです。」
とお答えになったと書いてあります。

この会話について、少し、別な箇所を開きます。
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33 そこで、ピラトはもう一度官邸にはいって、イエスを呼んで言った。「あなたは、ユダヤ人の王ですか。」
34 イエスは答えられた。「あなたは、自分でそのことを言っているのですか。それともほかの人が、あなたにわたしのことを話したのですか。」
35 ピラトは答えた。「私はユダヤ人ではないでしょう。あなたの同国人と祭司長たちが、あなたを私に引き渡したのです。あなたは何をしたのですか。」
36 イエスは答えられた。「わたしの国はこの世のものではありません。もしこの世のものであったなら、わたしのしもべたちが、わたしをユダヤ人に渡さないように、戦ったことでしょう。しかし、事実、わたしの国はこの
世のものではありません。」
37 そこでピラトはイエスに言った。「それでは、あなたは王なのですか。」イエスは答えられた。「わたしが王であることは、あなたが言うとおりです。わたしは、真理のあかしをするために生まれ、このことのために世
に来たのです。真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います。
ヨハネの福音書18章33-37節
++++++++++

イエス様は、ユダヤ人の王としてお生まれになりました。
しかし、実際には、イエス様は、ただのユダヤ人の王ではありませんでした。

イエス様は、「わたしの国はこの世のものではありません。」とはっきり言われました。

しかし、また、イエス様、「それでは、あなたは王なのですか。」
との質問に答えて言われました。「わたしは、真理のあかしをするために生まれ、このことのために世に来たのです。真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います。」

イエス様は、真理を証するために来られました。
そして、真理に属するものは、イエス様の声に従うのです。

真理に属する者はイエス様に従います。
つまり、イエス様は、真理に属するものの王なのです。

では、真理とはなんですか?
++++++++++
イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。
ヨハネの福音書14章6節
++++++++++
イエス様は、わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。
と、言われました。

真理は、永遠の命への道です。
ヨハネの福音書5章にはこう書いてあります。
++++++++++
あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖書を調べています。その聖書が、わたしについて証言しているのです。
ヨハネの福音書5章39節
++++++++++
人々は、永遠の命への道があると思って聖書を調べます。
しかし、聖書は、わたしについて書いてあるとイエス様は言われました。

皆さん。イエス様は、ご自身が真理だと言われたのです。

この世の人々は、聖書にいい教えが書いてあってそのようにすれば幸せになれるのだと考えます。
それは、間違っていません。
しかし、その内容は人が考えていることと少し違います。

人は、自分がその知識を手に入れて素晴らしいものになろうとします。幸せになろうとします。
やり方を教えて欲しい。そうすれば自分がやる。
それが自立であり、一見正しいようですが、
それは、悪魔が人間に吹き込んだ考え方です。
++++++++++
3:4 そこで、蛇は女に言った。「あなたがたは決して死にません。
3:5 あなたがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているのです。」
創世記3章4-5節
++++++++++
それを知るなら立派になれ、神様のようになる。
そんなものがあるのだと、悪魔はいいます。
しかし、大事なことは、そうではありません。
++++++++++
そこでピラトはイエスに言った。「それでは、あなたは王なのですか。」イエスは答えられた。「わたしが王であることは、あなたが言うとおりです。わたしは、真理のあかしをするために生まれ、このことのために世に来
たのです。真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います。
ヨハネの福音書18章37節
++++++++++
大事なことはこの御言葉の後半、イエス様の声に従うことです。

イエス様の声が聞こえませんか?
それなら、聖書を読みましょう。
イエス様が二千年前に語って下さった言葉がここに書かれています。

また、イエス様は、
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あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖書を調べています。その聖書が、わたしについて証言しているのです。
ヨハネの福音書5章39節
++++++++++
この聖書は、イエス様について書いてあると言われます。

そうです。この聖書は、イエス様について書いてあります。
この聖書の最初から最後まで、千何百ページもある聖書ですが、その全てがイエス様について書いてあるのです。

また、この聖書の言葉は神様の言葉ですが、神様の言葉が人となられたのがイエス様です。
++++++++++
ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。
ヨハネの福音書1章14節
++++++++++
ですから、この言葉には力があります。

私たちは、この神の言葉を信じて祈るのです。

皆さん。聖書の教えは簡単です。
イエス様を信じるなら救われる。

パウロとシラスは言いました。
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主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。
使徒の働き16章31節
++++++++++

イエス様を信じ受け入れること。それだけです。
では、イエス様の何を信じるのか。こう書いてあります。
++++++++++
9 なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。
10 人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。
11 聖書はこう言っています。「彼に信頼する者は、失望させられることがない。」
ローマ人への手紙10章9-11節
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イエス様は死者の中から蘇られました。

では、イエス様は何の為に死なれたのですか?
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人の子が来たのが、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためであるのと同じです。」
マタイの福音書20章28節
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人々の贖いの代価と書いてありますが、人々の罪の身代わりとしてということです。
イエス様は、人々の罪の身代わりに十字架で死ぬために来られたのです。

あなたの罪の身代わりです。
それが、イエス様の十字架です。
そして、イエス様は、その贖いをなしとげて、蘇られました。

さて、お話しを、ピラトの前に戻しましょう。
新改訳聖書のマタイの福音書では、イエス様はその通りですとお答えになりました。
ヨハネの福音書でも、こう書いてあります。
++++++++++
そこでピラトはイエスに言った。「それでは、あなたは王なのですか。」イエスは答えられた。「わたしが王であることは、あなたが言うとおりです。わたしは、真理のあかしをするために生まれ、このことのために世に来
たのです。真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います。
ヨハネの福音書18章37節
++++++++++
「あなたが言うとおりです。」
と書かれていますが、実は、この箇所は、原語のギリシャ語から見ると、他の訳し方も出来るのです。
それで、新共同訳は、こう書いてあります。

++++++++++
そこでピラトが、「それでは、やはり王なのか」と言うと、イエスはお答えになった。「わたしが王だとは、あなたが言っていることです。わたしは真理について証しをするために生まれ、そのためにこの世に来た。真理
に属する人は皆、わたしの声を聞く。」
ヨハネの福音書18章37節(新共同訳)
++++++++++
比べてみましょう。


++++++++++
そこでピラトはイエスに言った。「それでは、あなたは王なのですか。」イエスは答えられた。「わたしが王であることは、あなたが言うとおりです。わたしは、真理のあかしをするために生まれ、このことのために世に来
たのです。真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います。
ヨハネの福音書18章37節(新改訳)

そこでピラトが、「それでは、やはり王なのか」と言うと、イエスはお答えになった。「わたしが王だとは、あなたが言っていることです。わたしは真理について証しをするために生まれ、そのためにこの世に来た。真理
に属する人は皆、わたしの声を聞く。」
ヨハネの福音書18章37節(新共同訳)
++++++++++
実は、イエス様は、ご自身では、王だとは言っておられないという事です。
これは、マタイ、マルコ、ルカ、全ての福音書に共通します。

しかし、後半は違います。同じです。

そして、この後半こそが、イエス様を信じる私たちにとっては大切なのです。
ヨハネの福音書10章にはこう書いてあります。
++++++++++
25 イエスは彼らに答えられた。「わたしは話しました。しかし、あなたがたは信じないのです。わたしが父の御名によって行なうわざが、わたしについて証言しています。
26 しかし、あなたがたは信じません。それは、あなたがたがわたしの羊に属していないからです。
27 わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。
28 わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、だれもわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません。
29 わたしに彼らをお与えになった父は、すべてにまさって偉大です。だれもわたしの父の御手から彼らを奪い去ることはできません。
30 わたしと父とは一つです。」
ヨハネの福音書10章25-30節
++++++++++
ここで、イエス様が言われたのは何ですか?
それは、私たちがイエス様の声を聞くなら、私たちは、イエス様の羊であり、私たちは永遠の命を受けるのです。

私たちは、このイエス様の御声に聞き従うのです。

さて、イエス様は、ピラトの前で、祭司長や長老達から訴えられました。
しかし、そのような訴えに対して、弁明されませんでした。
++++++++++
12 しかし、祭司長、長老たちから訴えがなされたときは、何もお答えにならなかった。
13 そのとき、ピラトはイエスに言った。「あんなにいろいろとあなたに不利な証言をしているのに、聞こえないのですか。」
14 それでも、イエスは、どんな訴えに対しても一言もお答えにならなかった。それには総督も非常に驚いた。
マタイの福音書27章12-14節
++++++++++
そして、ピラトに対する彼らの訴えはこうでした。
++++++++++
そしてイエスについて訴え始めた。彼らは言った。「この人はわが国民を惑わし、カイザルに税金を納めることを禁じ、自分は王キリストだと言っていることがわかりました。」
ルカの福音書23章2節
++++++++++
カイザルに税金を納めることを禁じている。
自分は王キリストだと言っている。
これが、訴えだったのです。
しかし、それらのことで、有罪とする証拠はありませんでした。

そもそも、彼らがイエス様を連れてきた理由。祭司長や長老達が、有罪と考えた理由はなんだったでしょう。
++++++++++
67 こう言った。「あなたがキリストなら、そうだと言いなさい。」しかしイエスは言われた。「わたしが言っても、あなたがたは決して信じないでしょうし、
68 わたしが尋ねても、あなたがたは決して答えないでしょう。
69 しかし今から後、人の子は、神の大能の右の座に着きます。」
70 彼らはみなで言った。「ではあなたは神の子ですか。」すると、イエスは彼らに「あなたがたの言うとおり、わたしはそれです。」と言われた。
71 すると彼らは「これでもまだ証人が必要でしょうか。私たち自身が彼の口から直接それを聞いたのだから。」と言った。
ルカの福音書22章67-71節
++++++++++
それは、イエス様が、神の大能の右の座に着きます。といわれ、神の子だといわれたことです。
そのことで、彼らは怒り、イエス様を有罪にしたのです。

しかし、当時のユダヤは、ローマの支配下にありましたから、祭司長や、長老達は、誰も死刑にすることが出来ませんでした。
++++++++++
そこでピラトは彼らに言った。「あなたがたがこの人を引き取り、自分たちの律法に従ってさばきなさい。」ユダヤ人たちは彼に言った。「私たちには、だれを死刑にすることも許されてはいません。」
ヨハネの福音書18章31節
++++++++++
そこで、彼らは、ローマの総督ピラトのところに持ち込んだのです。
しかし、彼らが、考えた、神の子であるという証言や、ピラトの前では、死刑となる理由ではありません。

それで、ユダヤの王としてカイザルに逆らい謀反を企てているという理由を挙げたのです。
しかし、イエス様は、そのような事を考えてもおられなかったし、そういう証拠もありませんでした。

ピラトの妻も、
「あの正しい人にはかかわり合わないでください。ゆうべ、私は夢で、あの人のことで苦しいめに会いましたから。」
といって、ピラトを止めようとしました。

ですから、ピラトが、ローマが、イエス様を殺したのではありません。
++++++++++
10 そこで、ピラトはイエスに言った。「あなたは私に話さないのですか。私にはあなたを釈放する権威があり、また十字架につける権威があることを、知らないのですか。」
11 イエスは答えられた。「もしそれが上から与えられているのでなかったら、あなたにはわたしに対して何の権威もありません。ですから、わたしをあなたに渡した者に、もっと大きい罪があるのです。」
12 こういうわけで、ピラトはイエスを釈放しようと努力した。しかし、ユダヤ人たちは激しく叫んで言った。「もしこの人を釈放するなら、あなたはカイザルの味方ではありません。自分を王だとする者はすべて、カイザ
ルにそむくのです。」
ヨハネの福音書19章10-12節
++++++++++
どこまでもユダヤ人たちが、ねたみの為にイエス様を殺そうとしていたのです。

しかし、結局のところ、イエス様はユダヤ人の王という罪状によって十字架につかれました。
それは、何の証拠もなく、そうなったのです。
武器を集めていたわけでもなく、クーデターの証拠は何も無いのに、イエス様は有罪となりました。
そして十字架につかれたのです。

しかし、その審議の中で、最後にピラトが思いついたのは、恩赦でした。
祭りのときには、囚人を恩赦するのが習慣でした。
それで、パラバという囚人とイエス様とを比べさせたのです。

バラバは名の通った囚人です。
++++++++++
バラバとは、都に起こった暴動と人殺しのかどで、牢にはいっていた者である。
ルカの福音書23章19節

すると彼らはみな、また大声をあげて、「この人ではない。バラバだ。」と言った。このバラバは強盗であった。
ヨハネの福音書18章40節
++++++++++
彼は、暴動と人殺し強盗の罪で牢屋に入っていました。
ですから、いくら何でも民衆がイエス様よりバラバを選ぶはずがないと考えました。
しかし、ここで、祭司長や長老達は、群集を説きつけ、バラバの釈放を要求しました。
++++++++++
20 しかし、祭司長、長老たちは、バラバのほうを願うよう、そして、イエスを死刑にするよう、群衆を説きつけた。
21 しかし、総督は彼らに答えて言った。「あなたがたは、ふたりのうちどちらを釈放してほしいのか。」彼らは言った。「バラバだ。」
22 ピラトは彼らに言った。「では、キリストと言われているイエスを私はどのようにしようか。」彼らはいっせいに言った。「十字架につけろ。」
23 だが、ピラトは言った。「あの人がどんな悪い事をしたというのか。」しかし、彼らはますます激しく「十字架につけろ。」と叫び続けた。
マタイの福音書
++++++++++
彼らが求めたのは、イエス様ではなく、バラバだったのです。

バラバはどうなりましたか?
釈放されました。自由になりました。

イエス様が身代わりとなり、牢屋にいたバラバは出ることが出来たのです。

このとき、何かバラバはしたでしょうか?
バラバは何もしていません。
ただ、イエス様はバラバの身代わりになられました。

ですから、皆さん。
イエス様の購いは、無代価です。

あなたの行ないによりません。
ただ、イエス様のあがないによるのです。

さて、結果。ピラトはどうすることも出来なくなりました。
彼は、ローマの権威を帯びていました。
しかし、神の権威の前に、イエス様の権威の前に、何もすることは出来ませんでした。

++++++++++
24 そこでピラトは、自分では手の下しようがなく、かえって暴動になりそうなのを見て、群衆の目の前で水を取り寄せ、手を洗って、言った。「この人の血について、私には責任がない。自分たちで始末するがよ
い。」
25 すると、民衆はみな答えて言った。「その人の血は、私たちや子どもたちの上にかかってもいい。」
26 そこで、ピラトは彼らのためにバラバを釈放し、イエスをむち打ってから、十字架につけるために引き渡した。
マタイの福音書27章24-26節
++++++++++
誰の権威も神様のご計画の前には無力でした。
皆さん。これが、神の力です。神の権威です。

しかし、皆さん。
私たちは、イエス様を取るでしょうか?バラバを取るでしょうか?
なぜ、バラバを取りましたか?それは、イエス様へのねたみという自分のこだわりから目を離せなかったからです。

イエス様をねたんだ結果、彼らは、強盗であり、殺人者であるバラバを選びました。
わたしたちは、どうでしょう。
自分のこだわりのために、神様の与えてくださるものをちゃんと受け取れないことがあるのではないでしょうか?
++++++++++
神が造られた物はみな良い物で、感謝して受けるとき、捨てるべき物は何一つありません。
テモテへの手紙第一4章4節
++++++++++
わたしたちは、自分の考え、自分の立場にこだわります。

しかし、それらは、全て自分自身です。
そうではなく、私たちは、別なところに目を向けなければなりません。
++++++++++
信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。
ヘブル人への手紙12章2節
++++++++++
それは、イエス様です。
皆さん。イエス様に目を向けるなら、そこに解決があります。

皆さん。イエス様は、私たちの祈りを聞いてくださる方です。そして、祈りに答えてくださる方です。
皆さん。信じますか?

あなたを贖って下さった。哀れみ深い主に祈りましょう。

いつもの課題もお祈り下さい。


<祈り>

[[祈りの課題]]・御言葉への応答・イスラエル・エルサレムの為。
・母教会グレイスチャペル、近隣の教会の為。八幡の教会の事件で傷ついた人々の為。
・東邦ビル、牧野、枚方、京阪沿線、淀川と流域の町々、関西、日本、世界の為。
 (テロからの守りの為に。テロリスト達が悔い改める為に)
・日本の政治、大阪府の府政、枚方市の市政が正しく行われるように。 
・台風、ハリケーン、地震、津波等の自然災害、事故、テロの被害者の為。対策と復興の為に。新型のインフルエンザ等からの守りがあるように。備えが出来る様に。
・主がこの日本の子ども達と子ども達にかかわる人々を守って下さる様に。
・シティーチャーチの為、問題を抱えた人々の為、この群れの子どもたちの為。
・日本宣教センター、キッズ&ファミリー・サポート・ミッションの為に。

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シティーチャーチメッセージ20120212 バラバかイエスか 
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